東京のおすすめレストラン 10 選

ブッシュ元大統領と小泉元首相の歴史的な「居酒屋会談」が行われ、映画「Kill Bill」のシーンのモデルにもなり、世界的に有名な権八。

そば、串焼き、天ぷらなどの和食を、古き良き日本を思わせる趣向を凝らした店内で楽しむことができます。そばは厳選したそば粉を毎朝石臼で丁寧に挽き、それを職人が手打ちしたもの。串焼きは備長炭で丁寧に焼き上げ、天ぷらはもちろん揚げたての熱々。「権八」の名前は歌舞伎の登場人物に由来しています。西麻布の本店の他、浅草やお台場にも支店があります。

1965 年創業。東京銀座に本店を置いている高級寿司店です。

四季折々の旬のネタを丁寧に下ごしらえし、お客が予約した来店時間に合わせて飯を炊き上げ、吟味した酢と合わせた酢飯で握る江戸前の握り寿司。シンプルだからこそ、ごまかしが利かない。そんな職人気質の店主の姿勢が高い評価を得て、米国ではドキュメンタリー映画が作られ、この店で安倍元首相がオバマ元大統領をもてなしたことなどから世界的に有名な寿司店となりました。メニューはおまかせのみ。完全予約制です。

創業は 1805 年。江戸時代の後期まで遡ります。世界的に有名な秋葉原の街がすぐ隣にあるとは思えない古風な日本家屋の店舗です。

注文してから鰻を捌き、調理するため、鰻が出てくるまでは 40 分から 1 時間弱かかります。ゆっくりと時間を取って行き、落ち着いた店内から庭を眺め、前菜をつまみながらのんびりと焼きたての鰻が運ばれて来るのを待ちましょう。タレは長年継ぎ足しを繰り返して作られた店の命。東日本大震災の時にも揺れが収まるまで店主が甕を抱きかかえて守り抜きました。

かつては江戸前の魚介が主役であった天ぷら。そこに旬の野菜の美味しさを大胆に取り入れたのがこの店の店主の功績です。

のれんに書かれた店名の文字は、ここの天ぷらをこよなく愛した有名作家が書いたもの。その先には美しい檜のカウンターが。ここに座って目の前で天ぷらが揚げられる様子が見られるのも楽しみの 1 つ。素材ごとに調節され、薄くてカラリとした衣。また火入れの加減も素材ごとに絶妙で、それぞれの旬の美味しさを堪能できます。盛りつけも芸術的なまでに美しく、目でも楽しめます。

表参道の夜景を眺めながら、選び抜かれた最上級の黒毛和牛、そしてアワビやエビなどの新鮮な魚介の鉄板焼きに舌鼓を打つ。

ビルの中に移築された金沢の旧家の落ち着いたな雰囲気に、西洋の洗練された美術工芸品が格調高く溶け合い、さらに空中庭園を眺めながら素晴らしいひとときを堪能できます。季節と曜日によっては開放感あふれるテラス席の「サロンドテラス表参道」で、ゆっくりとバーベキュースタイルのディナーも楽しめます。桜の木の薪がパチパチとはぜる音も楽しみましょう。

東京の下町風情が残る根津の一角。登録有形文化財に指定された、木造 3 階建ての家屋が改装されて串揚げ料理の店となっており、土蔵の中にも席があります。

串揚げはお任せで、一の膳から始まり、揚げたての串が少しずつ運ばれてきます。肉系の串はソースで、野菜系の串は塩で食べるのがおすすめ。自家製の肉入り味噌は生野菜に付けて食べましょう。もっと食べたいなら、二の膳、三の膳と進むことも、好みの串を頼むこともできます。串揚げの種類は旬のものを中心に常時 30 種類以上あります。

17 世紀中頃に現在の中国、当時の明の国から来日した僧侶が伝えた精進料理の「普茶料理」。これを現代の東京の下町、60 年の歴史を持つ、趣ある老舗で味わうことができます。

普茶料理とは禅宗の一派、黄檗宗の精進料理。他の派の精進料理とは異なる様々な特徴があり、豆腐や胡麻油を多用し、食用の野草から花まであらゆる旬の野菜の持ち味を十分に生かします。さらに梵では独自の料理法を用いており、禅の心を大切にした医食同源で健康によく、見た目も美しい食事で、ベジタリアンにもおすすめです。

国内の産地から店舗に直送され、生け簀の中で元気に泳ぐとらふぐ。注文を受けてから熟練の職人が丁寧に調理する、抜群の新鮮さ。捌きたてのふぐの身がピクピクと動くほどです。

淡泊な味のとらふぐを、刺身、鍋、炭火焼き、唐揚げ、ふぐ飯などで余すところなく味わいましょう。コースだけでなく一品料理も充実しており、ふぐ以外の薬味やお米などの素材も吟味されています。新宿本店を筆頭に首都圏に 40 店舗ほど展開しているため、滞在先や旅の目的地に合わせて利用できるのも嬉しいところです。

手間と時間を惜しまずに下拵えをし、魚の旨味をぐっと引き出す昔ながらの江戸前鮨。日本酒やビールに合うのはもちろんですが、ワインにもよく合います。

今宵は銀座の真ん中で、江戸前鮨とワインという粋なマリアージュに酔いましょう。大将はソムリエの資格を持ち、ワインの品揃えに力を入れています。ランチのワインコースや江戸前寿司とのペアリングコースも充実。清潔で清々しい店内には、カウンター席の他、掘りごたつ式の個室や、20 人まで入れる大広間もあります。

店の扉を開くと、そこは戦国時代の忍者の隠れ里。くノ一に案内されながら、忍者道を通り、修行を体験しつつ部屋に通されます。

メニューは巻物に書かれており、日常とはすっかり異なる空間。店のスタッフは全員忍者の装束。ゲスト用の忍者の衣装も売っているので、子供と一緒に忍者に変身することも。そしてメイン料理の頃には忍者がテーブルマジックで忍術を披露してくれます。もちろん料理にも工夫が凝らされており、日本料理を始めとする多国籍の料理を、火や煙などの忍者の楽しい趣向とともに楽しみましょう。