マドリードには観光名所だけでなく、旅の幅を広げる穴場スポットもあります。この街には買い物やレストラン、芸術、文化を目当てに多くの人が訪れますが、隠れた名所が豊富にあることはあまり知られていません。

歴史に名を残す芸術家がデザインした広場や庭園、文化と色彩に溢れた地区、唯一無二の文芸イベントなど、マドリードには一風変わった魅力的な体験が盛りだくさん。観光客が知らないマドリードのおすすめ 10 か所をぜひチェックしてみてください。

  • 1

    シベレス広場

    文化宮殿と噴水のある歴史的な広場を訪ねる

    シベレス広場
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    • 歴史

    シベレス広場には、数多くの素晴らしい見所のほか、さまざまなショップ、レストラン、展望台などがあります。古代ミノアの女神にちなんで名付けられた壮大なパラシオ デ シベレス (シベレの宮殿) には、ワークショップ、コンサート、講演、美術展が一年中開催される文化センターがあります。文化センター内には、カジュアルなカフェとエレガントな高級レストランがあります。

    ミラドール展望台からは、街の広大な景色を眺めることができます。地上には、ライオンが引く馬車に乗った女神の像をかたどったシベレスの噴水があります。この噴水は公共用水を供給するために 18 世紀に作られました。現在では、市内中心部の芸術的なシンボルとなっています。

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  • 2

    ソローリャ美術館

    スペインを代表する画家の生涯と作品を探る

    ソローリャ美術館
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    ソローリャ美術館は、有名な印象派の画家ホアキン ソローリャのかつての邸宅で、彼の生涯と芸術に焦点を当てたユニークな美術館です。美術館には、ソローリャの絵画や素描などの 1,200 点を超える作品と、彼の生涯に関する文書や資料が所蔵されています。この美術館は、アートファンには必見です。

    美術館で絵画や展示品を鑑賞した後は、豪華な敷地内でひと時を過ごしましょう。市内中心部に位置するこの美術館は、在来植物が生い茂る優雅で手入れの行き届いた庭園があることで有名です。この庭園はソローリャ自身が設計したもので、彼の遺産の一部として管理されています。

    所在地 : Paseo del General Martínez Campos, 37, 28010 Madrid, Spain

    営業時間 : 火 ~ 土 : 9:30 - 20:00、日 : 10:00 - 15:00 (定休日 : 月)

    電話番号 : +34 913 10 15 84

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  • 3

    ラサロ ガルディアーノ美術館

    傑作アート作品の個人コレクションを鑑賞する

    ラサロ ガルディアーノ美術館
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    • 歴史

    ラサロ ガルディアーノ美術館は、マドリードを拠点とする実業家の個人コレクションを保存、展示する 30 室の邸宅です。このコレクションには、彫刻、絵画、素描、鎧、コイン、ジュエリー、タペストリー、バロック時代のクリスタルやメダルなど、約 9,000 点の工芸品が含まれています。また、邸宅全体に年代物の装飾が施されています。

    美術館のコレクションには、ゴヤ、ズルバラン、ベラスケス、リベーラ、ムリーリョ、その他多くの巨匠の作品が収められ、この中には本物であることが認定された傑作がいくつも含まれています。美術館は市の中心部から北東へわずか 20 分ほどの場所にあります。

    所在地 : Calle de Serrano, 122, 28006 Madrid, Spain

    営業時間 : 火 ~ 日 : 9:30 - 15:00 (定休日 : 月)

    電話番号 : +34 915 61 60 84

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    写真提供 Luis García (CC BY-SA 3.0) 修正済

  • 4

    モン リブレ

    世界中の児童文学に出会う

    モン リブレ
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    • ユニーク

    モン リブレは有名な子供向けの文学祭で、何百冊もの新刊が集まります。モン リブレという名前は「世界の本」を意味し、あらゆる年齢の大人や子供を、幻想的な登場人物と夢に満ちた新しい世界、ファンタジー、科学、想像力の世界へと誘います。この祭典では、多くのワークショップやアクティビティが開催されるだけでなく、児童文学やヤングアダルトの人気作家に出会えるチャンスもあります。

    この大規模な祭典には、50 を超える出版社と多数の作家が参加します。子供たちは、さまざまな年齢層向けの読み聞かせ、ワークショップ、ゲストスピーカーの公演に参加できます。祭典は市内各地の会場で開催されます。

  • 5

    サバティーニ庭園

    見事な彫刻、噴水、植物、池を眺める

    サバティーニ庭園
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    サバティーニ庭園は王宮の前に広がる古典的な庭園で、見事な装飾や建築様式と手入れの行き届いた植物が見所です。もともと 1930 年代に設計、建設された彫刻は、この庭園の名前の由来となった有名な芸術家が制作したものです。庭園一帯は、市内で最も美しい場所の 1 つとされています。

    この庭園を最大限に満喫するには、夕暮れ時に訪れることをおすすめします。庭園の中心にある池に夕日が反射し、周囲全体が夕焼けに照らされます。庭園は市内中心部から西に数分のところにあります。

