山奥の秘湯や海に面した絶景露天風呂、大地の恵みがたっぷりの源泉かけ流しの湯など、日本全国には様々な温泉があります。癒しの湯と地産の食材を使ったおいしい料理、子供も大人も楽しめる各種レクリエーションを提供してくれる温泉地は、時代を超えて愛され続ける旅の目的地です。次の休日は温泉でのんびり過ごしませんか ? 温泉地には、家族旅行にも、ひとり旅にもぴったりの宿があります。日本の名湯をめぐる旅をお楽しみください。

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    熱海 (静岡県)

    徳川家康も訪れた由緒ある温泉リゾート

    熱海 (静岡県)
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    交通のアクセスが良く、年間を通して行われる花火大会や海岸線を彩る夜景、ライトアップされたビーチをはじめとする見どころ満載の熱海は、日本を代表する温泉地です。熱海温泉は湯量が豊富なため、街のいたる所で源泉かけ流し温泉が楽しめるのも魅力。湯あたりが柔らかく美肌効果も期待できます。 江戸時代には徳川家康が湯治に訪れ、明治時代以降は、数多くの政財界の重鎮や文化人が別荘を構えた由緒ある保養地、熱海。熱海駅前にある天然温泉の足湯「家康の湯」や「熱海七湯」と呼ばれる7 か所の源泉を巡れば、熱海の歴史を肌で感じることができるでしょう。名建築で熱海の歴史をたどるなら、熱海三大別荘のひとつ「起雲閣」や、ドイツ人建築家ブルーノ タウトが設計した「旧日向別邸」を訪ねてください。

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    伊東 (静岡県)

    海と温泉が同時に楽しめる贅沢

    伊東 (静岡県)
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    静岡県の伊東温泉は海に面した人気の温泉地です。青い海に溶け込むインフィニティ露天風呂も、ここでは夢ではありません。また市内のあちこちに足湯や手湯の施設があるので、散策に疲れたら部分入浴でリフレッシュも可能。伊東の駅前通りにある「お湯かけ七福神」は、お湯をかけると願いを叶えてくれると言われているので是非お試しください。 伊東といえば相模湾で獲れた海の幸も、楽しみのひとつ。新鮮なお刺身や魚料理に舌鼓を打った後は、地元産の干物や魚介類を加工したご当地グルメをお土産に。温暖な伊東では柑橘類が良く育つため、収穫の時期には採れたての温州みかんやデコポンなどが味えます。伊東の海と温泉と味覚を堪能して、五感に贅沢三昧させてあげるのもたまにはいいものです。

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    鬼怒川 (栃木県)

    美しい渓谷と湯けむりに包まれた癒しの地

    鬼怒川 (栃木県)
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    鬼怒川温泉は、世界遺産日光東照宮で知られる栃木県有数の観光地、日光市にあります。都内から容易にアクセスできることから、昔から「関東の奥座敷」として親しまれ、鬼怒川渓谷の美しい自然と疲労回復や健康増進などに効くと評判のアルカリ性単純温泉で湯治客を癒してきました。 紅葉を見ながら楽しむ温泉は格別ですが、冬至の頃には、栃木産のゆずをお風呂に浮かべた「ゆず湯」も人気。鬼怒川周辺には江戸ワンダーランドや東部ワールドスクウェアなどのテーマパーク、華厳の滝、中禅寺湖などの名所もあるので、春夏秋冬、お年寄りからお子様まで楽しめます。

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    湯河原 (神奈川県)

    日帰りにも週末旅行にもおすすめの温泉と美食の町

    湯河原 (神奈川県)
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    車でも鉄道でもアクセスしやすい湯河原は、のんびりしたい週末や家族の記念日などにおすすめの温泉地です。効能が多いとされる弱アルカリ性の泉質で名湯と称えられ、古くから谷崎潤一郎や芥川龍之介をはじめとする文人墨客に愛されてきました。湯河原を訪れたらまずは高さ 15 メートルの迫力溢れる不動滝を訪れて、マイナスイオンをたっぷり浴びましょう。近くのお茶屋さんで足湯につかりながら滝を眺めることもできます。 日帰り温泉施設や温泉旅館で入浴を楽しんだ後は、美食も堪能してください。なかなか予約がとれない鮨店や、森の中に佇むレストラン、ボリュームある丼物で人気の食堂、和菓子づくりが体験できる甘味処など、あらゆる好みと空腹を満足させてくれるでしょう。

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    草津 (群馬県)

    誉れ高き名湯で心と体をリフレッシュ

    草津 (群馬県)
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    江戸時代の温泉番付でトップの「東の大関」に選ばれ、今も全国温泉ランキングで首位の座を守り続ける草津温泉。その人気の秘密は、恋の病以外ならどんな病にも効くと謳われた弱酸性の泉質と毎分 3 万 2000 リットルの豊富な湯量だけではありません。 高原にある草津では、冬はスキーをはじめとするウィンタースポーツが楽しめます。暖かい季節はハイキングや浴衣姿で散策を。町の中心部にある草津のシンボル「湯畑」で湯滝と湯けむりを背景に記念撮影もお忘れなく。360 度の絶景を眺めることができる逢の峰展望台、グラススキーやパターゴルフができる天狗山などに足を延ばしてアクティブに過ごした後は、草津の湯で疲れを癒してください。

