日本で初めて世界遺産に指定された法隆寺や、修学旅行の定番である東大寺など、見どころや名所が盛りだくさんの奈良。仏教美術の宝庫でもあり、数多くの国宝や重要文化財を鑑賞できます。
平城京跡で、ロマンあふれる古代の日本に思いをはせるのもいいですね。少し足を延ばして吉野山や明日香村に出かければ、より奥深い奈良を味わうことができます。
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東大寺
奈良のみならず、日本を代表する観光地
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「奈良の大仏さん」であまりにも名高い東大寺は、天平文化の息吹を今に伝える壮大な寺院です。1998 年には、古都奈良の文化財の一部として世界遺産に指定されたほか、寺院そのものが貴重な文化財の宝庫でもあります。
大仏様が安置された大仏殿は、世界最大級の木造建築として知られます。この大仏殿の本尊である毘盧遮那仏 (びるしゃなぶつ) は、社会の安定や国家の平穏を祈って聖武天皇が造立したものです。国宝の貴重な仏像としては珍しく、自由に写真撮影できるというのもうれしいポイントです。
所在地 : 〒630-8211 日本 - 奈良県奈良市雑司町 406-1
営業時間 : 大仏殿 : 7:30am - 5:30pm (4 ~ 10 月)、8am - 5pm (11 ~ 3 月) 法華堂 (三月堂)、戒壇院千手堂 : 8:30am - 4pm 東大寺ミュージアム : 9:30am - 5:30pm (4 ~ 10 月)、9:30am - 5pm (11 ~ 3 月)
電話番号 : (+81) 742-22-5511
地図 - 2
奈良公園
古都の雰囲気を満喫できる美しい自然公園
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若草山のふもとで約 1,300 頭の鹿が暮らす奈良公園は、奈良観光のハイライトの 1 つでしょう。緑の美しい約 660 ヘクタールもの広大な公園内には、東大寺や春日大社、興福寺などが点在し、これらを巡っているだけで、奈良の主要な見どころをカバーできるほどです。
芝生に寝そべる鹿の姿はのどかに見えますが、時期によっては気が荒くなっている場合もあり、かみつかれたりすることもあります。販売されている鹿せんべいだけを手早く与えるようにしましょう。
所在地 : 〒630-8212 日本 - 奈良市春日野町ほか
電話番号 : (+81) 742-22-0375
地図 - 3
春日大社
平城京を守るため、奈良時代に創建された歴史的な神社
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ユネスコの世界遺産「古都奈良の文化財」の一部でもある春日大社。平城京の守護のため約 1,300 年前に現在の茨城県鹿島から祭神を招来したのが、春日大社の始まりと言われています。
春日大社は灯籠の数が日本一多いことでも知られ、境内には約 3,000 基の灯籠が並んでいます。年に 3 度だけ (2 月の節分および 8 月 14、15 日)、すべての灯籠に火を灯す万燈籠 (まんとうろう) という行事が行われ、幽玄な雰囲気に包まれます。
所在地 : 〒630-8212 日本 - 奈良県奈良市春日野町 160
営業時間 : 3 ~ 10 月 : 6:30am - 5:30pm、11 ~ 2 月 : 7am - 5pm
電話番号 : (+81) 742-22-7788
地図 - 4
興福寺国宝館
有名な阿修羅像以外にも見応えたっぷり
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法相宗の大本山である興福寺の国宝館には、東大寺を上回る数の国宝が収蔵されています。仏像や絵画、古文書など合計 30 以上の国宝が収蔵されているほか、多数の文化財が収められており、非常に見応えのあるコレクションとなっています。
興福寺の最も有名な文化財といえば、3 つの顔と 6 つの腕を持つ阿修羅像でしょう。かつてはガラスケースの中に陳列されていましたが、現在は直接間近で鑑賞できるようになっています。ただし、写真撮影は許可されていません。
所在地 : 〒630-8213 日本 - 奈良県奈良市登大路町 48
営業時間 : 9am - 5pm
電話番号 : (+81) 742-22-5370
地図 - 5
依水園、寧楽美術館
古都奈良の中心部にある名庭園と美術館
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依水園は、自然の風景を模した美しい日本庭園、そしてその園内に併設された寧楽美術館は、東アジアの古美術品を展示する美術館です。東大寺と興福寺の間に位置するため、寺院巡りの際に一息つくのにおすすめのスポットです。
寧楽美術館には、神戸で海運業を営んでいた中村家 3 代が収集した東洋美術のうち、第二次世界大戦下の神戸大空襲を逃れた 2 千数百点が収蔵されています。奈良を代表する池泉回遊式庭園の依水園では四季折々の絶景が楽しめますが、特にすばらしいのは春の桜と秋の紅葉の季節です。
所在地 : 〒630-8208 日本 - 奈良県奈良市水門町 74
