ソウル旅行の節約術 9 ポイント

ソウルの森にはテーマが異なる 5 つのエリアがあり、都会の真ん中で自然と触れ合うことのできる空間になっています。ピクニックバスケットとレジャーシートを持って訪れるのもよし、手ぶらで行って出前を取るのもアイデアです。蝶庭園と昆虫植物園は無料で入ることができ、特に子供連れの旅行者に絶好のスポットです。ソウルの森駅からすぐ近くとアクセスが抜群。ソウルの中心部にあるため、有名なレストランやカフェも近くにたくさんあります。

ソウルのオリンピック公園およびスタジアムは、総合スポーツ施設であるとともに、市民の憩いの場となっています。1988 年のソウルオリンピック開催に向けて建設されたこのスタジアム。現在では年間を通して、スポーツ競技やコンサート、大規模なイベントが開催されています。公園の敷地内には、オリンピック記念館、百済時代のお城である夢村土城 (モンチョントソン)、世界平和の門といった見どころもあり、きれいに舗装された道をたどって彫刻公園まで行くと、約 200 点の彫刻や芸術作品をゆっくりと鑑賞できます。なお、テニスコート、体育館、フェンシング場、屋内オリンピックプールは、すべて一般に開放されています。

かつては国王の母や祖母の住まいであった昌慶宮 (チャンギョングン) は、色鮮やかながらも落ち着いた雰囲気の王宮です。特に、毎年定期的に実施される夜間特別観覧が人気で、儀式などで使われる韓国の伝統的な提灯「青紗提灯 (チョンサチョロン)」を片手に歩いていると、朝鮮時代にタイムスリップしたような気分を味わえます。昌慶宮には、エキゾチックな近代建築が美しい大温室もあり、追加料金なしで入場できます。

漢江 (ハンガン) に浮かぶ島にある仙遊島 (ソニュド) 公園は、2000 年までは浄水場施設でした。この施設が改造されて仙遊島公園として生まれ変わり、今では大都市に居ながら自然を満喫できる場所となっています。この公園からの眺めは、特に漢江の夜景がきれいな夕方以降がすばらしく、美しい夜景を写真に収めようと多くの人が訪れています。公園内では自転車を利用できず、徒歩で回ることになるので、歩きやすい靴で出かけましょう。

ソウル中心部にある明洞 (ミョンドン) 聖堂は、韓国で最も重要な大聖堂の 1 つです。1898 年に建てられたゴシックリバイバル様式のこの教会は、韓国の史跡第 258 号に指定されています。観光客向けにいくつかの言語でパンフレットが用意されているので、1 つ手に取ってみましょう。ここは人々が礼拝に訪れる場所だけに、混雑していなくてとても静か。にぎやかな明洞で静かな時間を過ごしたいときに、ぜひ訪れてみてください。

清渓川 (チョンゲチョン) は、光化門 (クァンファムン) 近くの清渓 (チョンゲ) 広場から往十里 (ワンシムニ) まで流れる人工河川です。漢江 (ハンガン) と地下から汲み上げて浄化した水を放流しているため、この川の水はとてもきれい。2 年 3 か月にわたる復元事業によって生まれ変わったこの川は、周辺に緑がふんだんに使われていて、上を見上げないかぎり大都会の真ん中にいることを忘れてしまうほどです。この川はソウルの中心部を流れているため、周辺にはカフェ、見どころ、繁華街など、便利な施設がたくさんあります。また川沿いでは年に数回、ナイトマーケットも開催されます。

蚕室 (チャムシル) にある石村湖公園はソウル市民の憩いの場として有名ですが、桜の名所としても知られています。周囲を高層ビル街に囲まれていることと、近くに遊園地があることから、美しい夜景を眺めることもできます。湖の上に個性的なアートワークが設置されているのも目を楽しませてくれます。湖岸の遊歩道もきちんと整備されているので、道に迷う心配もありません。駐車場もありますが、混雑する場合があるので公共交通機関で行くことをおすすめします。

新羅時代に建てられた奉恩寺 (ポンウンサ) は、火災や戦争による破壊と修復を繰り返して今に至っています。山奥ではなくビルが建ち並ぶ市内にあるため、他のお寺に比べて参拝に便利です。拝殿、石碑、大仏と周囲の景観が調和して、境内は四季折々の装いを見せてくれます。特におすすめの時期は、お釈迦様の誕生日を祝う期間。境内が色鮮やかな提灯で飾られ、夜ライトアップされる光景はなんとも言えない美しさです。