サンディエゴの美術館・博物館 10 選

USS ミッドウェイ ミュージアムは、歴史ある海軍空母ミッドウェイ上にある博物館で、航空機のコレクションが収蔵されています。この博物館はサンディエゴ市内中心部のネイビー ピアにあり、南カリフォルニアで製造された航空機が数多く展示されています。航空母艦ミッドウェイは 20 世紀半ばから後半の長期にわたって就役した空母であり、その間に 200,000 人もの兵員を輸送したと言われています。現在は博物館として、機関室、操縦士の待機室、主要管制室など、ミッドウェイの船内設備が公開されています。この博物館は、軍事イベントや民間イベントの会場としても使用されています。

サンディエゴ自然史博物館では、化石から南カリフォルニアの生物多様性まで、幅広いテーマの展示を行っています。バルボア パーク内にあるこの博物館は、米国西部で特に古い歴史を持つ科学機関の 1 つとしての役割も果たしています。サンディエゴ自然史博物館の見どころの 1 つはフォッシル ミステリーです。これは、化石、壁画、模型、ジオラマを使って先史時代の南カリフォルニアについて説明する体験型の展示です。そのほかに、南カリフォルニアの生物多様性に関する展示や、植物学、鳥類学と哺乳類学、爬虫両生類学、古生物学に関するコレクションもあります。

サンディエゴ人類博物館は、コロンブスによるアメリカ大陸発見以前のアメリカの歴史にスポットを当てた人類学博物館です。この博物館は、バルボア パーク内のカリフォルニア クワドラングルという歴史的建造物の中にあります。特に印象的なコレクションとしては、マヤ遺跡から発掘された鋳造品や工芸品を紹介する「マヤ : 天の心、地の心」や、ビール醸造とビールの歴史に関する特別展示「ビーロロジー」などがあります。親密性、人種、古代エジプト、人間と動物との関係に関する展示も見ることができます。

フリート科学センターは、体験型の展示を使って科学原理を学ぶことができる、プラネタリウムを併設した科学博物館です。バルボア パークにあるこの博物館は、航空事業のパイオニアであり米国航空郵便サービスの創設者でもある、ルーベン H. フリートにちなんで名付けられています。この科学センターには、最先端の投影機を備えたプラネタリウムや IMAX ドームシアターなど、科学について解説するための展示やギャラリーが数多く揃っています。常設展示には、オリジンズ イン スペース、パワー プレイ サンディエゴ、ゲーム マスターズ : ジ エキシビションなどがあります。新たに追加された展示には、世界最大規模の LEGO® アートなどがあります。

写真美術館には、写真と映像に関する偉大なアーティストの業績にスポットを当てたコレクションが所蔵されています。バルボア パーク内にある、この歴史ある博物館は、写真に特化した数少ない美術館の 1 つです。その膨大なコレクションの中には、マーガレット バーク ホワイトやルース バーンハードなどの偉大な写真家による写真や映像もあります。この美術館のコレクションの大きな特徴の 1 つは、20 世紀旧ソ連時代のロシアの写真、フォトジャーナリズム、記録写真に力を入れていることです。19 世紀の写真のほか、第二次世界大戦や大恐慌時代の写真も展示されています。

民芸国際博物館は、工芸品、デザイン、民芸品のほか、これらが文化に与えた影響を紹介する博物館です。バルボア パークのハウス オブ チャームにあるこの博物館は、「民衆の芸術」を意味する日本語にちなんで名付けられています。世界 141 か国から集められた 17,000 点を超える品々からなるコレクションには、紀元前 3 世紀のものも含まれています。メキシコの陶器や木彫り、中国の衣装や装飾品、アフリカの仮面、米国の家具やガラスなどを見ることができます。

サンディエゴ鉄道模型博物館は、鉄道事業の遺産を保存することを目的とした、列車と鉄道の縮尺模型に特化した博物館です。鉄道模型の博物館の中では最大級の規模を誇るこの博物館は、バルボア パークのカサ デ バルボア ビルの低層階にあります。この博物館には、鉄道模型を展示するほかの博物館とは一線を画す独自の特徴がいくつかあります。HO ゲージと N ゲージの最大規模のレイアウトや、ライオネルタイプの 3 レール O ゲージの列車模型を展示するギャラリーなどがこれに含まれます。その他の見どころには、1950 年代のサザン パシフィック/サンタフェ鉄道の 2 階建てのレイアウトや、鉄道模型と実際の鉄道に関する図書館などがあります。

スクリプス海洋研究所のバーチ水族館には、太平洋の海洋生物、潮溜まり、海洋学をテーマにした巨大な水槽があります。カリフォルニア大学のスクリプス海洋研究所にあるこの水族館は、スクリプス海洋研究所と海洋研究施設が一般の人々とつながるためのプログラムとして設立されました。5,760 平方メートルを超える広さを誇るこの水族館には 60 個の水槽があり、カリフォルニアとメキシコ沖の太平洋とインド太平洋に生息する魚類や無脊椎動物を展示しています。そのほかに、ヤドカリやヒトデを間近で見られる潮溜まり、サメやエイが泳ぐ底砂を敷いた水槽、タツノオトシゴの生態に特化した、飼育施設を備えた展示もあります。

音楽制作博物館では、音楽が社会に与える影響が紹介されているほか、体験型の展示もあります。カールスバッドにあるこの博物館は、楽器の製作、楽器の流通、音楽の制作をテーマにした 3 つのセクションに分かれています。主な見どころには、ヒットソングの音声サンプル、ヴィンテージ楽器とそれにまつわる品々、楽器を実際に演奏できる体験型のスペースなどがあります。子供向けには、シットン プレイという体験しながら遊べるスペースが用意されています。音楽制作博物館では、1 年を通じていろいろなテーマの企画展が開催されています。

ニュー チルドレンズ ミュージアムは、体験型の展示によって子供たちの想像力と創造力を刺激します。サンディエゴの市内中心部にあるこの博物館は、地元のアーティストの協力によって、子供たちが探索しながら学べる最新の遊び場を作り出しています。この博物館のユニークな展示には、ナイロン製のテキスタイルを使ったワムモック ! という体験型のスペースや、一つ一つの部屋を探索できるワンダー サウンドという迷路などがあります。学習の機会を提供して創造性を高める展示もあります。ネイチャー マッチング システムは、さまざまな色を果物や野菜が持つ色合いとマッチさせて、自然界に存在する対称性を発見できるようにするものです。このほかに、自然界を描いた水彩画のギャラリーもあります。