全国のおすすめ避暑地 トップ 10

北海道、「富良野」は夏の避暑地として有名な場所の1つ。その魅力はとても一言では語りつくせませんが、まず外せないのが「四季彩の丘」。夏のひまわり畑を始め、四季折々の花が咲いており、トラクターバスで畑内を周遊したり、自分でもバギーやカートを運転して回ったりすることができます。そしてよく富良野の写真で見かけるのが「青い池」。美瑛駅から白銀温泉に行く途中にある池ですが、季節や時間、天気によって色が変わり、その幻想的な風景に観光地として人気が高まっています。「雲海テラス」、「富良野チーズ工房」、「白ひげの滝」など、他にも見どころがたくさんの「富良野」。夏の避暑に少し長めの期間を取って、あちこちに足を伸ばされることをおすすめします。

「洞爺湖」は日本で 9 番目に大きな北海道にある湖。周囲に昭和新山、有珠山、羊蹄山を望み、南西岸には洞爺湖温泉、旅館やホテルが林立する夏の避暑地として人気のスポットです。洞爺湖は有珠山に登って上から見下ろすこともできますが、おすすめなのは、湖を渡る爽やかな風を体感できるクルーズ。洞爺湖からは多くの遊覧船が出ており、湖内に位置する 4 つの無人島を巡るツアーが楽しめます。唯一、下船可能な大島には「洞爺湖森林博物館」があり、森の中で森林浴することもできます。クルーズ下船後には、湖畔を取り囲むように設置されている散歩道をぜひ歩いてみてください。「洞爺湖八景」に指定されているスポットが多く点在し、「洞爺湖」の魅力を余すところなく鑑賞できます。

「函館」はこれまで何度も「日本で最も魅力的な年」に選ばれてきた町。1859 年の箱館開港以来、西洋文化をいち早く取り入れてきた歴史があり、そのレトロな街並みが函館独特の雰囲気を醸し出しています。「はこだて明治館」や「金森赤レンガ倉庫」では、その歴史の一端に触れることができるでしょう。また「函館山ロープウェイ」で函館山の山頂に赴くと、宝石を散りばめたかのような函館の町の夜景を眺めることができます。思わず息を呑むような景色に「世界三大夜景」の 1 つと言われるのも納得。また函館には、サーファーに人気の「銚子海岸」や、古くからの温泉街である「湯川」、旬の味覚が楽しめる「函館朝市」など見逃せないスポットがいっぱいです。

青森県の有名な夏の避暑地と言うと、真っ先に挙げられるのが「十和田湖・奥入瀬渓流」でしょう。「十和田湖」は噴火によってできた陥没に、雨水が貯まってできたカルデラ湖。コバルトブルーの美しい水をたたえた湖は人を魅了して止みません。周りには豊かな木々をたくわえ、四季を通して一年中深緑や紅葉を見ることができ、訪れる人に深い感動を与えます。また、「奥入瀬渓流」は十和田湖から流れ出る川が作り出す渓流で、特別名勝・天然記念物として国の指定を受けています。渓流沿いには車道と遊歩道が整備されているため、川のせせらぎを聞きながら、木々のトンネルを散策したり、滝の迫力を感じたりができます。この涼しい渓流のそばで、夏のひと時をゆったりとお過ごしください。

群馬県の「草津温泉」は日本を代表する名泉 (名湯) の 1 つ。「恋の病以外効かぬ病はない」と言い伝えがあるほど、殺菌力の強い源泉が町のあちこちから湧き出ています。無料で湯めぐりができたり、地域のおしゃれなカフェやホテルでくつろいだりできる大人気の観光スポットです。温泉と言うと冬がベストシーズンのように思われがちですが、実は夏こそがおすすめのシーズン。というのも、草津の夏は雪がないため、あちこちの観光スポットにアクセスが容易で、最高気温も摂氏 18 度と爽やかに過ごせるからです。また、草津白根山などハイキングスポットにも恵まれており、野外での散歩なども楽しめます。草津温泉の深緑に包まれた露天風呂をゆっくり堪能してはいかがでしょうか ?