営業時間 : 9:30am - 4:30pm (4 月、5 月は 9:30am - 5pm) ※火曜休園 (祝・休日の場合は開園し、翌平日に休園) ※12 月末 ~ 1 月中旬および 9 月下旬は庭園整備期間として休園
電話番号 : (+81) 742-25-0781
地図 - 6
奈良国立博物館
日本屈指の仏教美術のコレクション
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歴史的に貴重な仏教美術の数々を収蔵する奈良国立博物館ですが、できれば毎年秋に開催される「正倉院展」にタイミングを合わせて訪れたいもの。正倉院に収蔵されている約 9,000 点の宝物のうち、およそ 60 点が展示されます。
なら仏像館、青銅器館、東新館、西新館の 4 つのギャラリーがあり、特に見応えがあるのが、飛鳥時代から鎌倉時代までの日本の仏像を中心に展示している「なら仏像館」です。国宝や重要文化財に指定された、貴重な仏像およそ 100 体を鑑賞できます。
所在地 : 〒630-8213 日本 - 奈良県奈良市登大路町 50
営業時間 : 9:30am - 5pm (金・土曜日は 8pm まで) ※休館日 : 月曜日 (休日の場合はその翌日。連休の場合は終了後の翌日)、12 月 28 日 ~ 1 月 1 日
電話番号 : (+81) 50-5542-8600
地図 - 7
ならまち
江戸時代の町家の暮らしを垣間見ることができる
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「ならまち」は、かつての元興寺 (かんごうじ) の境内を中心とした地域一帯を示す呼び名です。奈良の旧市街地であるならまちは、かつては職人たちの暮らす町でした。このため江戸時代末期の建築様式が保存されており、細い路地に奥行きの深い格子の町家が並びます。
現在のならまちは、カフェや個性的なショップ、レストランなどが並ぶ魅力あふれるエリアとして生まれ変わっています。まるでタイムスリップしたかのようなゆるやかな時間が流れるならまちは、奈良散歩の人気コースです。
所在地 : 日本 - 奈良県奈良市
地図 - 8
唐招提寺
天平の雰囲気を今に伝える歴史的な古刹
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唐招提寺は、南都六宗の 1 つである律宗の総本山。759 年に唐から来日した鑑真和上によって、仏教の戒律を学ぶための道場として建立されました。国宝である金堂と講堂は、荘厳かつ重厚な雰囲気を漂わせており、今もなお天平時代の面影を伝えます。
日本最古の肖像彫刻として知られる鑑真和上像は、残念ながら年に数日しか開帳されませんが、境内の建築物や、中に安置されている仏像の多くが国宝に指定されており、いずれも非常に見応えがあります。
所在地 : 〒630-8032 日本 - 奈良県奈良市五条町 13-46
営業時間 : 8:30am - 5pm
電話番号 : (+81) 742-33-7900
地図 - 9
平城宮跡歴史公園
国際色豊かな平城京の面影を伝える広大な歴史公園
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平城宮跡歴史公園は、奈良時代の 710 年に当時の先進国である唐の都の長安城を模して造られた居城、平城宮跡に造られた公園です。当時の建築物は失われてしまいましたが、残された地下の遺構をもとに発掘調査が行われ、朱雀門 (すざくもん) や第一次大極殿が復原されました。
現在では、「天平みはらし館」、「天平つどい館」、「天平みつき館」など 5 つの複合施設を含む公園として整備され、レンタサイクルを利用したり、VR シアターで奈良時代の様子を学んだりすることができます。
所在地 : 〒630-8012 日本 - 奈良県奈良市二条大路南 3 丁目 5 番 1 号
営業時間 : 施設により異なります。
電話番号 : (+81) 742-36-8780
地図 - 10
若草山
ファミリーで訪れたい楽しいハイキングスポット
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毎年 1 月の第 4 土曜日に行われる若草山の山焼きは、奈良の春を告げる風物詩として地元の人々に愛されてきました。この山焼きにより、芝生でおおわれたお椀のような、若草山独特の形状が形づくられます。
奈良市街を一望できる絶好の夕日スポットであり、最高のハイキングコースとしても高い人気を誇る若草山。毎年 3 月第 3 土曜日 から 12 月第 2 日曜日までの期間、入山することができます (入山料が必要)。山頂ではたくさんの鹿が迎えてくれ、疲れも吹き飛びます。
所在地 : 〒630-8211 日本 - 奈良県奈良市雑司町
電話番号 : (+81) 742-22-0375
地図 - 11
萬葉植物園
藤の名所として知られる美しい庭園
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春日大社域内にある萬葉植物園は、万葉集に詠まれた約 300 種の植物を集めた優雅な植物園です。五穀の植栽や椿園、大賀ハス、紅葉など、季節ごとにさまざまな植物を鑑賞できます。子供の日と文化の日には、植物園中央の池に設置された浮舞台で、伝統芸能の雅楽が奉納されます。
