ニューヨークの人気エリア 12 選

マンハッタンでは珍しい、小さな村の雰囲気を味わいたいなら、ニューヨークのウエスト ビレッジに行ってみましょう。現在のウエスト ビレッジの雰囲気を作り上げたのはアーティストたち。その中から独立系の劇場、映画館、ジャス クラブなどが生まれてきました。屋外で食事をするのが好きなら、歩道沿いに席を設けているカフェや飲食店がたくさんあります。

ストーンウォール インを訪れれば、世界規模での LGBTQ の権利運動のきっかけとなった 1969 年の暴動について知ることができます。コメディ セラーでショーを見ていると、世界的に有名なコメディアンが秘密のゲストとして登場するかもしれません。そして地元の人にも旅行者にも人気があるのがワシントン スクエア パーク。大道芸を見たり、フードトラックで食べ物を買ったり、噴水のそばで涼んだりと、楽しみ方はいろいろです。

ニューヨークで最も人気を集める地区の 1 つであるシアター ディストリクト。ここはブロードウェイの公演が見られるミッドタウン ウエストのにぎやかな地区です。劇場の周辺を歩けば、貼り出されているポスターから滞在中に上演される公演がわかります。将来のスターを目にしたいならば、オフブロードウェイの公演をチェックしてみましょう。熱心なファンが開演を待つ間、タイムズ スクエアでは、扮装をしたキャラクターやパフォーマーが人々を楽しませてくれます。

シアター ディストリクトには高級レストランや高級ホテルがあり、またさまざまなエンターテインメント施設があります。たとえば映画スターのカリカチュア (似顔絵) で有名なサーディーズは、100 年近く営業しているレストラン。お気に入りのブロードウェイのスターに出くわすのを期待するなら、公演の前後にシューバート アレイの辺りを歩いてみましょう。

ヘルズ キッチンはかつてはマンハッタンのウェスト サイドでも評判のよくない地域でしたが、現在では高級レストランもあり、にぎやかなナイトライフが楽しめる場所となりました。ニューヨークの中でもゲイ クラブが集まっていること、一晩中ダンスで盛り上がる店が多いことで有名です。グルメが目当てであれば、才能あるシェフが作り出す世界中の美味しいものが、次から次へと目に入ります。ヘルズ キッチンはブロードウェイのすぐ近くにあるので、スターがそろった華やかな公演を見た後に食事を楽しむ場所としてもおすすめ。

8 番街や 9 番街を歩けば、ワインバーやカクテルバーがいくつも見つかります。ハドソン川に面しているので、86 番埠頭にも行ってみましょう。港の眺めが美しく、イントレピッド海上航空宇宙博物館があります。サークルライン観光クルーズに乗って、マンハッタンの息を呑むように美しいスカイラインの眺めを満喫することもできます。

高級住宅街であるアッパー イースト サイド。そこにある文化施設、高級レストラン、隣接するセントラル パークなどが旅行者の興味を引きつけます。ミュージアム マイルと呼ばれるエリアには、メトロポリタン美術館、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク市立博物館などの有名施設が集まっています。美術館巡りを終えた後は、近くのセントラル パークにあるウォーキング コースを歩き、美しい緑を満喫しましょう。

伝統的なブラウンストーンの邸宅や豪華なアパートメントがあり、アッパー イースト サイドはファミリー層や若い技術者らに人気のある住宅地です。ニューヨークの一部の富裕層もここに居を構えています。そして個人経営のアート ギャラリーやおしゃれなショップがあり、ファミリー向けの雰囲気がありながら、流行の先端を行くバー、パブ、ラウンジなど、エネルギッシュなナイトライフ シーンも充実しているのもこの街の魅力です。

光り輝く看板やそびえ立つ摩天楼など、ミッドタウンこそ多くの観光客がイメージするニューヨーク。有名な見どころの多くがこの地区にあり、どの観光客も訪れる先のリストに入れていることでしょう。

エンパイア ステート ビルディングやクライスラービルディングなど、ニューヨークを象徴する有名なビルもここにあります。また、グランド セントラル ターミナル駅、ラジオ シティー ミュージック ホール、ニューヨーク近代美術館も見どころ。観光に疲れたら、ブライアント パークで一休みするか、ニューヨーク公共図書館で本に囲まれてみましょう。マディソン スクエア ガーデンでは、アクション満載のスポーツイベントや、世界各国のアーティストを紹介するコンサートなどが開かれています。

ロウアー マンハッタンにあるチャイナタウンは、活気のある土産店、マーケット、そしてアジア料理のレストランなどで観光者を引きつける街です。アジア系の人々が集まるアメリカ最大級の地区であるチャイナタウンでは、魅力的な文化に触れることができます。ウォーキング ツアーで細い路地を歩くと、仏教寺院、飲茶店、中国風のモニュメントなどが目に入ります。

路上には、ジュエリーや衣類を売る露店が並び、値段は交渉次第です。ゆるやかにカーブしているドイヤーズ ストリートも歩いてみましょう。過去には抗争も頻発した古い通りです。チャイナタウン フェア ファミリー ファン センターではクラシックなゲームセンターを、またミュージアム (Mmuseumm) では不思議な展示を見ることができます。地元の人々と交流してみたいなら、コロンバス公園へ行ってみましょう。中国将棋や太極拳をしている人たちがいます。