    所在地 : Calle de Bailén, 2, 28013 Madrid, Spain

    営業時間 : 10 月 ~ 4 月 : 毎日 9:00 - 21:00 5 月 ~ 9 月 : 毎日 9:00 - 22:00

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  • 6

    オエステ公園

    100 ヘクタールの文化園と庭園を散策する

    オエステ公園
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    オエステ公園には約 100 ヘクタールの緑地、樹木、展望台、庭園、屋外エンターテインメント​施設などがあり、あらゆる人が楽しめるスポットです。ここでは、ケーブルカーで優雅な庭園を通り抜けたり、陶芸学校を訪れたり、毎年恒例のバラの品評会に参加したりできます。エジプト政府が市に寄贈した紀元前 2 世紀にまで遡る本物のエジプトの神殿や、戦争遺跡が残る自然遊歩道もあります。

    バラ園だけでも 15,000 平方メートルの広さがあり、公園全体が曲がりくねった小道と複数の階層で構成される英国式庭園を模しています。この公園は市の中心部にあります。

    所在地 : Paseo de Moret, 2, 28008 Madrid, Spain

    営業時間 : 24 時間年中無休

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  • 7

    カンポ デル モロ

    歴史的な庭園の素晴らしい景色を眺める

    カンポ デル モロ
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    カンポ デル モロ庭園は、エレガントな小道と色とりどりの植物が果てしなく広がる静かな空間です。19 世紀にマリア クリスティーナ女王の命により作られたこの庭園からは、その広大な緑地の向こう側に広がる壮観な王宮と、巨大な噴水や木陰を落とす遊歩道を眺めることができます。海神のトリトンと貝の宮殿をモチーフにした新古典主義の噴水を見ることができます。

    庭園は 1930 年代に歴史芸術記念物に指定されており、その名前はイスラム教徒の軍隊が軍事作戦中にこの地域に野営したことに由来しています。この庭園は市の中心部にあります。

    所在地 : P.º de la Virgen del Puerto, 1, 28013 Madrid, Spain

    営業時間 : 毎日 : 10:00 - 20:00

    電話番号 : +34 914 54 88 00

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  • 8

    サン アントニオ デ ラ フロリダ

    スペインを代表する画家の礼拝堂、美術館、墓を訪ねる

    サン アントニオ デ ラ フロリダ
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    サン アントニオ デ ラ フロリダ礼拝堂は、スペインの建築と芸術が融合したエレガントで見事な傑作です。礼拝堂は 18 世紀後半にフランシスコ デ フォンタナによって建てられ、ギリシャ十字型の平面構成が特徴です。著名な画家フランシスコ ゴヤによって装飾された礼拝堂は、バロック様式の建築と美学の代表例です。

    1905 年に国定記念物に指定された礼拝堂は、ゴヤに捧げられた美術館としての側面も持ち、見事なフレスコ画とゴヤ自身の墓があることで知られています。礼拝堂は市内中心部から西にわずか 10 分の場所にあります。

    所在地 : Glorieta San Antonio de la Florida, 5, 28008 Madrid, Spain

    営業時間 : 火 ~ 日 : 9:30 - 20:00 (定休日 : 月)

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  • 9

    ラバピエス地区

    多文化エリアでボヘミアンな雰囲気に浸る

    ラバピエス地区
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    • 歴史

    ラバピエスは、公共の広場を中心とした歴史的な地区で、ストリートアート、活気に満ちたナイトライフ、ボヘミアンな雰囲気など、多様な文化に触れることができます。近年、この界隈は大規模な再開発により、芸術と文化シーンの中心地となっています。通り沿いにはさまざまなおしゃれなバーやカフェ、オルタナティブバーやサブカルチャースポット、シーシャバーがあり、独特の反抗的な雰囲気が感じられます。

    ここには、古くからのスペイン居酒屋とインド料理店が並んでいます。エッジの効いたイベントやモダンアートの展示や美術館を鑑賞したり、美術品や工芸品の市場を訪れたりできます。この地区は、市内中心部から南にわずか 15 分の場所にあります。

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  • 10

    オラビデ広場

    地元っ子気分でテラス文化に浸る

    オラビデ広場
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    オラビデ広場には公園のベンチ、子供向けの遊び場、カジュアルなカクテルバー、歩道のカフェなどがあり、市内で最も親しみやすい場所の 1 つです。もともと 1930 年代には屋根付きの公設市場でしたが、1974 年に市内の観客イベントとして実施された制御爆破を経て、現在の広場に生まれ変わりました。

    このエリア内のバーでは、広場の歴史を写真で紹介しています。ぜひ立ち寄って、飲み物を片手に壁に貼られた写真をゆっくりとご覧ください。この広場は市の中心部にあります。

    営業時間 : 24 時間年中無休

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    写真提供 Diario de Madrid (CC BY 4.0) 修正済