台北でおすすめのアクティビティ ベスト 9

かつては「世界で最も高い建物」の称号を手にしていた台北 101。文化財としても建築物としても価値があります。中国文化の伝統的なデザインがあしらわれたその姿はまるで巨大な仏塔のよう。金融街の中心部に位置する台北 101 の中には、高級品やファッション用品を取り扱う店舗、一流レストランを擁する世界有数のショッピングモールがあります。

建物上部付近に備えられた 660 トンの鋼製の動吸振器などにより、耐震性、耐風性に優れた構造になっています。市内を見渡す絶景が望める 89 階の展望台では、建物の振動を緩和する巨大な動吸振器が揺れ動く様子も見られます。世界最速レベルの加圧式エレベーターに乗れば、わずか 37 秒で展望台に到着。

台北中心部にある 25 万平メートルの公園内に設置された中正紀念堂。中華民国の初代総統、蒋介石を記念して建立されました。台湾を現在の形で創立したのが蒋介石です。この青いガラス屋根を冠した白い大理石の印象的な建物は、彼の功績を後世に伝えています。

入口までの 89 段の階段は、それぞれが蒋氏の人生を象徴しています。階段を登り切った 1 階にある図書館と博物館では、蒋介石の人生と台湾の発展について詳しく学ぶことができます。上階の本堂には巨大な蒋氏の像。定時に開催される儀仗隊交代式を日々見守っています。

1738 年に中国人移住者が設立した龍山寺。台北で最も古く、台湾屈指の重要な寺院です。慈悲深い観音菩薩が祀られていますが、その歴史は苦難の道でした。地震や火災の被害のほか、第二次世界大戦中の空爆を受け、貴重な芸術品や美術品が破壊されたのです。

災いに遭うたびに信心深い台北市民の手で再建 (最後の全面的な再建は 1924 年) され、その複雑なデザインが保たれてきたため、台湾の伝統建築を伝承する価値もあります。寺院の敷地内には素晴らしい芸術品の数々が残されており、それぞれが強烈な印象と魅力的なストーリーを今に伝えます。

台北動物園と台北市南部郊外にある猫空の小さな町を 4.3 km に渡って結ぶ猫空ロープウェイ。美しく緑豊かな山々を通り抜け、指南宮駅に停車し、終点に到着します。

所要時間は 17 〜 37 分 (その日の運行速度によって異なります)。台北市南部にある伝統的なお茶屋や農園を訪れるのにおすすめの交通手段です。道中には台北の都市の景観や周辺の田園風景も楽しめます。

世界でも有数の温泉地帯の中心に北投温泉があります。北投公園を取り巻く建物のほとんどは、渓谷を流れるミネラル豊富な地熱温水を利用する温泉宿です。弱酸性の硫黄泉は癒しの効能があると言われ、水温は 37℃～40℃。少し上流にある地獄谷 (地熱谷とも呼ばれる) の水温はなんと 100℃ にもなります!

温泉博物館がある北投公園は、手つかずの自然が残る魅力的な場所です。

古代中国帝国の工芸品や美術品を所蔵する国立故宮博物院。696,000 点を超える世界最大級のコレクションを誇ります。世界で最も人気のある博物館の 1 つ。館内をじっくり巡れば、魅力ある悠久の中国史のよりリアルな全貌を学べるでしょう。

所蔵する 1000 年以上も前の美術品に比べればまだ新しいと言える、巨大な宮殿のような建物は 1965 年に建てられました。その後数十年の間に何度か拡張工事が実施され、常設展示スペースが設置されました。とにかく広いので歩きやすい靴で行きましょう。

「四獣山」としても知られる象山。市内の金融街を望む素晴らしい眺望が人気です。晴れた日には台北の象徴「台北 101」が地平線にそびえ立ち、絶好の絶景ポイントかつ写真撮影ポイントに。

標高 183 メートルの頂上へは、南港区ハイキングコースを通って簡単に登頂できます。市内からのアクセスしやすさも人気の理由。ルートは整備されていてわかりやすく、石段は永遠に続くかのように思えるかもしれませんが、山を歩き慣れていない方でも通常 20 〜 40 分ほどで頂上にたどり着くことができます。

「台湾の父」として知られる孫文。国父紀念館はその功績を称えます。美しい中山公園内にある 29,464 平方メートルのこの紀念館では、1912 年に中華民国の初代大統領となった孫氏の生涯と、中国の建国にまつわる歴史を紹介しています。また、台北市の主要な文化拠点にもなっています。衛兵交替の儀式も見どころの 1 つ。

基隆川を見下ろす緑豊かな丘の中腹に建つ国民革命忠烈祠には、中華人民共和国の戦没者が祀られています。辛亥革命、第二次世界大戦、国共内戦、その他の戦闘で命を落とした約 39 万人の戦没者の位牌が安置されています。

33,000 平方メートル以上にも及ぶ草原の中央に位置する聖廟は、厳粛な場所です。荘厳な正面入口を警備している彫像のような警官と、衛兵交替の儀式が見どころ。

台北動物園で 1 番の人気者は、ジャイアントパンダのトアントアンとユエンユエンに、台湾で初めて誕生したパンダ、ユエンザイ。165 ヘクタールの敷地内には、12,000 羽以上の鳥、人気の子ども動物園 (家畜と触れ合えます)、昆虫館、両生爬虫類館があるほか、ペンギン、コアラ、夜行性の動物などが飼育されています。

野生のイノシシ、カニクイマングース、ウンピョウ、キョンなど、台湾の野生動物のみを集めたエリアも。楽しい展示と良好な健康状態の動物たちが高く評価されています。