本ガイドでは、ぜひご賞味いただきたいサンディエゴの食べ物をご紹介。きれいな海に面し、周辺には広々とした農園が広がるサンディエゴは、食べ歩きが大好きな旅行者にとってたまらない旅先です。カリフォルニアで 2 番目に人口の多いこの都市は、メキシコとの国境からわずか 42 キロ程度。こうしたロケーションが、2 つの異なる食文化を融合させ絶妙な食のスタイルを生み出しました。
カリバハという名称で知られる料理は、オーガニックの食材と新鮮なシーフードにメキシコ料理の伝統が組み合わされたもので、様々なバリエーションがあるのでどなたにもおすすめです。それではサンディエゴの豊かなダイニングシーンを彩る、この街でしか味わえない料理の数々をご紹介します。
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フィッシュタコス
食べずには帰れないサンディエゴの人気料理
- 食事
フィッシュタコスは正式にはサンディエゴ料理ではありませんが、その圧倒的な人気ぶりを見るとサンディエゴ名物と言って差し支えないかもしれませんメキシコの定番料理にシーフードでひねりを加えたフィッシュタコス。サンディエゴ近郊には豊かな農場があるため、当地のレストランは新鮮な食材に事欠くことありません。
フィッシュタコスを提供する店は、サンディエゴのほぼすべての通りで見つかります。中に入れるシーフードはフライにするかグリルするかのどちらかになりますが、ぜひ両方お試しください。千切りキャベツやピコ デ ガヨ (トマト、玉ねぎ、唐辛子などが入ったメキシコの調味料) 、ライムの搾り汁などが味を引き立てています。いちばん美味しいフィッシュタコスの店を探すには、現地の人にお気に入りの店を尋ねるのがいいでしょう。誰もが、どこのフィッシュタコスがいちばん美味しいか、独自の意見を持っています。
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カリフォルニアスタイルのピザ
これまで食べたピザとはひと味もふた味も違います
- 食事
カリフォルニアスタイルのピザは、ニューヨークやシカゴのピザのように有名ではないかもしれませんが、太平洋岸エリアでは一般的です。カリフォルニアスタイルのピザは皮が薄いのが特徴で、地元産のヘルシーで新鮮な食材がトッピングされています。
伝統的なトッピングからこれまでなかった食材のトッピングまで種類は様々。ゴートチーズ、アーティチョーク、アボガト、ピーナッツソースなど、何でもありです。ピザ通を自負している方は、カリフォルニアスタイルのピザに対し懐疑的かもしれません。とりあえずオーダーしてみてください。 1 回食べれば、その人気の理由が分かるでしょう。
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牡蠣
新鮮なシーフードを堪能しよう
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通常、海に面した都市では新鮮な牡蠣が食の楽しみのひとつとなっていますが、サンディエゴも例外ではありません。市のあらゆるエリアのレストランで、近海で採れた最高品質の牡蠣を味わうことができます。例えば「ブルーポイント」、「クマモトオイスター」といった種類の牡蠣は、生の魚介類を提供するレストランならほぼどこでも食べられます。
バハ風の牡蠣も珍しくありません。ニンニク、チリ、新鮮なライムなどのメキシコ料理によく使われる食材が味のアクセントになっています。さらに一流店では、「オイスターロックフェラー」と呼ばれるの牡蠣料理も味わえます。これは殻付きの牡蠣にバターとパセリ、ハーブ、パン粉などを載せて焼いたものです。
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カリフォルニア カルネ アサダ ブリトー
サンディエゴ流のアレンジを加えたブリトーをお試しください
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カルネ アサダ ブリトーは、サンディエゴ旅行の必須リストの上位に入るべき人気地元料理です。カリフォルニア スタイルのブリトーとしても知られるこの料理は、小麦粉でつくったトルティーヤをグリルで焼き、味付きの細切り肉とたっぷりのワカモレ (アボガドのディップ)、サワークリームを入れて巻いたもの。
ただしサンディエゴ流は、中にフライド ポテトが入っています。滞在中、何軒かのタコス店を試せば、このカルネ アサダ ブリトーがほぼどの店でも提供されていることに気付くはずです。
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クラムチャウダー
他所では味わえない斬新なスープをお試しください