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    南紀白浜 (和歌山県)

    温泉で海外のビーチリゾート気分を満喫

    南紀白浜 (和歌山県)
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    海に向い、陽光を浴びながらホテルが林立する南紀白浜は、まるで海外のビーチリゾートのような風景です。と言っても日本の三古湯にも数えられる由緒正しい温泉地。白浜町内には波打ち際の「崎の湯」や水着で入れる温泉露天風呂「しらすな」など、海を見ながら温泉に入れる公共の温泉施設が点在しています。 白浜の名の由来となった全長約 620 メートルの白砂のビーチでは、夏に海水浴が楽しめる他、シーサイドイルミネーションやドライブイン シアターなど、例年、様々なイベントが開催されています。白浜観光のもうひとつの目玉と言えばパンダ。ジャイアントパンダがいるアドベンチャーワールドは動物と自然に親しむことができる場所です。

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    別府 (大分県)

    市内随所から温泉が湧き出る九州きっての温泉都市

    別府 (大分県)
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    別府八湯と呼ばれる 8 か所の温泉郷を中心とする別府温泉は、「日本一のおんせん県」を自負する大分県別府市にあります。実際、市内には様々に泉質の異なる約 2,000 もの源泉があり、随所に公共の温泉施設が設けられています。 別府温泉を究めるなら約 140 の温泉が参加する「別府八湯温泉道」の施設を巡ってスタンプを集める「湯遍路」に挑戦してみませんか ? 湯あたりが心配という方は、早朝から入れる温泉に出かけたり、肌に良い成分がたっぷりの美人湯巡り、ビーチで温かい砂に包まれる砂湯などをお楽しみください。刺激を求めるなら、特異な風景で国の名勝に指定されている 7 か所の温泉「地獄巡り」を検討してください。

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    有馬 (兵庫県)

    大地がもたらす癒しの湯と四季折々の料理が自慢

    有馬 (兵庫県)
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    春には桜、夏は避暑、秋に紅葉、冬になれば雪景色が楽しめる有馬温泉は、「関西の奥座敷」と呼ばれて古くから親しまれてきた兵庫県の名湯です。鉄分を含み保湿効果が高い「金泉」と、炭酸が身体を芯から温めてくれる「銀泉」のふたつの源泉は有馬の名物。公共の外湯「金の湯」と「銀の湯」で、その違いを比べてみてください。 有馬温泉は料理自慢の宿が多いことでも知られています。神戸牛や海の幸、旬の食材を使った料理を目当てに訪れる人もかなりの数。温泉街を歩けばブランド牛のハンバーガーや揚げたてのビーフコロッケ、昔ながらの手法で作られた炭酸泉せんべい、和洋様々なスイーツなど次から次へとおいしい誘惑に遭遇します。

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    定山渓 (北海道)

    屋外アクティビティーと温泉を満喫できる人気温泉

    定山渓 (北海道)
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    札幌から約 1 時間でアクセスできる定山渓温泉は、支笏洞爺国立公園内にある温泉地です。北海道の雄大な自然に囲まれて乗馬やテニス、カヌー、スキーをはじめとする屋外アクティビティーが年中楽しめるため、国内外の旅行者に人気があります。四季を通して美しい風景も魅力で、特に秋の紅葉は圧巻です。 定山渓に行ったら、その名の由来となった定山和尚ゆかりの定山渓神社にもお立ち寄りください。一年中イルミネーションで飾られた温泉街には「湯けむりルミナ」と呼ばれるインスタ映えスポットがいくつかあるので、夜の散歩もお忘れなく。また定山源泉公園には定山渓で一番大きな足湯や、温泉たまごを作ることができる「おんたまの湯」もあります。

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    道後 (愛媛県)

    四国きっての歴史ある温泉街で文学散歩を

    道後 (愛媛県)
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    愛媛県松山市の道後温泉は 3000 年の歴史を誇る古湯であり、夏目漱石の小説の舞台としても知られています。道後を訪れたら、まずは漱石の小説『ぼっちゃん』に描かれた「道後温泉本館」の前で旅の記念撮影を。別館の「飛鳥乃湯泉」は聖徳太子が訪れたという伝説にちなみ飛鳥様式をとり入れた建物で、大浴場の他、本館の皇室専用浴室を再現した特別浴室などがあります。 商店街にある「椿の湯」は市民に親しまれている公共入浴施設で、道後自慢の無加温、無加水の源泉かけ流しの湯が楽しめます。道後温泉駅前の「坊ちゃんからくり時計」、「坊ちゃん列車」も漱石ファンなら見逃せません。松山出身の俳人、正岡子規の記念博物館も訪ねて文学散歩をお楽しみください。

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