上野東照宮は東京の上野公園内にある神社で、徳川家康公をまつる「東照宮」の 1 つです。出世、勝利、健康長寿に特にご利益があるとされており、境内には、金色殿とも呼ばれるきらびやかな社殿のほか、唐門、透塀、銅灯籠、大石鳥居といった国の重要文化財があります。
上野東照宮は、JR 上野駅の公園口から徒歩 5 分とアクセスが便利で、隣の上野動物園をはじめ、数々の博物館と美術館、アメヤ横丁商店街など、近くに多くの見どころがあります。また上野東照宮がある上野公園も、季節ごとの花々で彩られる美しい公園です。博物館巡りに動物園、公園散策、ショッピングと、上野東照宮とあわせて上野の魅力を満喫しましょう。
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上野東照宮の歴史
1625 年、徳川家康公の遺言に従って天海僧正が東叡山 (とうえいざん) 寛永寺を創建。その境内に 1627 年に創建された神社「東照社」が上野東照宮のはじまりです。現在の社殿は 1651 年に三代将軍の徳川家光公によって建て替えられたもので、日光東照宮まではお参りに行けない江戸の人々のために豪華な社殿を建てたと言われています。
上野東照宮は、寛永寺の建物の多くが焼失した上野戦争でも火の手が及ばず、関東大震災でも倒れず、第二次世界大戦中に社殿のすぐ裏に投下された爆弾も不発弾であったというように、なんとも強運に恵まれた神社です。江戸初期に建立された社殿がこれだけの災害を免れて現在に至るのは、奇跡的であると言われています。
上野東照宮の見どころは ?
上野東照宮の見どころは、やはり社殿をはじめとする国の重要文化財。関東大震災でも少しも傾かなかった大石鳥居をくぐって表参道を進むと、きらびやかな唐門が見えてきます。その手前両側には、徳川御三家と諸大名から寄進・奉納された 48 基の銅灯籠が立っています。唐門の扉の両脇には昇り龍と降り龍の彫刻があり、毎晩不忍池の水を飲みに行くとか。左手の拝観入り口を通って色鮮やかな彫刻が美しい透塀沿いに進むと、金ぱくと黒漆、彫刻で豪華に装飾された社殿を目の前に見ることができます。
上野東照宮では、お守りも要チェック。パンダの御守や子だぬき守、手塚治虫のユニコの御守など、かわいらしいお守りが授与されています。
上野東照宮のもう 1 つの見どころ
上野東照宮の敷地内には、ぼたん苑 (えん) があります。1980 年に日中友好を記念して開苑されたもので、回遊式の日本庭園に 500 株を超えるさまざまな品種のぼたんが咲き誇ります。苑内からは旧寛永寺五重塔や上野東照宮の石灯籠を眺めることができ、大都会東京にいながら江戸風情の中で美しいぼたんを鑑賞できます。
上野東照宮のぼたん苑は、ぼたんの見頃に合わせて 1 月 1 日 ~ 2 月中旬の「冬ぼたん」、4 月中旬 ~ 5 月中旬の「春のぼたん祭」、9 月下旬 ~ 10 月下旬の「ダリア綾 (あや) なす秋の園」の会期中に公開されます。上野東照宮を参拝した後は、会期ごとに装いが変わるぼたん苑もぜひお楽しみください。
東京の上野東照宮
所在地 : 〒110-0007 日本 - 東京都台東区上野公園 9-88
電話番号 : +81 (0)3-3822-3455