観光客が知らないサンディエゴのおすすめ 10 か所

フォールン スターは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のジェイコブス ホールの 7 階に設置された、一際目を引く奇妙なアート作品の名前です。パステルブルーの小さなコテージ風の家が、まるで竜巻に巻き上げられて奇跡的にそこに着地したかのように、意図的に傾いた状態で設置されています。

この面白おかしい奇抜な作品は、2012 年半ばに一般公開されました。これはただの鉄骨とコンクリートでできた造形物ではありません。家の中には家具も一通り揃っています。夜になると、窓に照明やテレビの光が映っているのを見ることもできます。小さな煙突からは時折、煙が出ています。7 階の屋上には芝生と庭があり、トマトが栽培され、梅の木も植えられています。

ガイゼル ライブラリーは、カリフォルニア大学サンディエゴ校にある建築物の中でも特に印象的なものの 1 つです。大学図書館の本館として使用されているこの建物は、上に向かってカーブしたアーチの上に、3 つの四角形を積み重ねたような上層階があります。これは、山積みになった本を持つ手をイメージしてデザインされたものです。この図書館は、ドクター スースという名でよく知られている作家、テッド ガイゼルにちなんで名付けられています。

最もおすすめのアングルは、この建物の下にある谷間から見上げるアングルです。この図書館のもう 1 つのおすすめは、スネーク パスと呼ばれる長さ約 170 m のタイル張りの道です。この道は、図書館から、ジェイコブス スクール オブ エンジニアリングのウォーレン モールまで続いています。

チカーノ パークは、サンディエゴで最もカラフルな場所の 1 つです。この約 3.2 ヘクタールの公園は、ローガン地区のサンディエゴ コロナド橋の下という、一風変わった場所にあります。この公園の名前は、この地域とメキシコ系アメリカ人との深いつながりを表しています。チカーノとは、この地域の言葉でメキシコ系アメリカ人を意味します。

この公園は、2017 年に国定歴史建造物に指定されました。橋の下には、いくつものカラフルな壁画が並んでいます。どの作品も、この文化地区の人々の生活と、1970 年代にこの地区のコミュニティで起こった社会的、環境的、文化的な運動を表現しています。

ハーパーズ トピアリー ガーデンは、サンディエゴのユニオン ストリートを散歩中に目に飛び込んでくる緑の歩道です。この歩道は本来、ミッション ヒルズのある住民の自宅の前庭でした。その住人は木を刈り込むことが大好きで、夢中になってトピアリーを作り上げていきました。結果として、ウサギやクジラ、子犬や雪だるまなど、さまざまな形をした木々で埋め尽くされた小さなテーマパークのような庭が誕生したのです。

これらのトピアリーを作ったのは、エドナ ハーパーという人物です。1 本の木には、「エドナ シザーハンズ」という、この庭と住宅の所有者のニックネームを記した看板が掲げられています。それはまるで、ここから北へわずか 20 分のラ ホーヤに住んでいたドクター スースのファンタジー絵本に出てくるような光景です。

ポテト チップ ロックとは、カリフォルニア州ラモナのウッドソン山の頂上にある、珍しい形の岩の名前です。約 11.7 km のウッドソン トレイルを歩いて行くと、長さが 2 m を超える薄い板状の岩があります。いつもはハイキングをしない人でも、この岩の上でポーズをとって写真を撮ってみたくなるはずです。

トレイルのスタート地点から一定のペースで 3 時間半ほど歩くと、この景色に辿り着きます。この岩はその名のとおりポテトチップスのような形をしており、青空に向かって斜めに突き出しています。この岩は意外にも、上に乗って歩いたり、側部や先端に座ったりできるほど頑丈です。ただし、その場合は自己責任で行ってください。ウッドソン山は、サンディエゴのダウンタウンから北へ車で 1 時間以内の距離にあります。

サンディエゴのホエーリー ハウス ミュージアムは、この地域の歴史に関心があり、超常現象に少しでも興味があるなら、ぜひ訪れたいスポットです。この保存状態の良い 19 世紀の家屋はギリシャ復興様式を取り入れており、サンディエゴ旧市街の通り沿いに建つ家々の中でも一際目を引きます。しかし、この家を訪れるべき理由はそれだけではありません。

この奇妙な家には昔から「幽霊が出る」という噂があります。不可解なものを目撃したり不可解な音を聞いたりしたという報告が後を絶たないためです。中でも気になるのは、ここで絞首刑に処された犯罪者の重い足音が聞こえるという噂です。自分も幽霊に遭遇したいという好奇心旺盛な人は、ホエーリー ハウス ミュージアムで毎月最後の週末に開催されるゴースト ハントに参加してみてください。

ゾロ ガーデンは、サンディエゴのバルボア パークの中心にある、岩でできた約 2.4 ヘクタールの庭園です。現在では多様な種類の蝶が繁殖・生育するバタフライガーデンとして知られるこの庭園は、1935 年から 1936 年に開催された太平洋万国博覧会でのヌーディスト コミュニティとして作られたものです。当時はここでパフォーマーたちがお祭り騒ぎを演じ、博覧会の入場者は有料でそこに立ち入り、見学することができたと言います。

庭園そのものの歴史は、1915 年から 1916 年に開催された博覧会までさかのぼります。2 回目の博覧会でのぞき見が行われたことは遠い過去の話となり、今では岩層と迷路のような小道の周りに多年草と吸蜜植物が咲いている石の庭園になっています。美しいバルボア パーク内を静かに散歩するのに最適な場所です。

サニー ジムの海の洞窟は、土産物屋の中にある秘密の入り口です。この入り口は、サンディエゴのラ ホーヤの海岸にある珍しい観光スポット、ラ ホーヤ洞窟へと続いています。もちろん、コースト ブールバードからラ ホーヤ洞窟がある美しい海岸に降りることも、コースト ウォーク トレイル沿いに歩いてラ ホーヤ洞窟を見つけることもできます。ただ、それではこの洞窟の謎めいた歴史を十分に体験することはできません。

洞窟の上にあるザ ケーブ ストアという土産物屋は、海を感じさせるグッズや土産物を豊富に取り揃えているだけでなく、シュノーケリング用品のレンタルも行っています。料金 (1 人ずつ必要) を支払うと、この店にある入り口から階段を 100 段ほど下って洞窟内を進むことができます。階段を下り切ると、目の前に波打つ海の美しい景色が広がります。かつてこの秘密のトンネルから街に違法な商品を持ち込んでいた密売人たちも、同じ景色を眺めていたのかもしれません。

カリフィア女王の魔法の輪は、エスコンディードのキット カーソン パーク内にある彫刻庭園です。この庭園には、フランス系アメリカ人の著名な芸術家、ニキ ド サンファルによる色鮮やかな大型彫刻が置かれています。これらはニキ ド サンファルの後期の作品です。見学できる時間は非常に限られているため、その時間に合わせて計画を立てる必要があります。

この庭園には、12 体近くの大きな自立型の彫刻とトーテムがあります。岩とタイルの組み合わせが多用されており、ネイティブアメリカンの文化の影響も感じられます。その中には、蛇の形をした円形の壁や、モザイクタイル張りの迷路の入り口もあります。庭園の周囲には、アイリス サンキー植物園の在来種の木々が生い茂り、印象的な景色を引き立てています。カリフィア女王の魔法の輪は、サンディエゴのダウンタウンから北へ車で 30 分以内の距離にあります。