ニューヨークにあるリトル イタリー。ロウアー マンハッタンの雑踏の中でイタリアの文化と雰囲気が今も少し残っています。マルベリー ストリートを歩くと、ロンバルディーズやアンジェロズといった有名レストランの看板に食欲が刺激されます。19 世紀にはイタリア系の移民がこの地域に集まり、その繁栄は数十年間にわたって続きました。その後、イタリア系の人々の多くは他の地域へと移りましたが、リトル イタリーは今も観光地として人気があります。

活気のあるバーやカフェが狭い通りに軒を連ねており、つい立ち寄ってみたくなる雰囲気があります。伝統的なパスタ、軽食、甘いお菓子のカンノーリなどでお腹を満たしたら、エスプレッソで元気を回復させましょう。古いアパートの壁には、リトル イタリー ストリート アート プロジェクトで描かれた美しい壁画を見ることができます。

ウィリアムズバーグはロウアー マンハッタンからイースト川を越えたところあり、ブルックリンでも流行の先端を行くおしゃれな場所です。この一風変わった地区には、居心地のよいカフェ、衣料品店、ブティックがあり、カラフルなストリート アートも目に鮮やかで、楽しい週末を過ごせます。ベッドフォード アベニュー沿いに歩いて行くと、不思議なアイテムを安価で売る不思議な店が目に付きます。

ウィリアムズバーグは買い物が目当てでもグルメが目当てでも楽しめる場所。たとえば、スモーガスバーグで美味しいものを探しましょう。爽やかな夏の日には屋外コンサートが開かれていることも。ダンスクラブや奇抜なバーなど、生き生きとしたナイトライフでも話題を呼んでいます。ウィリアムズバーグの住民たちは、ミュージック ホール オブ ウィリアムズバーグやザ ブリックといったお祭り騒ぎができる場所で、クリエイティブな感性を発揮させて楽しんでいます。

チェルシーはアート好きにはたまらない場所。ニューヨークでも第一級の現代アートギャラリーがいくつもあります。アーティストなら夢を追いかけ、グルメならチェルシー マーケットを巡って最高の食品を扱う店で試食を。この地域を散策すれば、アンティーク ショップ、ブティック、のみの市、そして地元の職人の技などを目にすることができます。チェルシーは高級レストラン、スタイリッシュなラウンジ、LGBTQ 向けのバーなどが多いことでも有名。

廃線となった線路の跡地が遊歩道として整備されたハイラインも、素敵な見どころです。チェルシー ピアーズは、あらゆる年代層がスポーツやゲームを楽しめる施設。一日の終わりには、禁酒法時代風の酒場やカクテル バーでのんびり過ごしましょう。

アストリアは元々はギリシャからの移民たちが集まっていた場所ですが、現在ではニューヨークの多文化を体験できる場所の 1 つとなっています。この偉大なる多様性によって、クイーンズ地区は、ギリシャ料理、ブラジル料理、イタリア料理、タイ料理など、さまざまな味を楽しめるグルメにとっての天国となりました。ニューヨークで天気に恵まれたら、ボヘミアン ホール & ビア ガーデンの屋外のテーブルで料理を楽しみましょう。

かつてアストリアはアメリカの映画産業の中心地でもありました。ミュージアム オブ ムービング イメージでは、当時のスタジオが再現されています。またアーティストなら、ソクラテス彫像公園やノグチ美術館といった知る人ぞ知る珠玉の場所からインスピレーションを得られるでしょう。そしてイースト川沿いのアストリア パークからは、マンハッタンの背後に沈む、夢のように美しい夕日を眺めることができます

イースト ビレッジは、一風変わった雰囲気ながら、流行の先端を行く若者に人気の街。マンハッタンで最も活気のある場所の 1 つと言えます。すぐ近くにニューヨーク大学があり、ナイトクラブ、カクテル ラウンジ、怪しげなバーなどもあるトレンディなスポットです。上品で高級なレストランは見つからないかもしれませんが、イースト ビレッジには予算重視型の旅行者に嬉しいさまざまな飲食店があります。タトゥーの店、パンク バー、コメディ クラブ、ゲームセンターとバーが一緒になった「バーケード」などが混然と建ち並ぶイースト ビレッジ。気になる店がきっと見つかります。

43,000 平方メートルのレクリエーション施設のあるトンプキンズ スクエア パークでは、熱狂的なフェスティバルが開かれます。のんびりとアートを楽しみたいなら、ニューヨリカン ポエッツ カフェに行ってみましょう。詩を朗読し合うポエトリー スラム、美術展、コンサートなどを楽しめます。

ハーレムはニューヨークのアフリカ系アメリカ人の文化の中心地。ヒップ ホップ、スムース ジャズ、そしてクリエイティブなアートワークが育まれた場所でもあります。街を散策すれば、才能あるストリート アーティストが描いたカラフルな壁画が目に入ります。ウォーキング ツアーに参加すれば、これらの背景にある物語がわかるでしょう。

1920 年代から 1930 年代のハーレム ルネサンスの時代には、ルイ アームストロングやビリー ホリディといった伝説的な人物を輩出しました。歴史あるアポロ シアターで公演を見て、世界に名をはせた偉大なミュージシャンらの世界に足を踏み入れてみましょう。ハーレムで生まれつつあるフードシーンは、日本料理、エチオピア料理、プエルトリコ料理、ソマリア料理など、ニューヨークでも注目されており、アフリカ系文化を象徴する南部のソウルフードにも影響を与えています。