この記事では、九州最大の都市で忘れられない楽しい休暇を過ごすために押さえておきたい基本情報を紹介します。これを読めば、現地の気候や観光におすすめの時期などがわかります。現地に効率的にアクセスする方法や、到着後の市内の移動手段の予習にもお役立てください。
地元の行事やイベントに参加したり観光名所を訪れたりすることで、福岡の豊かな歴史と文化を実感できます。この記事では、特に見逃せないものをいくつか取り上げています。福岡旅行を満喫するために、ぜひご一読ください。
福岡旅行におすすめの時期
- 福岡の気候は季節によって異なります。夏の平均気温は約 28°C、冬の気温は約 7°C です。
- 福岡で最も雨が多い時期は 7 月で、月の平均降水量は 34.5 cm、1 日の降水確率は平均 34% です。6 月と 8 月も他の月よりも雨が多い傾向があり、梅雨から夏にかけては多湿となります。
- 福岡が最も暑くなるのは 8 月で、平均最高気温は 32.7°C です。6 月と 7 月の最高気温は平均 30°C 前後です。
- 最も雨が多い季節とはいえ、温暖でさまざまなアクティビティが楽しめる夏は、旅行者に最も人気があります。また、秋と春も混雑せず快適に過ごせます。
福岡の基本情報
- 電源プラグの種類 : 福岡を含む日本のプラグタイプは A です。
- 電気 : 日本の標準電圧は 100 V、周波数は 50 / 60 Hz です。
- 通貨 : 日本円を使用します。
- 国際電話番号 : 日本の国際電話番号は +81 です。
- 緊急通報用電話番号 : 福岡を含む日本での緊急時には、警察は 110、消防・救急は 119 に電話をかけます。
福岡市内への入り方
福岡は日本屈指の大都市なので、東京からのアクセスは簡単です。また、海外から東京を経由せずに直接福岡に到着する方法もあります。ただし、一部の国際線直行便は季節運航です。
空港
博多駅から東へわずか 3 km の場所にある福岡空港が、市内に最も近い空港です。東京だけでなく、国内各地、さらには中国や東南アジアの複数の都市からの直行便が就航しています。ヘルシンキからの季節運航便もあり、英国などからの観光客に重宝されています。
主要駅
福岡市の主要駅である博多駅は、東京をはじめ全国各地と結ばれています。東海道・山陽新幹線を使えば、東京までの所要時間は合計でたった 5 時間ほどです。ただし「のぞみ」以外の新幹線を利用する場合は、新大阪駅で乗り換える必要があるため、所要時間は少々長くなります。
港
船で福岡を訪れる場合、関東 (横須賀) と新門司フェリーターミナルを結ぶフェリーが毎日運航しています。ただし、そこから福岡市までは約 90 分の距離です。一方、韓国の釜山 (プサン) と福岡を直接結ぶフェリーもあります。
福岡市内の移動方法
旅行のヒント
福岡の公共交通機関は充実しており、レンタカーのほか、地下鉄や路線バスも市内の移動に利用できます。地域の電車やバスで使えるプリペイドカードがありますが、割安になるわけではありません。ただ、非常に便利です。訪日外国人専用の 1 日フリー乗車券「FUKUOKA TOURIST CITY PASS」は、市内のほとんどすべての電車とバスで利用できるだけでなく、一部の観光施設に割引料金で入場できます。地下鉄 1 日乗車券は誰でも利用でき、640 円で市内地下鉄全線が終日乗り放題になります。
地下鉄
福岡市には、福岡空港、天神、博多を主要駅として広範囲に及ぶ地下鉄網があります。市の最も中心に位置する天神駅には、3 路線ある地下鉄の全線が通っています。地下鉄は、毎日早朝から、最も遅くて深夜 0 時 25 分まで運行しています。
タクシーおよびライドシェアアプリ
タクシーは福岡市全域を走っており、駅前や空港近くでは特に目立ちます。もちろん、街のどこにいてもタクシーを呼ぶことができます。日本にはチップの習慣がないので、表示された料金以上の金額をドライバーに渡す必要はありません。タクシー会社がきちんとお給料を支払っているのでご心配なく。Uber などのライドシェアアプリも利用できますが、現地で最も人気があるタクシー配車アプリは JapanTaxi です。
