はじめに 
この夏、私たちは各地の旅行エキスパート達とタッグを組み、旅行の役に立つ #行こうリアル旅ガイド をお届けします!久しぶりの旅行が素晴らしいものになるように、旅先の裏側を知り尽くした地元の専門家によるヒントやおすすめ情報が満載のガイドです。その土地ならではのグルメから文化体験、アクティビティ、パフォーマンス、お買い物スポットまで、一味変わった旅と、一生に一度の体験をご提供します。また、新型コロナウイルス収束後に安全で充実した休暇を過ごすためのヒントも紹介しています。ザ・観光地とはおさらばしよう、今こそ#行こうリアル旅!

シンガポールのホーカー文化は、香ばしい海南チキンライスから香り高いナシレマ、カリカリのロティ・プラタから胡椒の効いたバクテーまで、さまざまな料理が食卓に所狭しと並び、目も口も楽しませてくれます。多種多様な文化、言語、味が交わる場所で、シンガポールの縮図と言っても過言ではない場所です!  屋台文化から発展した現代のホーカーセンターに行けば、シンガポールで最も手頃に美味しい食事を楽しめますし、現地の食通たちから、数あるお店のなかでも特におすすめを紹介してもらえるかも。 

現在、シンガポールは旅行者に対してほぼ全面的に開放されていて、コロナ対策も屋内でのマスク着用のみが義務とされています。そのため、屋外では自由にマスクを外すことができ、ホーカーセンターでは、ワクチン接種済みであれば、1グループあたりの人数制限もなくなりました。ただし、ワクチン接種の抜き打ちチェックが行われるのでご留意ください。シンガポールのコロナ対策についてはこちらから詳細を確認できます。

最高のシンガポール料理を楽しむなら、是非これから紹介する8つのホーカーセンターを訪れてみてください。

コロナ禍におけるシンガポールの今:

  • 現地の人たちは屋外ではマスクを着用しなくなりました。ホーカーセンターは屋外に見えますが、屋内ということになっているので、マスクは着用してください。  
  • ホーカーセンターに入る際、TraceTogetherアプリの提示を求められることはありません。 
  • コロナ感染リスクが気になる場合は、ホーカーセンターの屋台でテイクアウトを注文することもできます。ホーカーセンターは、主に通勤時間帯に混雑します。 
  • 現地の最新のコロナ規制と健康ガイドラインを確認するにはこちら
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    チョンプ・チョンプ・フードセンター

    チョンプ・チョンプ・フードセンター

    シンガポールの北東部に位置するチョンプ・チョンプ・フードセンターには、食べきれないほどの美味しいグルメが並んでいます。ヘラが中華鍋にぶつかる音が響き、チャー・クイティオ(甘辛の醤油で炒めた米麺)の香ばしい匂いが漂うなか、バーベキューチキンやサンバルスティングレイ、サテを頬張る人々や家族の姿が見られるチョンプ・チョンプ・フードセンターは、シンガポール人の大のお気に入りの場所です。このホーカーセンターで売られているサテは、ポーク、ビーフ、チキン、マトンなどの肉にピーナッツソースをかけたもので、必食の一品です!

    所在地 : 20 Kensington Park Rd, Singapore 557269

    営業時間 : 毎日16:00~24:30

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    ニュートン・フードセンター

    ニュートン・フードセンター

    シンガポールの繁華街、オーチャード・ロードから徒歩15分にあるニュートン・フードセンターは、1971年にオープンした歴史ある食の殿堂です。白と黒のコロニアル調の建物と高い天井が特徴的なニュートン・フードセンターには、なんと83もの屋台があります。なかにはミシュランガイドのビブグルマンに選ばれた地元の名物料理も。例えば、アライアンス・シーフードというお店では、名物のBBQスティングレイやシンガポールチリクラブなど、絶品のシーフード料理を味わうことができます。トマト・チリベースの甘辛いソースで蟹を炒めたシンガポール名物のチリクラブ。これを食べずして、シンガポールの旅は終われません!

    所在地 : 500 Clemenceau Avenue North Singapore 229495

    営業時間 : 毎日12:00~26:00

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    チョンバル・フードセンター

    チョンバル・フードセンター

    チョンバル・フードセンターは、昔ながらの住宅地、チョンバルを象徴するフードセンターです。有名なカフェや多くの書店も入っていて、地元の人々の人気が高いのが特徴です。1階の魚市場には生鮮食品が並び、2階のフードセンターには朝早くから一日を乗り切る活力を得ようとコピ(コーヒー)と食べ物を求めて人々が集まる、古き良きシンガポールの姿を見ることができます。地元の人が特におすすめするのは、「Jian Bo Shui Kueh Food Stall」のチュイークエ(大根をのせた蒸し餅)。これに甘辛のサンバル・ベラチャン・チリソースをかけて食べれば、きっと毎朝ここに通いたくなることでしょう!

