広大な北海道、どこから巡ろうか迷ったら、まずは道庁のある札幌へ。日本で 5 番目に人口の多い都市ですが、東京 23 区の倍ある広大な面積には都会と自然が共存しています。「札幌市時計台」や「北海道庁旧本庁舎」など、開拓時代を象徴する建物を巡ったり、季節限定のイベント「雪まつり」やジャスフェスティバルで芸術と観光を同時に堪能したり。家族連れではしゃげる動物園やテーマパークからカップルにおすすめの夜景スポットまで、季節や昼夜問わず魅力に溢れる街、札幌の見どころをご紹介します。
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札幌もいわ山ロープウェイ
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札幌中心部から車で 20 分、自然と絶景を満喫できる場所が「藻岩山 (もいわやま)」です。ロープウェイは、山麓駅から中腹駅まで 15 分、眼下に藻岩山の自然と札幌の街並みや石狩湾を一望できます。中腹駅からケーブルカーに乗り換えて 15 分 で山頂に到着です。標高 531 mの美しい山は北海道自然 100 にも選ばれており、その原始林は国の天然記念物に指定されています。天然記念物のクマゲラなど約 80 種類の野鳥を始め、エゾリスやキタキツネ、エゾフクロウなどの野生動物が生息してる藻岩山。春には福寿草、秋はツルリンドウなど、四季折々の野草を眺めながら散策を楽しむのもいいでしょう。
所在地 : 札幌もいわ山ロープウェイ 山麓駅 北海道札幌市中央区伏見 5-3-7
営業時間 : 夏季営業 : 10:30~22:00 (上り最終 21:30) 冬季営業 : 11:00~22:00 (上り最終 21:30)
写真提供 Route275 (CC BY-SA 4.0) 修正済
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札幌の夜景
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2018 年に長崎、北九州と並び「日本新三大夜景」に選ばれた札幌市の夜景。そんな札幌の夜景が楽しめるスポットをご紹介します。まずは札幌のランドマーク「さっぽろテレビ塔」。夜にはライトアップされて、有料展望台からは大通公園と中心街の夜景を眼下に望めます。「幌見峠展望駐車場」は、車から降りることなく札幌市街地の夜景を一望できる場所。「藻岩山山頂」からは石狩平野を 360 度見渡せるパノラマ夜景が満喫できます。昼間は市民の憩いの場、「モエレ沼公園」の中央にある人工の山は東区唯一の山。頂上からの夜景と、園内の「海の噴水」のライトアップは必見です。他にも「大倉山展望台」や「旭山記念公園」など札幌には夜景の名所が満載です。
所在地 : 札幌市内各地。
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札幌市時計台
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- 歴史
JR 札幌駅南口から約 10 分歩くと、明治時代から札幌市民に親しまれている街のシンボル「札幌市時計台」があります。赤い屋根に白い壁の木造の建物には、開拓使のシンボルマークの赤い星が随所に刻まれています。元は北海道大学の前身、札幌農学校の演武場として 1878 年に建設され、数年後に時計塔が加わりました。その明治時代の洋風木造建築は、国の重要文化財に指定されています。有島武郎の『星座』など数々の小説や詩にも登場する時計台。今も 130 年以上前の米国ハワード社製の塔時計が、時を刻み続けています。動力はおもりで、電気を使わないエコな時計。鐘は毎正午に、時刻の数だけ鳴り響きます。
所在地 : 札幌市中央区北 1 条西 2 丁目
営業時間 : 8:45 ~ 17:10 休館日は年始 (1 月 1 日 ~ 1 月 3 日) です。
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北海道庁旧本庁舎
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- 歴史
「赤レンガ庁舎」の愛称で親しまれている国の重要文化財。1888 年に建てられたアメリカ風ネオ・バロック様式の建物で、札幌近郊で焼かれたレンガ約 250 万個が使用されています。前庭はハルニレやポプラなどの木々が植えられ、マガモが飛び交う池もあり、市民の憩いの場となっています。正面の花壇にある季節の花々とレトロなレンガ造りの建物を写真に収めたら、館内へ。1 階正面ホールにある 3 連アーチや、北海道長官や知事室として使用されていた記念室など、美しく細密な装飾とデザインを見て回りましょう。樺太関連資料館や、館内各所に展示されている江戸時代末期から明治中期までの北海道開拓の歴史を描いた絵画など見所満載です。
所在地 : 札幌市中央区北 3 条西 6 丁目
営業時間 : 8:45 ~ 18:00 休館日は年末年始です。
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北海道大学総合博物館
- 歴史
- 1 人旅
創立から 140 年以上の歴史を誇る北海道大学の敷地内にある「北海道大学総合博物館」。創立当時から収集してきた貴重な資料や標本を約 300 万点収蔵しており、その一部を展示しています。各学部の一押し研究を紹介している「挑戦する北大」や、実際に手に取って観察できる五感を使った体験施設「感じる展示室」など、学びの見どころが満載です。博物館見学の後は、72 本のポプラの木々が両側に立ち並ぶ北大を代表する観光スポット「ポプラ並木」を歩いたり、明治 42 年に建てられた白い壁と緑の屋根が美しい洋館「古河講堂」で、そのアメリカン・ビクトリア様式の美しい建物をじっくり眺めたりして、北大散策を満喫しましょう。
