誰もがあのグリコの看板を思い浮かべる道頓堀は、大阪ミナミの繁華街。大阪の中心を東西に流れる道頓堀川沿いの通りに多くの飲食店がひしめきあっています。

「天下の台所」と言われた大阪のここ道頓堀では、名物のたこ焼き、お好み焼きをはじめ、てっちり、ラーメン、カレーに寿司、串揚げ、焼き肉、ステーキと、思いつくかぎりのものが食べられます。さらにドン・キホーテの大観覧車「えびすタワー」に名物キャラ「くいだおれ太郎」のグッズショップ、リバーウォークにリバークルーズもあって、もうここは食のテーマパークさながら。カメラを片手に空腹を抱えて、さぁさっそく出かけましょう。

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道頓堀の見どころは ?

大阪の食い倒れ文化を象徴する道頓堀の見どころは、やっぱり「食」。まずは大阪名物だけあって多数のお店があるたこ焼きです。オーソドックスなものから、飛び出るほど大きなタコが入ったものや、梅しそ、ペペロンチーノ風といったアレンジしたものまで、いろいろなたこ焼きを味わえます。白醤油だしで食べる「かにすき」や卓上コンロで焼くホタテなど、海鮮料理もおすすめです。

食事の後はデザートも。「りくろーおじさんの店」のチーズケーキや大阪名物のミックスジュースに、エッグタルトやまったりプリンなど、道頓堀にはおいしいスイーツのお店も充実しています。「食い倒れ」とは、飲み食いに明け暮れて財産をなくすこと。そこまではいかないにしても、大阪の食い倒れ文化を存分に満喫してください。

道頓堀の由来

さてこの道頓堀、江戸時代の 1612 年に大阪商人、安井道頓 (やすいどうとん) が開削に着手したのがことの始まり。道頓は大阪夏の陣で戦死しますが、その後いとこの道卜 (どうぼく) が工事を引き継ぎ、1615 年に運河が完成。開削者である道頓の功績を称えて「道頓堀」と名付けられたそうです。

その後 1626 年頃から次々と芝居小屋が道頓堀に誘致され、17 世紀後半以降、「道頓堀五座」と呼ばれる角座、浪花座、中座、朝日座、弁天座が通りの南側に次々とオープン。通りの北側には、船で着いた見物客をもてなすための芝居茶屋が誕生していき、日本最大の劇場街として賑わいました。平成 11 年 (1999 年) の中座の閉館を最後に「五座」は姿を消し、今では大阪有数の繁華街として賑わっています。

道頓堀のその他の見どころ

「食」が見どころの道頓堀ですが、最近では「水の都大阪」を再生しようと道頓堀川沿いに遊歩道「とんぼりリバーウォーク」が整備され、毎年さまざまなイベントが開催されています。また北岸のドン・キホーテ前から乗れる「とんぼりリバークルーズ」では、道頓堀の眺望を約 20 分間、川からゆっくりと楽しむことができます。

さらに注目はド派手な看板。2020 年に “手術” で 4 日ほど脚が 2 本なかった「かに道楽」の巨大なカニや、2008 年の「大阪名物くいだおれ」の閉店とともに一度姿を消し、翌年、中座くいだおれビルのオープンとともに復活した「くいだおれ太郎」など、道頓堀を彩る巨大看板やキャラクターも食事の合間にぜひチェックしてみてください。

大阪道頓堀

所在地 : 〒542-0071 日本 - 大阪府大阪市中央区道頓堀 1 丁目