札幌から出かけるロードトリップ トップ 10

札幌から日帰りもできる小樽は、北海道観光では外せない風情ある港町。札幌とはまた異なる景観、文化、食べ物が楽しめます。都会と違って穏やかな空気と時間が流れる中、自然豊かな環境で温泉やグルメ、アウトドア アクティビティーを満喫できることでしょう。

何より、小樽のノスタルジックな運河の風景は旅情に浸れること間違いなし。歴史深い小樽港も、海と夜景の相乗効果で雰囲気満点です。オルゴール、ガラス細工など、工芸品をお土産に買い求めるのも良いでしょう。

温泉街で知られる登別は、地獄谷と呼ばれる火山活動によってできた火口跡など見どころが豊富です。透明度の高さで知られる倶多楽湖、展望台から山と湖の大パノラマが広がるオロフレ峠、紅葉の名所として人気の新登別大橋も、多くの観光客が訪れています。

北海道らしい風景を眺めるには、まさに絶好のドライブ先。硫黄の匂いに包まれながら、森林浴で心身ともに癒されましょう。

札幌市中心部から 1 時間ほどのドライブで、景勝地の宝庫にして古くから温泉が湧く定山渓にたどり着きます。紅葉に染まる定山渓散策路や豊平峡ダムの美しさは格別で、多くの観光客でにぎわいます。日帰り温泉を提供する宿も豊富ですが、ゆっくり滞在しておいしい食事を楽しむのもおすすめです。

無料の足湯を回ったり、街中の河童アートを楽しんだり、温泉街の散策もいろんな発見がいっぱいです。

移築、復元された北海道開拓時代の建物群が見どころとなっている野外博物館。当時の開拓村をしのばせるレトロな風景が園内に広がります。村内を走る夏の馬車鉄道、冬の馬そりも名物となっており、乗車体験は北海道らしい素敵な旅の思い出になることでしょう。

漁村や山村も再現され、明治の頃の日本人の暮らしが垣間見えます。お手玉やメンコ遊び、竹馬など懐かしい伝統遊具で遊ぶこともできます。

北海道の先住民族、アイヌの人々はアイヌ語やカムイ信仰、古式舞踊、木彫りの工芸など独自の文化を現代まで発展させてきました。ウポポイは、そうしたアイヌ文化、歴史をわかりやすく展示し、発信する空間となっています。

国立民族共生公園、国立アイヌ民族博物館、慰霊施設などを巡り、伝統芸能体験や工芸制作を通して、その奥深い文化を体感してみましょう。園内には伝統料理を試せるレストランやカフェもあり、普段はなかなか食べられない珍しいメニューが並びます。

札幌市を一望できる藻岩山。山頂展望台には、もいわ山麓駅からロープウェイで上ることができ、駐車場も完備しています。遠くまで広がる石狩平野の絶景に、誰もが興奮すること間違いなしです。札幌の街灯りがきらめく夜の眺めは宝石箱を開けたような美しさで、日本新三大夜景として長崎や北九州と肩を並べます。

冬はスキー専用の10 コースのゲレンデがオープン。ナイター滑走しながら、夜景を楽しむこともできます。

2008 年のサミット開催以降、リゾート地としての人気が定着しつつある洞爺湖。そして、日本最北の不凍湖で圧倒的な透明度の高さを誇る支笏湖。この二大カルデラ湖と火山活動のある有珠山などの火口を擁するのが支笏洞爺国立公園です。羊蹄山を始めとする山々の雄姿が望め、湖畔を回るハイキングやサイクリング、カヌーなどの水上アクティビティーは多くの観光客を魅了します。

湖と山の絶景を望む温泉宿も豊富。北海道ならではのおいしい食事も楽しめます。

名作ドラマ「北の国から」の舞台としておなじみの富良野は、札幌からの日帰り観光もかなうロードトリップにぴったりの町です。ドラマで使われた建物やロケ地はもちろん、初夏のラベンダー畑も有名。自然豊かな土地で、アイスクリームや採れたてのフルーツ、野菜、ワインなど、おいしいご当地グルメに感動しながら北海道らしい絶景を望めます。

冬はスキーリゾートとして人気を集めており、富良野温泉の名湯と併せて楽しめます。

札幌から小樽を経由し、さらに足を延ばすと積丹半島へドライブ旅行ができます。積丹ブルーと名高い美しい海では、沖合でのダイビングやスノーケリングが盛んです。神威岬は遊歩道からつながる先端で絶景を望め、源義経の伝説が残る神威岩と併せて訪れる人が後を絶ちません。

清々しい北海道の海風をたっぷり味わったら、お腹を満たすことも忘れずに。名物の生ウニは、豪快に山盛りにした丼で楽しみましょう。

積丹半島付け根に位置する余市は、ニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社創業の地。NHK 朝の連続ドラマ「マッサン」でその生涯が注目された竹鶴政孝は日本のウイスキーの父と呼ばれ、余市で夢を実現しました。その歴史を余市蒸留所が今に伝えます。

施設見学のあとは、道の駅や市街の散策を楽しみましょう。フゴッペ洞窟やシリパ岬など、見どころはたくさんあります。