知って驚くマドリードの豆知識 10 選

1085 年、マドリードはムーア人の支配下に置かれていました。マドリードを奪還するため、アルフォンソ 6 世の軍隊が出陣準備を整えているとき、1 人のスペイン兵が自ら城壁に登ることを決心します。彼は機敏な動きで壁の頂上に到達し、ムーア人の旗をキリスト教の旗に交換することに成功します。このことから、彼はガト (スペイン語の「猫」) と呼ばれるようになり、この名前はマドリードの住民全員を指す呼称として定着しました。

パラシオ レアル (王宮) は王室の公邸ですが、1967 年以来、この豪華な建物にスペイン国王は住んでいません。マドリード西部のはずれにあるサルスエラ宮殿という、もっと慎ましい場所に住んでいます。公式の王宮が使用されるのは、国家的な儀式があるときだけです。

スペイン銀行の金庫室は、マドリードの中心部にある「シベレスの噴水」の地下 35 m にあると言われ、その噴水がある広場は、街のシンボルになっていて、噴水と同じ名前が冠されています。また、この噴水は銀行のセキュリティシステムの一部であると言われています。万一、何者かが金庫室に侵入した場合、噴水の水が自動的に地下に誘導されて金庫室を満たす仕掛けになっているのです。

恋愛の守護聖人、聖バレンタインの遺品はヨーロッパ中の多くの教会で見ることができますが、彼の心の置き場所は紛れもなくマドリードです。その魂は遺骨とともに、マドリード中心部の北、オルタレサ通りにある聖アントン教会に安置されています。

時間の感覚は国によって違います。マドリードでは、一般的に夕食の時間は 21:30 頃です。その前の 20 時頃から、タパスと一緒にワインやサングリアを数杯楽しむ神聖なオラ デラ アペリティーボ (アペリティフ タイム) が始まります。

なるべく他人に頼らずにマドリード観光を楽しみたいなら、GoCAR ツアーが便利です。GPS を搭載した黄色のミニカーに乗ると、マドリードの代表的な観光スポットを巡る旅程があらかじめ設定されているというわけです。ご自身のペースでマドリード観光ができるので、好きなときに停車して写真を撮ったり、飲み物を飲んだりすることができます。

本物のスペイン料理を手頃な価格で試すには、ほとんどのレストランにある「メヌー デル ディア (日替わりメニュー)」を利用するのが一番です。€8 から €15 の料金で、3 品のコース料理が楽しめ、ワインが 1 杯付いてくることもあります。

有名なベルリンの壁の一部がマドリードで見られます。ベルリン公園の北東の角にある噴水の真ん中に 3 つの残骸があります。もうひとつは、マドリードの東のはずれにあるヨーロッパ公園に展示されています。

ギネスブックによると、現在も営業を続けている世界最古のレストランはソブリノ デ ボティンです。1725 年創業のこのレストランは、マドリードの中心部、クチージョス通りにあります。このレストランを有名にしているのは、その長い歴史だけではありません。その伝統的なマドリード料理のクオリティが評価され、長年にわたり多くの賞を受賞しているのです。

プエルタ デル ソル (太陽の門) は、スペインのすべての道路の起点 (0 km) を示すプレートが地面に埋め込まれていることで有名な広場です。このプレートは、スペインのちょうど中心にあるレアル カサ デ コレオス (王立郵便局) の正面玄関のすぐ前にあります。