    所在地 : 30 Seng Poh Rd Singapore 168898

    営業時間 : 毎日7:00~22:00(お店によって営業時間が異なる場合があります。)

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    マックスウェル・フードセンター

    マックスウェル・フードセンター

    シンガポール中心部のサウスブリッジ・ロードとマックスウェル・ロードの交差点にあるマックスウェル・フードセンターは、中心街のサラリーマンやOL、近隣の住民に人気のあるホーカーセンターです。ここのイチオシは、なんといっても「天天海南鶏飯」。シンガポール中の人が、香ばしいごま油をかけたジューシーな鶏肉と、バターのような光沢を放つ鶏ガラで炊いたご飯を食べるために集まってきます。中華街で観光を楽しんだ後、ゆったりと午後のティータイムを楽しみたいのなら、Heng Heng Food Stallsのタピオカケーキやオンデオンデ(甘い餅玉に溶けたパームシュガーが入ったもの)がおすすめ。シンガポールの猛暑でかいた汗を忘れさせてくれるでしょう。

    所在地 : 1 Kadayanallur St, Singapore 069184

    営業時間 : 毎日8:00~26:00(お店によって営業時間が異なる場合があります。)

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    テッカ・フードセンター

    テッカ・フードセンター

    シンガポールのリトルインディア地区にあるテッカセンターは、グルメ、日用品、料理用品がひとつの場所で手に入る、特大複合施設です。フードセンターのエリアには、マレー料理、中華料理、インド料理、スリランカ料理など、食欲をそそるさまざまな料理を売るホーカーが何百と並んでいます。特にビリヤニ、ムルタバク、ナン、ドーサなど、インド系ムスリム料理や南インド料理が多いフードセンターです。なかでも有名なのが、ミシュランに掲載された歴史あるAllaudin’sのビリヤニで、ここの行列は途切れることを知りません。1968年から続くビリヤニは、香り高いスパイスライスの上に、ジューシーなチキン、ゆで卵、アチャール(漬け物)、ポパダムを乗せた逸品です!チキンをマトンや魚に変更することもできます。

    所在地 : 666 Buffalo Rd, Singapore 210665

    営業時間 : 毎日6:30~21:00(お店によって営業時間が異なる場合があります。)

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    ラウパサット

    ラウパサット

    ラウパサットとは閩南語で「古い市場」という意味で、19世紀にアイルランド人の建築家ジョージ・コールマンの設計で建てられたこのコロニアル調の建物は、シンガポール初の魚市場として誕生しました。1973年に国定記念物に指定されています。ビクトリア調の柱に支えられた広い構内で、熱々のバクテー(豚のあばら肉をハーブとスパイスで煮込んだもの)や海老麺をすするのもおすすめです。他にも、客家料理のヨンタウフーやサンダーティーライス、日本の讃岐うどん、Sing HK Cafeで食べる香港料理など、地元料理や世界の料理を味わいながら、古き良き時代の魅力にひたってください。

    所在地 : 18 Raffles Quay, Singapore 048582

    営業時間 : 毎日24時間営業(お店によって営業時間が異なる場合があります。)

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    チャンギ・ビレッジ・ホーカー・センター

    チャンギ・ビレッジ・ホーカー・センター

    チャンギ・ビーチの近くにあるチャンギ・ビレッジ・ホーカー・センターは、風通しがよく、リラックスした雰囲気に包まれています。ビーチバレーの試合の前後や、チャンギ・ボードウォークを散策する時に最適な休憩場所です。ここのナシレマ(ココナッツミルクとパンダンリーフで炊いた香ばしいご飯)は、誰もが必ずと言っていいほど口にする料理。特にMizzy Cornerで提供されるナシレマは、最高の一品です。Makan Melakaのバーベキューチキンウィングとデザートもおすすめなので、ナシレマのお代わりのし過ぎでお腹いっぱいにならないように注意してくださいね。

    (なお、ガイド内の見解は筆者個人のものであり、本サイトの見解を示すものではありません)

    所在地 : 2 Changi Village Rd, Singapore 500002

    営業時間 : 毎日6:00~24:00(お店によって営業時間が異なる場合があります。)

Christina Ng | コントリビューティングライター