観光地として有名でありながら、同時に自然の宝庫としても名高い「上高地」。その自然の雄大さを感じられる景観の美しさで特別名勝・特別天然記念物に指定されています。この 2 つの称号を同時に与えられているのは、富山県の黒部峡谷と上高地だけということで、その希少さを伺い知ることができますね。夏の「上高地」は過ごしやすい気候で、いろいろな場所に出向くのに最高の季節。多くの見どころの中でも「河童橋」はマストです。この木製の吊り橋からは、透明度の高い桂川の渓流や、穂高連峰や焼岳を望むフォトジェニックな風景を見渡せます。また、「河童橋」から約 4 km、ハイキングをしながら行ける「大正池」にもぜひお立ち寄りください。その神秘的な風景が、多くのメディアでも取り上げられている人気のスポットです。

温泉地で有名な「箱根」は、快適な気温で過ごすことができる夏の避暑地としても知られています。山間地にある「箱根」は、箱根湯本で 108 m、強羅付近は 553 m と標高が高く、暑く湿気の多い都心部とは違って快適な気温で過ごすことができます。夏に楽しめるアクティビティーとしては、「仙石原」へのハイキングや、「芦ノ湖」の遊覧船クルーズはいかがでしょうか ? 「仙石原」は金時山の麓に広がる標高 700m の高原で、箱根の中でも特に自然の風景を堪能できる場所。ミュージアムを併設したカフェや美術館が多いことも特徴です。「芦ノ湖」では、爽やかな風を切って走る遊覧船や海賊船に乗って、夏の暑さを忘れましょう。「箱根」はまた、富士山を見ることができる絶好の写真スポットとしても人気があります。

都心からのアクセスが良く、夏の避暑地として人気のある「那須高原」。豊かな深緑に包まれて、子供から大人まで皆が楽しめるスポットがいっぱいです。「南ヶ丘牧場」では、乗馬や「動物ふれあい広場」で実際に動物と接する場が設けられ、牧場の搾りたての牛乳を使ってのアイスクリーム作りや、マス釣りも楽しめます。「小さな緑のインテリア 芦屋」では、自由にミニ盆栽、苔玉、苔テラリウムを作ることができ、お土産にも最適。また、那須高原を囲む那須連山の那須岳 (茶臼岳) では、「那須ロープウェイ」で 9 合目までの道中の景色を堪能できます。徒歩で 30 分ほどの残り 1 合を登りきると、約 1,915 m の頂上から那須高原一帯を見下ろすことができ、爽やかな汗をかいた後のその絶景は格別です。

「奥多摩」は、東京都心から電車とバスで約2時間半のところにある、アクセスの良い観光スポット。「ここが東京 ?」と驚くほどの、山、川、湖、渓谷の大自然を存分に楽しめます。「奥多摩湖」は、多摩川を小河内ダムによってせき止めた人造湖ですが、周囲を山々に囲まれ、夏の深緑など四季折々の景色を堪能できます。湖に掛けられている「ドラム缶橋」は、ゆらゆら揺れてスリル満点。また、「梅沢三滝」と呼ばれる「三ツ釜ノ滝」、「ネジレノ滝」、「大滝」では、それぞれ特色のある滝を鑑賞し、奥多摩の醍醐味を味わいましょう。「三頭山」は御前山、大岳山と並ぶ奥多摩三山の 1 つ。初心者でも登ることができ、頂上からは富士山や雲取山も眺められるとあって、人気の高いスポットです。

「阿蘇山」とは、高岳、根子岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の「阿蘇五岳」と「外輪山」を総称する名称。しかし一般的に「阿蘇山」というと、中岳火口見物を思い浮かべる人が多いようです。地鳴りとともに激しく噴煙を噴き上げる様子や火口の溶岩壁は迫力があり、自然の力を感じる大人気のスポットです。反面、千里ヶ浜火山の火口跡である「草千里」は、緑の草が広がるとても穏やかで美しい景観。牛の放牧などもあり、家族連れや団体の観光客に人気です。広大な「阿蘇山」には、このような火口以外にも、多くの見逃せないスポットがあります。キャンプ場や各種スポーツのアクティビティー施設、「長寿ヶ丘公苑」や「仙酔峡」などの花の見どころなど、夏を過ごすのにぴったりの場所です。