萬葉植物園で名高いのは藤の花です。20 品種、約 200 本の藤が植栽されており、開花時期の 4 月末 ~ 5 月上旬には毎年多くの人でにぎわいます。
所在地 : 〒630-8212 日本 - 奈良県奈良市春日野町 160
営業時間 : 3 ~ 11 月 : 9am - 5pm (入園は 4:30pm まで)、12 ~ 2 月 : 9am - 4:30pm (入園は 4pm まで)
電話番号 : (+81) 742-22-7788
地図 - 12
薬師寺
よみがえった白鳳 (はくほう) 時代の面影を味わえる
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南都七大寺の 1 つで法相宗の大本山である薬師寺は、「古都奈良の文化財」の一部として世界遺産に登録された名刹です。金堂に安置された本尊の薬師三尊像は、その優美さから日本の仏教美術の最高傑作とも呼ばれる名高いものです。
薬師寺の建築物は、過去に何度も火災や地震で失われてきましたが、1968 年、当時の管主である高田好胤師の呼びかけにより伽藍 (がらん) の復興がはじまり、現在では西塔、中門、回廊、大講堂など、主要な堂塔 (たっちゅう) はほぼ復元されています。
所在地 : 〒630-8563 日本 - 奈良県奈良市西ノ京町 457
営業時間 : 8:30am - 5pm
電話番号 : (+81) 742-33-6001
地図 - 13
葛城市相撲館「けはや座」
日本の相撲発祥の地で土俵に上がることもできる
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相撲館けはや座は、相撲の発祥の地とされる葛城市にある体験型の相撲ミュージアムです。日本最古の歴史書『日本書紀』には、垂仁天皇の時代にこの地の力士、當麻蹶速 (たいまのけはや) が、出雲からやってきた野見宿禰 (のみのすくね) と力自慢をして敗れたと記され、これが日本における相撲の始まりと言われています。
相撲館けはや座には実物大の土俵があり、土俵上に上がることもできます。また升席に座ることもでき、相撲好きにはたまらない施設です。
所在地 : 〒639-0276 日本 - 奈良県葛城市當麻 83-1
営業時間 : 10am - 5pm ※休館日 : 火、水曜日 (祝日を除く)、12 月 28 日 ~ 1 月 4 日
電話番号 : (+81) 745-48-4611
地図写真提供 Lytt (CC BY-SA 4.0) 修正済
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明日香村の棚田
日本の美しい原風景が広がる奥明日香
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明日香村の棚田、つまり傾斜地に階段状に作られた水田は、「稲渕 (いなぶち)」、「阪田」、「上 (かむら)」、「細川」という 4 つのエリアで見られますが、なかでも稲渕の棚田は、日本の棚田百選にも選ばれた見事な景観で知られています。
春は菜の花が咲き乱れ、秋には実った稲穂と彼岸花が並ぶという、日本の原風景そのもののフォトジェニックな光景が広がります。棚田を写真に収めたいなら、レンタサイクルを利用してマイペースに移動するのがおすすめです。
所在地 : 〒634-0123 日本 - 奈良県高市郡明日香村
地図 - 15
法隆寺
聖徳太子の謎を伝える世界最高の木造建築
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607 年、聖徳太子により創建されたと伝えられる法隆寺は、現存する世界最古の木造建築群として日本で初めて世界遺産に登録されました。
法隆寺の国宝および重要文化財は、飛鳥彫刻の名作である釈迦三尊像、日本最古の五重塔、聖徳太子が暮らした斑鳩の宮跡に造られた夢殿など、およそ 200 件にも上ります。なお、夢殿の秘仏「救世観音菩薩立像」は、4 月 11 日 ~ 5 月 18 日および 10 月 22 日 ~ 11 月 22 日に特別開帳されます。
所在地 : 〒636-0115 日本 - 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 1-1-1
営業時間 : 2 月 22 日 ~ 11 月 3 日 : 8am - 5pm 11 月 4 日 ~ 2 月 21 日 : 8am - 4:30pm
電話番号 : (+81) 745-75-2555
地図 - 16
吉野山
修験道の聖地を神秘的に彩る山いっぱいの桜
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日本一の桜の名所として名高い吉野山では、4 月の上旬から中旬にかけて約 3 万本もの満開の桜に山全体が包まれ、夢のような光景を楽しめます。吉野山の桜は平安時代から和歌に詠まれ、多くの人に愛されてきました。
吉野山がこのように桜の名所となったのは、この地で修行した修験道の開祖役小角 (えんのおづぬ) に始まると伝えられます。以来、修験道では桜が神木とされ、お花見目的ではなく信仰のために大切に守られてきました。このような背景から、吉野の桜は独特の神秘的な雰囲気を漂わせています。
所在地 : 〒639-3115 日本 - 奈良県吉野郡吉野町吉野山
地図