サンディエゴのフェスティバル 10 選

ブラジル カーニバルは、日光に恵まれたサンディエゴにふさわしい、本場リオ デ ジャネイロのカーニバルを彷彿とさせる終日開催のフェスティバルです。ここでは、ブラジルのコパカバーナではなくミッション ビーチが人でいっぱいに。家族向けの観光スポットであるミッション ベイに向かい、太平洋沿岸で繰り広げられる盛大なパーティを見学しましょう。

近年では、毎年 60,000 人もの人々がブラジル カーニバルにやって来るといいます。BGM は、サンパウロのバーからそのまま流れてくるかのようなサンバ、ボサノバ、ジャズのメドレーです。ラテン魂を伝える山車やダンスのパレードが通り過ぎる脇には、ショッピング好きに嬉しい食品と工芸品の市場も開かれ、150 を超える屋台が軒を連ねます。

3 日間にわたって開催されるサンディエゴ グリーク フェスティバルは、ギリシャをテーマとした祭典です。毎年、さわやかな日々が続く 6 月に、中心街バルボアパークのすぐ北にある賑やかなパーク ブールバードで開かれます。この祭典は例年、午前中にスタートし午後 10 時頃に終了します。

何といっても主役は料理。ほうれん草を詰めた「スパナコピタ」パイから定番の肉料理「ギロピタ」(別名ジャイロ)、熱々の焼きチーズ「サガナキ」まで、魅惑的な郷土料理の数々を再現するために、ギリシャの料理人たちが南カリフォルニアのいたるところから集まります。伝統的な踊りや歌にも参加できるので、道々でダンスにも挑戦してください。

サンディエゴのプライドパレード アンド フェスティバルは、世界のプライドパレードのトップ 50 に数えられる祭典です。毎年、スタジアムをいっぱいにする 36 万もの人々がこの一大パーティーに参加すると推定されています。緑豊かなバルボア パークを中心に、街中で開催されます。さまざまな併設イベントも行われますが、正式には 7 月の第 2 または第 3 週末に始まります。

通常は、LGBTQ+ の人気エリア「ヒルクレスト」で金曜日に催される路上パーティーやテーマナイトで幕を開けます。土曜日には、メイン会場がバルボアとユニバーシティ アベニューに移り、象徴的なダンスや山車、レインボーカラーの旗でいっぱいのパレードが何ブロックも続きます。夜が近づくと、参加者はライブミュージックのステージに繰り出します。こうしたステージでは、著名ミュージシャンの演奏を目の当たりにすることができます。

コロナド フラワー ショーは、春にサンディエゴを旅行するガーデニング愛好家におすすめのイベントです。4 月中旬になると、暖かい気候に誘われて花が咲き始め、生き生きとした緑の葉が茂ります。1920 年代に始まったこのフラワーショーは、コロナドビーチで最も長く続いている文化行事となっています。

最大の見どころは大型のテント内に展示されている花々です。コロナド市とコロナド フローラル アソシエーションが管理・運営するこの園芸イベントでは、アメリカで最も権利ある園芸賞の審査も行われます。フラワーショーに足を運んで、ハエトリソウからピンクに色づくモクレンまで、様々な花を観賞してください。

サンディエゴ ベイフェストは、サーフスポットの活気あふれる雰囲気とカリフォルニア × メキシコの融合文化、レゲエのスピリットをまとめて満喫できるミュージックフェスティバルです。カリブ海をテーマにした音楽の祭典ですが、ビーチ沿いにはタコススタンドとクラフトビールのテントも立ち並びます。参加するなら、7 月上旬にウォーターフロント パークへ。チケットは余裕をもって事前に確保しておきましょう。

ベイフェストは、ステージが 1 つのみの集中型イベントです。どのアーティストをいつ見るか、別会場で同時進行されるスケジュールを気にする必要はありません。ヒップホップやダブ、コーストレゲエの巨匠たちが繰り広げるセッションを堪能してください。アメリカ国内の新進気鋭アーティストを中心とする音楽祭のため、カリフォルニア州や西海岸、ハワイから多くのミュージシャンたちが登場します。

サンディエゴ国際映画祭、略して SDiFF は、11 日間の華やかで大規模な映画イベントです。ハリウッドからパシフィック ハイウェイを少し行ったところにあるガスランプ クォーターとラ ホーヤのビーチエリアを会場に開催され、数多くの有名人が映画の上映会や授賞式、業界内のネットワーキングのために集まります。

この数年で映画のカテゴリーは多様化しました。昨今では、これまで見過ごされてきた人々に大きな焦点が当てられています。LGBTQ+ を題材とする映画、ソーシャル インパクト (社会的影響力) をもつ映画、アメリカ先住民を題材にした映画など、興味深い作品を観る機会となるでしょう。イベントの最後には、誰もが顔を知っている超有名人が集まるパーティーが開かれます。チケット入手は困難が予想されます。

ミラマー航空ショーは、国際航空ショー協議会により、単独としては世界最高の軍事航空ショーと評価されています。またアメリカ最大規模かつ最も長く続いている航空ショーの 1 つでもあります。近年では毎年 70 万人を超える観客が集まります。会場は、サンディエゴのダウンタウンから車で約 20 分の砂丘にある海兵隊航空基地。

航空機ファンの期待を裏切ることはありません。コブラ ヘリコプターから F-16 戦闘機まで、多種多様な航空機が展示されており、第2 次世界大戦で使用された航空機も見ることができます。航空パフォーマンスではもちろん、パラシュート降下や重力をものともしない大回転が披露されます。

CRSSD フェスティバルは、チルホップ & エレクトロニック ダンス ミュージックをテーマとしています。カリフォルニア州で昔から人気を博す、さまざまな音楽祭のレパートリーに加えられた比較的新しいイベントです。とはいえ、今やサンディエゴの恒例フェスティバルとして欠かせないものに。ガスランプ クォーターとダウンタウンからわずか数歩のところにあるウォーターフロント パークの一等地で、早春の 2 日間にわたって開催され、1 日あたり 15,000 人以上の人々が集まります。

この祭典では、エレクトロニカ界を広く網羅するアーティストが勢ぞろいします。コーチェラなどのその他のフェスティバルに出演する大物やベテランと並び、新進気鋭のウエストコースト エクスペリメンタル ミュージシャンたちも登場予定。さらに、多くの公式アフターパーティーも行われます。サンディエゴ湾に停泊している巨大パーティーヨット、インスピレーション ホーンブロワー号で開催されるものもあります。

サンディエゴ スムース ジャズ フェスティバルでは、素晴らしい音楽と仲間たちと粋な週末を満喫できます。サンディエゴ湾を前にさわやかな風が吹くエンバーカデロ マリーナ パーク ノース地区で、気候も穏やかな 7 月初旬に開催されます。

この音楽祭では、アメリカンソウル、ピアノジャズ、ミシシッピ州のビッグバンド、ブルース、アバンギャルドジャズなどのメドレーを心ゆくまで堪能しましょう。地元のフードトラックや屋台、クラフトビールやカリフォルニアワインのテントも立ち並びます。何より特徴的なのは、規模が大きすぎない祭典のため、すぐに打ち解けられる雰囲気に満ちていること。地元サンディエゴのジャズ愛好家と出会い、交流するのにぴったりの機会です。