神戸のベスト観光スポット 10 選

南京町は、神戸の中華街として神戸開港と同時期に誕生し、大きく発展しました。今では南京町広場を中心に中華の食べ歩き、飲み歩きにぴったりの人気店が目白押しです。

特に有名なのが元祖豚まんの店「老祥記」。そのほか、焼き小籠包、角煮、月餅などの中華街グルメに行列が絶えません。周辺にずらりと並ぶ露店も神戸名物。ぜひ訪れてみましょう。春節祭などの年中行事も盛んで、多くの観光客でにぎわいます。

神戸ポートタワーは、「鉄塔の美女」と呼ばれる赤の優美なフォルムが親しまれ、神戸の顔とも言える存在。ライトアップも美しく、フォトジェニックな姿が神戸のウォーターフロントの風景を彩ります。

和楽器の鼓の曲線をイメージした「鼓型」鉄骨パイプ構造を、世界で初めて採り入れた建造物として、1963 年の完成以来、神戸の港と街並みを見渡す展望施設とともに市民や訪問客を魅了してやみません。

神戸ハーバーランドでは、神戸らしい海沿いの景色を楽しみながら、ショッピングモール、レストラン、映画館、アミューズメント施設などを利用できます。イルミネーションが彩る夜景も見事です。

中でも大観覧車の「ドキンズハートカフェゴンドラ」は、神戸のランドマーク的存在。「神戸アンパンマンこどもミュージアム & モール」とのコラボによるドキンちゃんのイラスト入りで、子供たちを喜ばせています。

「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」は、阪神・淡路大震災により甚大な被害に見舞われた神戸の街の記憶を後世に伝え、防災研究の拠点とすることをミッションとして設置されました。西館と東館に分かれた建物は、じっくり見て回るとなると 2 時間はかかる充実の展示内容となっています。

映像やジオラマで地震による破壊から復興までを追体験できるコーナー、語り部の方々の震災体験紹介、クイズやシミュレーションによる防災トレーニングなどから、さまざまな気付きとメッセージを受け取ってください。

兵庫県立美術館は、日本を代表する建築家、安藤忠雄の設計で知られ、建物自体が最大の見どころ。吹き抜けのエントランスと常設展示室を囲むガラス張りの回廊が印象的で、屋外には海を望む大階段やデッキもあります。

近代の彫刻や版画を中心とした国内外の著名なコレクションがそろう中、兵庫ゆかりの洋画や日本画も充実。現代美術作品の所蔵数が増え、兵庫県西脇市出身の横尾忠則の作品も豊富です。

「神戸北野異人館街」と呼ばれる歴史エリアが広がり、多くの観光客が訪れる北野町。神戸開港後、明治から昭和初期にかけて高台に外国人住宅が建てられ、居留地や港での勤務者の暮らしを支えました。

現在も残るのは戦災を免れた一帯の建物のみで、「風見鶏の館」、「うろこの家」、「ラインの館」などが特に知られています。界わいには異国料理のレストランやカフェが店を構え、町の人気を後押ししています。

舞子公園は、世界最大級のつり橋「明石海峡大橋」のたもとにある回遊式遊歩道「舞子海上プロムナード」と併せて、橋と海峡を間近で観察できる展望スポットして人気を集めています。橋のライトアップが始まる夕方や夜に訪れれば、感動もひとしおです。

松林に囲まれた美しい園内には「旧木下家住宅」、「旧武藤山治邸」、「移情閣」などのシンボリックな建物があり、日中に散策するのもおすすめです。

布引の滝は、「日本三大神滝」の 1 つとして知られる名瀑。紅葉が見頃となる時期には、特に多くの観光客が訪れます。神戸の街を見渡せる展望台があり、新神戸駅からアクセスしやすいロケーションも人気の理由です。

国の重要文化財にもなっている砂子橋、その先の雌滝、さらに鼓ヶ滝、夫婦滝、クライマックスの雄滝と、見どころは豊富。旅の途中の森林浴で、存分にリフレッシュしてください。

六甲アイランドは、独自のコミュニティーが形成されている人工島。水辺の緑が清々しい空間やライトアップの美しさで知られる「六甲アイランド・リバーモール」を中心に、地域の人々に親しまれています。

南端の「六甲マリンパーク」も、ヤシの木の間に海風がそよぐ癒やしの場。旅の途中の気分転換に、散歩してみてはいかがでしょう。どことなく懐かしさを感じる町並みに心も落ち着きます。

酒蔵巡りを楽しめるのも、神戸観光ならでは。最高級の酒米「山田錦」や名水「宮水」の産地として知られ、灘の銘酒を築いた「丹波杜氏 (とうじ)」の故郷だけに、地酒スポットには事欠きません。

「神戸酒心館」、「浜福鶴 吟醸工房」など、見学を受け付ける各蔵元を訪れてみましょう。匠の手により仕込まれた日本酒は試飲もできます。限定品や季節のラインナップを吟味しながら、伝統の味をお土産に持ち帰りましょう。