済州島のベストビーチ 10 選

済州島西部の翰林邑 (ハンリムウプ) に位置する挟才海水浴場は、美しい海と松林が素晴らしい調和を見せているビーチです。貝殻が混じる白い砂浜は貝殻と黒い玄武岩が入り混じり美しいコントラストを見せています。そして目の前には翡翠のような青い海が広がります。海岸の手前はうっそうと茂る松林があります。水深が浅く傾斜も緩やかなため、水遊びを楽しむために多くの家族連れで賑わっています。ビーチには更衣室やシャワーブース、レストラン、カフェなどの便利な施設があります。松林ではキャンプを楽しむ人もいます。

海上には海面に突き出す飛揚島を眺めることができ、日没時には島に落ちる太陽と海のコンビメーションが美しい風景を見せてくれます。このビーチは、南側に隣接するクムヌン ウトゥムウォン海水浴場とペアで知られています。翰林公園、金陵石物園、ウォルリョン サボテン群生地などの周辺の観光スポットもお立ち寄りください。

済州オルレ コース 19 に含まれる咸徳海水浴場はきれいな青い海で有名なビーチです。すぐ近くにソウボン峰と呼ばれるオルム (火山岳) があることから「ハムドク ソウボン ビーチ」とも呼ばれています。背の高いヤシの木、白い砂浜と美しいコントラストを見せる紺碧の海、海底まで見える透き通った水、泡立つ白い波がエキゾチックな風景を呈しています。ビーチの西側につながる陸橋を歩くと、まるで海の上を歩いているような気分。

ビーチの隣にあるソウボン峰は、春は菜の花で黄色に、夏は緑に染まり、訪れる人に季節ごとの景色を楽しませてくれます。ソウボン峰に登ると、咸徳海水浴場はもちろん、天気が良ければ東側のハラサン山やオルムまで見渡せ、済州島の自然美を一望の元にすることができるので、ぜひ足を運んでください。

ヨンモリ海岸は山房山の麓から海に向かう途中に位置し、海に突き出た断崖が、今まさに海に飛び込もうとしている龍の頭のような形状をしていることで知られています。数百万年の堆積によって形成された砂岩層は、波に削られ奇妙な形の断崖となりました。高さ 30 ～ 50 メートルの断崖絶壁が続く海岸は、独特の雰囲気をかもし出しています。岸壁に沿って歩くと海沿いに海女たちが屋台を構え、獲れたばかりの魚介類を売っているのを見かけます。

海岸の入り口にあるハーメル記念碑は、難破船に乗っていたオランダ人の船乗りハーメルが、済州島に漂着したことを記念して建てられました。ヨンモリ海水浴場の一帯は 30 分ほどで歩けますが、悪天候の日や満潮時は立ち入りが禁止されるので、訪れる前に海岸にアクセスできる時間帯を確認することをおすすめします。

済州島の月汀里(ウォルチョンリ)海水浴場は、情緒とロマンチックな雰囲気が楽しめる風景画のようにきれいな海岸です。絶景の名所としても知られ、紺碧の海と白いビーチが目に鮮やかです。ビーチ沿いにはいくつものカフェが立ち並び、家族や恋人と過ごすのにぴったり場所となっています。

白い砂浜に色とりどりのパラソルが立ち、遠くには電力発電所の風車がのんびりと回転し、エキゾチックな風景を呈しています。月汀里海岸には、海水浴客のほか、済州島の美しい風景や感動の瞬間をカメラに収めようとする人々が数多く訪れています。またこの海岸は、ある程度の高さのある波が継続的に打ち寄せてくるため、サーフィン、シュノーケリング、カヤックなどのマリンスポーツにも最適です。

中文海水浴場は済州島を代表するビーチの 1 つで、神秘的なビーチと南国情緒漂うヤシの木が魅力。ビーチは中文観光団地に接しており、近くには天帝淵の滝と大浦柱状節理 (テポチュサンチョルリデ) があり、マリンスポーツを楽しむために、毎年多くの人がここを訪れます。またこのビーチは、弓のように湾曲した形と、「ジンモサル」と呼ばれる黒、白、赤、灰色の 4 色の砂で知られています。様々な色が混ざり合う砂は、太陽の光が当たる方向により異なる色彩を楽しませてくれます。ビーチの右側、屏風のようにそびえる崖には長さ約 15 メートルの天然の洞窟があり、崖に沿って珍しい植物が生い茂っているので、済州島の自然に親しむには最適です。