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アメリカの多くの州で、その土地ならではのクラムチャウダーが作られていますが、カリフォルニアでも、ニュー イングランド風をベースに、独自のアレンジを加えたクラムチャウダーが作られています。クラムチャウダーは、新鮮なアサリ、ジャガイモ、タマネギなどが入った、具だくさんの濃厚なスープです。サンディエゴではボウル状にくり抜いたサワードウブレッドに入ったクラムチャウダーをよく見かけます。
この方法だと、焼きたてのパンとスープを一緒にいただくことができます。このスタイルのクラムチャウダーは、サンフランシスコが発祥の地とされています。そしてサンディエゴでも、様々なレストランが、クラムチャウダーを看板メニューとして提供しています。
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寿司ブリトー
アメリカ式の巻き寿司をお試しください
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サンディエゴではこの数年、奇妙な食べ物ブームのひとつとして、寿司ブリトーの人気が高まっています。現在では数多くのレストランやファストフード店が、その店ならではのやり方で、日本料理にアメリカのフレーバーを融合させたこのフュージョン料理を提供しています。
寿司ブリトーは、生野菜に海老の天ぷらやスパイシーなツナ、照り焼きチキンなどの具を組み合わせた巻き寿司です。通常は海苔で巻き、食べやすい大きさに切り、ブリトーに使われるのと同様の容器に入れて提供します。
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セビチェ
ペルーの伝統料理にさわやかな風味を効かせて
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セビチェは新鮮な魚介類が決め手の料理なので、サンディエゴでこの料理をオーダーするのは正解です。多くの南アメリカ料理同様、セビチェも元々はペルーの料理ですが、サンディエゴではバハ風のバージョンも作られており、ペルー式セビチェに負けない美味しさです。
従来のペルー料理のフレーバーの代わりに、メキシコ料理で頻繁に使われる食材を使うのがバハ風。例えばサツマイモとトウモロコシの代わりに、アボカドやトマト、キュウリなどを使います。従来のサビチェとひと味違う、フレッシュな風味のハバ風セビチェはサンディエゴの夏の人気メニューです。
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ウニ
驚きの美味しさを体験してください
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意外かもしれませんが、サンディエゴはウニを味わうにはうってつけの場所です。サンディエゴでは、英語の「Sea Urchin」 だけでなく、日本語の「ウニ」も使われています。現地では見た目からウニを敬遠する人も少なくありません。
けれど多くの人が、一度試すとバターのような濃厚な美味しさに気付きます。ワインとの相性も抜群です。サンディエゴのファーマーズ マーケットに行けば、その朝採れたばかりのウニを調理して売っているのを見かけることがよくあります。
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サーフ & ターフ
ステーキとロブスターは最強の組み合わせです
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「サーフ & ターフ」の起源については諸説ありますが、少なくとも 1960 年代にアメリカの海岸エリアで人気が急上昇した料理であることは確かです。実際、初めの頃は一皿でステーキとシーフードの両方を楽しむためことができる、経済的な料理と考えられていました。
ところが全国的に知られるにつれて、この料理は独自の物語を展開することになりました。当然のことながら海に面したサンディエゴはサーフ & ターフを食べるのに、理想的な場所です。ステーキとロブスターの組み合わせは、やや奇妙に聞こえるかもしれませんが、実際はよくマッチして絶妙な風味です。
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韓国焼肉
韓国料理の副菜と好みのドリンクをお供に、焼肉を楽しもう
- 食事
サンディエゴの街を歩くと、韓国焼肉店が多いことに気付きます。1900 年代以来、数度にわたり韓国からの移住者がまとまってカリフォルニア州に移住したことが背景にあります。
カーニー メサのコンボイ ストリート沿いには、美味しいと評判の焼肉レストランが数軒あります。多種多様な部位の肉をタレに付けて、キムチやもやしのナムルなどの副菜とともに味わってください。友達グループとの食事なら、お手頃価格のドリンク類と焼肉食べ放題 (時間制) の韓国焼肉店を探すのがおすすめ。サンディエゴで忘れられない夜のひと時が過ごせること、間違いなしです。