所在地 : 札幌市北区北 10 条西 8 丁目
営業時間 : 11 月から 5 月まで : 10:00 ~ 17:00 6 月から 10 月まで : 10:00 ~ 21:00 休館日は月曜日です。臨時休館日はホームページをご確認ください。
地図写真提供 Mkuriki (CC BY-SA 4.0) 修正済
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札幌市観光幌馬車
- アドベンチャー
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昭和 53 年から 40 年以上続く、レトロな雰囲気が魅力の赤い幌馬車幌。オフィス街を馬車で巡れる場所は全国でも珍しく、札幌観光におすすめです。地下鉄大通駅 5 番出入口を出てすぐに停留所があります。馬車は 2 階建てで、眺めの良い 2 階席が人気。出発したら大通公園を眺めながら、まずは時計台へ向かいます。ここで 5 分停車するので、札幌のランドマークを写真に収めましょう。続いて赤レンガ庁舎へ。こちらでは 10 分停車するので、歴史あるレンガ造りの建物と美しい庭をじっくり眺めましょう。最後は大通公園へ戻る約 50 分の周遊コース。観光名所と馬との記念撮影も人気です。
所在地 : 札幌市中央区大通
営業時間 : 4 月末から 8 月まで : 10:00 ~ 16:00 (所要時間は約 50 分) 9 月から 11 月 3 日まで : 10:00 ~ 15:00 昼休み : 12:00 ~ 13:00 雨天中、定休日は水曜日です。
写真提供 t-konno (CC BY-SA 3.0) 修正済
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さっぽろ雪まつり
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終戦直後の 1950 年、地元の中高生が制作した 6 つの雪像を大通公園に設置したのが雪まつりの始まり。毎年 2 月上旬ごろから約 1 週間に渡り開催される、雪と氷の祭典です。札幌市中央区の大通会場を中心に、すすきの会場、スポーツ施設の「つどーむ」会場などで展開される、北海道を代表する冬の恒例イベント。2 m ほどの小さなものから 15 m もの巨大な作品まで、200 基を超える雪氷像が毎年制作されます。陸上自衛隊や札幌市職員、市民グループ、外国人グループも参加し、テーマもさまざま。巨大な雪の滑り台は毎年子供たちに大人気です。夜のライトアップされた幻想的な氷の世界も必見。入場は無料です。
所在地 : 札幌市内各地。
営業時間 : 屋外会場の見学は自由ですが、屋内のつどーむ会場は 9:00~17:00 です。詳細は公式ウェブサイトを参照ください。
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サッポロ シティ ジャズ
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「札幌がジャズの街になる」をコンセプトに、2007 年以来札幌で毎年開催されている国内最大級のジャスフェスティバルです。数百人の市民が参加する「ジャズパレード」から始まり 2 カ月続く夏の一大イベント。全国から数百組のバンドが集結し、札幌の街でジャズの演奏が繰り広げられる「パークジャズライブ」は観覧無料です。また、「札幌芸術の森」では有料の野外ライブも開催。国内外のトップアーティストたちの演奏を解放感溢れる芝生の会場で、寝転んだり座ったりと気ままなスタイルで楽しめます。涼しい北海道の夏を、熱い音楽と共に体感してみませんか。
所在地 : 実行委員会 : 北海道札幌市南区芸術の森 2 丁目 75 札幌芸術の森事業課内 ライブの開催場所は公式ホームページでご確認ください。
営業時間 : ライブの開催時間や日程は、公式ホームページでご確認ください。
写真提供 MIKI Yoshihito (CC BY 2.0) 修正済
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白い恋人パーク
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北海道銘菓「白い恋人」で有名な石屋製菓本社に隣接する「白い恋人パーク」は、お菓子の魅力を満喫できる施設。「白い恋人」の製造工程を見学したり、チョコレートの歴史を学んだり、オリジナルスイーツを味わえたりと、美味しくて楽しい見どころに溢れています。中でもお菓子作り体験は人気のプログラム。チョコレート作り体験や、ハート型の「白い恋人」を焼き上げから袋詰めまで行う体験などがあります。小さなお店やお家が並ぶ街「ガリバータウン・ポッケ」やガーデン内を走る「白い恋人鉄道」は子供たちに人気のアトラクション。各施設は有料ですが、夏は 200 種類のバラの花、冬はイルミネーションが楽しめる中庭の見学と売店でのショッピングは無料です。
所在地 : 北海道札幌市西区宮の沢 2-2-11-36
営業時間 : 夏季は 9:00 ~ 18:00 (一部施設は 19:00 まで)。 冬季や年末年始は営業時間が変更になる場合があります。年中無休。 詳細は公式ホームページをご確認ください。