またここは、他のビーチに比べて波が高く、頻繁に高波が寄せるため、最近ではサーファーの間で人気が高まっています。パラセーリング、水上スキー、ウィンドサーフィン、スキューバダイビング、ラフティング、ヨットツアーなど、多彩なマリンスポーツが楽しめるので活動的な休暇をお望みの方におすすめです。中文海水浴場の波を感じながら、あらゆる瞬間を満喫しましょう。

クァクジ海水浴場は、丘や村に囲まれた広大な砂浜と青く澄んだ海があり、なだらかな海岸線が続く心地よい場所です。水深が浅く傾斜もゆるやかなので、このビーチは海水浴や水遊びにうってつけです。青少年向けのトレーニングセンターがあることもあり、グループ旅行の目的地としても人気です。

ビーチの片側にあるグァムル露天風呂は有名で、干潮時には冷たい湧水が地表に吹き出します。海で遊んだ後は、湧き水で体を洗いましょう。露天風呂は石垣で囲まれたお城のような建物内にあります。夏の暑さも一瞬で吹き飛んでしまうことでしょう。クァクジ海水浴場だけでなく、近くの薬泉寺を訪れたり、海岸沿いの道路をドライブして、独特な形をした火山崖を眺めるのもおすすめです。

クムヌン ユトゥムウォン海水浴場は、お子様連れの家族にぴったりなビーチの条件をすべて満たしています。水深が浅いため透き通った海水を通して海底を見ることができます。一日中水遊びをした後は、ビーチで熱いシャワーを浴びることができます。この海岸を訪れるなら、海水が引く干潮時がベスト。干潮時には広くて柔らかい砂浜が現れ、子供たちは天然のプールで遊べます。

東にある挟才海水浴場と隣接していますが、比較的、人が少なく、のんびりと美しいビーチを堪能できるのが、クムヌンユトゥムウォン海水浴場の魅力。海上に見える島はピョッチェリ (挟才里) に属する飛揚島 (ピヤンド) で、約 200 人が暮らす火山島です。この島は海釣りやスキューバ ダイビングが楽しめることで知られており、わずか 20 分でアクセス可能です。

韓国語で「太陽が輝く」という意味の表善ヘビチ海水浴場は、美しい日の出で知られています。毎年元旦には、初日の出を見るために大勢の人が集まります。ビーチから海水が引くと丸い砂浜が現れ、再び潮が満ちると深さ約 1 メートルの円形の湖となるため、訪れる時間によって全く異なる雰囲気を体験できます。このビーチの細かく柔らかい白砂は、神経痛に効くと言われています。

毎年 8 月には、表善海水浴場白砂祭りが開催されます。広々とした白い砂浜と済州島のグルメ、伝統文化が体験できるため人気のイベントとなっています。ビーチには子供用プールや水鉄砲などの遊具があるほか、民族文化に親しむイベントや各種パフォーマンスが開催されるので、時間が合えばこの時期に旅行を計画してください。

サンホサ海水浴場は牛島の西部にある全長 350 メートルのビーチで、「西浜白砂」と呼ばれる美しい白砂で知られています。この砂浜は、沖から流れてきた海藻の一種、ホンジョが堆積していることから、ホンジョダンゴサンゴエ海水浴場とも呼ばれています。このようなビーチは世界的にも非常に珍しいとされ、国の天然記念物として保護されています。

水深によって様々な色彩を見せる海は、世界のどのビーチにも負けないほどの美しさです。夏は海水浴、春と秋は素晴らしい写真を撮るために多くの人が訪れます。周辺にはウドピーナッツ入りアイスクリームを販売するお店や、海を眺めながら食事が楽しめるレストランが数多くあります。美しいビーチでこの土地の名物を味わいながら、ゆったりとした時間をお過ごしください。

ハヒョ セソカク海水浴場は、様々な楽しみ方できる隠れ家的ビーチとして知られています。ユネスコ生物圏保護区に登録されている孝敦川 (ヒョドゥンチョン) と黒い砂浜が交わるセソカク海水浴場では、カヤックからジェットボート、水上バイク、ペダルボートまで、多彩なマリンスポーツを楽しむことができます。済州オルレコース 6 の一部として整備されてからは、美しい景色を楽しみながら海辺を快適に歩くことができるようになり、周辺には観光客のための施設や遊歩道も作られました。

毎年夏に開催される黒砂祭りでは、孝敦川 の生きものを観察するイベントや、歌唱コンテスト、水泳大会などが開催され楽しい一日を過ごすことができます。済州島の雄大な景色に囲まれて過ごすお祭りは、特別な体験としていつまでも心に残るでしょう。