路線バス
福岡エリアでは低料金の均一運賃バスをはじめとする多数のバスが運行しています。運行本数も多いので便利です。観光向けの 2 階建てオープントップバスも運行しており、移動しながら景色を楽しむことができます。
レンタカー
市内全域に営業所があるレンタカーを利用すれば、時間を気にすることなく自分のペースで街を楽しむことができます。必要なのは、18 歳以上で、有効な運転免許証を持っていることだけです。福岡にはたくさんの駐車場がありますが、通常は有料です。
レンタル自転車
サイクリングコースは福岡市内、さらに福岡県全域に点在しているため、自転車は便利な移動手段です。ただし、長距離になる場合もあるので、体力に自信がある人だけの選択肢でしょう。市内各地で自転車をレンタルできるので、利用は簡単です。
フェリーボート
市の中心部近く、湾の南岸にある博多ふ頭と、湾の北側にある西戸崎港を結ぶ渡船が定期運航しています。
写真提供 R34SkylineGT-R V-SpecⅡNür (CC BY-SA 3.0) 修正済
福岡で人気の祭りや年中行事
博多どんたく港まつり
- 開催時期 : 5 月
- 内容 : 博多どんたく港まつりは、800 年以上の伝統を誇る全国最大級のお祭りで、毎年平均 200 万人を超える見物客が訪れます。さまざまなグループによる演舞やその衣装、そしてパレードが見どころです。開催期間の 2 日間に舞台で踊りや芸能が披露され、屋台の出店もあります。
- 場所 : 市内全域
博多祇園山笠
- 開催時期 : 7 月
- 内容 : 半月にわたって開催される博多祇園山笠は、約 5 km のコースを山笠を担いだ「舁き手」たちが走り、速さを競う「追い山」でクライマックスを迎えます。「追い山」で使われる「舁き山笠」とは別に、大きなものでは高さ 10 m を超える展示用の「飾り山笠」もあります。昔は高い山笠を舁いて (担いで) 走っていましたが、電線の敷設に伴い「舁き山笠」と「飾り山笠」が分けられるようになりました。
- 場所 : 櫛田神社と博多区一帯
放生会
- 開催時期 : 9 月
- 内容 : 放生会は、捕らえた生き物を池や野に放し、あらゆる生き物の霊を慰める神事です。一般的には「ほうじょうえ」と読みますが、1000 年以上の歴史を持つ筥崎宮の放生会は地元の人に「ほうじょうや」と呼ばれています。現代では、海岸までの参道一帯に軒を連ねる露店も祭りの目玉となっています。
- 場所 : 筥崎宮
福岡の主な観光スポット
櫛田神社
天照皇大神や須佐之男命をまつる櫛田神社は、福岡市の代表的な神社のひとつです。創建は 757 年にさかのぼりますが、現在の建物はそれよりもずっと新しいものです。普段は荘厳な建物と静かな環境を楽しめますが、7 月にここを訪れると博多祇園山笠を見物できます。
吉野ヶ里歴史公園
吉野ヶ里歴史公園を訪れて、紀元前 5 世紀から紀元後 3 世紀までの弥生時代の集落の全貌がわかる見事な遺跡を見学しましょう。竪穴住居、墳丘墓、高床建物なども復元展示されており、この地域の歴史について貴重な知識を得ることができます。
筥崎宮
筥崎宮は福岡の有名な神社です。創建は 923 年ですが、後の元寇や兵乱で大きな被害を受けました。幸いなことに、そのたびに再建され、八幡大神をまつる美しい社殿建築として存在感を放っています。毎年 1 月には玉取祭 (玉せせり)、9 月には放生会が開かれます。
福岡城跡
福岡城跡は「舞鶴城」とも呼ばれた江戸時代の城の遺構で、付近一帯が「舞鶴公園」として整備されています。当時の姿を今に伝える城壁や櫓を、春の桜や夏の青葉など、周囲を鮮やかに彩る草木が引き立てています。一部の門や建物は復元されたものです。
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