松本の味が堪能できる 10 店

麺匠佐蔵の信州味噌を使ったラーメンは、松本ならではのご当地グルメとして観光客にも大人気。味噌ラーメン好きならチェックせずにはいられない名店の味です。バリエーションがあり、好みのスタイルの味噌ラーメンを選べます。

コクの深いこってり味噌スープに中太麺がしっかりと絡み、箸でほぐせる柔らかチャーシュー、とろみ感のある煮玉子も完璧。長めのメンマのおいしさも話題です。

南山亭 松本駅前店は、上田に本店を持つ韓国料理店の支店。ハンドカットにこだわる肉は、その柔らかさとうまみが特徴的で、本場韓国仕込みのつけだれ、もみだれの味も他店とは一線を画します。

牛肉はミスジやいちぼ、つらみなどの希少部位も含め、さまざまな種類を炭火焼きで食べられ、グルメ派も大満足。地元の信州牛、信州豚、福味鶏がそろい、長野ならではの味覚を堪能したい観光客に喜ばれています。

野麦は、長野県辰野町小野地区の地粉のみを使う石臼挽き、手打ちの九割そばが食べられる繁盛店。開店前からの長い行列、売り切れ次第終了と、ハードルは高いかもしれませんが、そば好きならぜひ押さえておきたい信州そばの名店です。

職人のこだわりが行き届いたそばと箸休めで付く小鉢だけで十分満足感が得られますが、地元の味、はちのこや稲刻菜の漬け物なども注文できます。締めのそば湯までおいしい本物の味を堪能してください。

嘉門次小屋食堂は、名物の囲炉裏で焼く岩魚の塩焼きで広く知られる名店。串刺しにして薪火でじっくりと時間をかけて焼かれる岩魚は、単品でも定食でも味わえます。これに岩魚の骨酒を合わせるのが、大人の楽しみ方。そのほかにも、そば各種、おでん、おしるこなどが食べられます。

食事もさることながら、日本近代登山の父、W. ウエストン夫妻の山案内人、上條嘉門次の山小屋が必見。歴史と風情を感じに山と森の散策を兼ねて出かけたい、とっておきの場所です。

女鳥羽そばは、松本らしい土蔵を生かした風情ある建物で名物の信州そばがゆっくりと食べられる人気の店。海苔、とろろ、抹茶の風味が味わえる「三重そば」が看板メニューです。信州松本産のそばの実のみを使用した手打ちそばはもちろん、薬味から締めのそば湯までおいしいと評判を呼んでいます。

天ぷら、そばがき、そばうす焼き、そば甘味と、注文したくなる料理はほかにも多数。特に馬刺しと鴨ロースは、絶品とうなる人続出です。

HOP FROG CAFE は、自家焙煎のコーヒーとクラフトビールの店。深い知識に裏打ちされた確かなクオリティーとおいしさに、コーヒー党、ビール党の方でなくても、とりこになること請け合いです。

ランチとディナーの時間帯に提供される食事のメニューにも、こだわりが詰まった品々が勢ぞろい。センスが光る週替わりの定食、おまかせプレート、おつまみ各種、モルトパン、スイーツは、どれもビールやコーヒーに合うものばかりです。

小料理 いとう家は、有名人や外国人の利用も多い、女将の人柄と雰囲気の良さが人気の店。地元の旬の食材を使った日替わりの郷土料理は、どれも家庭的でほっとする味わいです。特に馬刺しやおでんは、定番中の定番と言えるでしょう。

そんなつまみの数々に合わせる地酒もまた格別。これまで試したことがなかったという人も、長野の日本酒のおいしさに開眼すること間違いなしです。

満まるは、知る人ぞ知る路地裏の名店。季節の食材を職人の確かな技の光る懐石仕立てで堪能できます。日本酒の品ぞろえも豊富。雰囲気の良い大人の空間は、会食や接待、宴会での利用にもぴったりです。

食材は信州プレミアム牛ほか、地元の清流で育った川魚などもあり、松本の味覚を求める観光客も満足できるはず。地元では新鮮な刺身や魚料理を食べられる貴重な店として重宝されています。

5HORN Dining は、地元で人気の高い洋菓子専門店が展開する、松本パルコ内のカジュアルな洋食店です。開放的で明るい店内は、女性 1 人や子連れでも気軽に入りやすい雰囲気。メニューにはスイーツはもちろん、パスタやピザなどのイタリアンを中心としたおしゃれな料理が並び、女子会やデートにも最適です。

ランチやディナー以外に、お茶や休憩目的で利用する人もたくさん。ケーキセットや季節のフルーツを使ったパフェなど、目移りしてしまう充実ぶりはさすがです。

あや菜は、母娘で営む居酒屋。松本らしい郷土料理のバラエティーの豊富さに加え、アットホームな居心地の良さが評判を呼び、今や全国にファンを持ちます。山菜、きのこ、うさぎ肉や鹿肉などのジビエ、川魚といった地元の食材を、親しみのある家庭料理として味わえます。

特に人気を集めるのは、自家製コロッケや山賊焼き、卵焼きなど。気取らない料理の数々に、観光客も旅先でほっこり安らげるはずです。