長崎のベスト観光スポット 10 選

長崎の平和公園は、1945 年に投下された原爆の被害者推計 15 万人の慰霊のために設けられた静かな公園です。公園が建設されたのは 10 年後で、爆心地の北側のなだらかな丘がその大部分を占めています。

公園の北端には、高さ 10 m の象徴的な平和祈念像と平和の泉があります。その間にある小さな広場では、毎年 8 月 9 日に平和祈念式典が開催されます。通りの向かいにある爆心地公園には、かつての浦上天主堂の遺壁と、1945 年当時の地層が残されている掩蔽壕のような展示があります。

長崎新地中華街 (長崎中華街) は、色彩豊かな新地町の商業地区の中でも重要な場所です。日本最古の中華街の 1 つと考えられている新地中華街はわずか 250 m の範囲ですが、何代も続く家族経営のラーメン屋や衣料品店、漢方薬局が立ち並んでいます。

装飾が施された入口の門をくぐり、長崎中華街を南に進むと湊公園があります。旧正月にここで行われるお祭りは、長崎ランタンフェスティバルとして知られています。公園には屋台が並び、焼きたてのたい焼きなどの屋台料理を味わいながら眩い山車を眺めて楽しむことができます。

稲佐山公園には展望台があり、「日本三大夜景」の 1 つとしてよく知られています。長崎市中心部の西側に位置する標高 333 m の稲佐山にある公園です。この公園に行くには、稲佐山ロープウェイ駅からケーブルカーを利用します。

日中に稲佐山公園を訪れると、長崎港や東側の低山を望む街並みを一望できます。コイン式望遠鏡を利用すれば、観光名所がよく見えます。夜には天然の良港である長崎港のきらめく水面に街の明かりが反射して、さらに壮観になります。

長崎原爆資料館は、運命の日、1945 年 8 月 9 日の歴史的事実を展示する施設です。爆心地や平和公園からもほど近く、第 2 次世界大戦の犠牲者を追悼する長崎の街になくてはならない存在となっています。

資料館の収蔵品の規模はそれほど大きくはありませんが、写真や記事の切り抜き、その他の展示資料が物語を読むようにわかりやすく並べられています。原爆投下前の市民の日常の様子から始まり、投下直後から都市の復興までの流れを追うことができます。

出島は、長崎の中島川の南側にある人工島で、長崎における最初期の外国貿易の中心地でした。16 世紀にポルトガル船が来航したことをきっかけに、1636 年に交易所として扇形の人工島が作られました。

対ポルトガル貿易に 3 年間使用された後、オランダ東インド会社 (VOC) に使用されるようになり、今日見ることができるさまざまな石造りの倉庫、住居、門が建設されました。日本固有の歴史の一幕を垣間見るにはこの上ない一角となっています。地図や標識には日本語と英語の表示があるため、海外からのお客様も安心です。

諏訪神社は、1614 年に玉園山の麓に建てられた長崎の総氏神です。近隣には市北部の長崎歴史文化博物館があります。この神社にはさまざまな見どころがありますが 277 段の石段もその 1 つです。木の生い茂る参道の石段を登りきると神社の境内にたどり着きます。

10 月には、400 年の歴史を持つ「長崎くんち」のお祭りがあります。神社や階段、市内の各町の通りでさまざまな奉納踊りや祭典、神輿行列が行われます。普段の日にはおみくじを引いて運試しができ、英語のおみくじも用意されています。

伊王島は長崎市内から車やバスで 30 分ほどで行けるコンパクトながらも人気の島です。風光明媚な灯台が立ち、きれいな砂浜には穏やかな波が打ち寄せ、家族で楽しい休暇を過ごすことができます。また、素晴らしい温泉がいくつもあり、大切な人と日常を離れて過ごすのにもぴったりです。

輝くなめらかな砂浜に穏やかで安心して泳げる海。伊王島海水浴場は長崎随一の海岸と言えます。島の最西端にある伊王島灯台に向かえば、息をのむような海の景色が広がります。その後はアイランドルミナに行ってみましょう。夜景の中で魔法のようなマルチメディアのエンターテインメントを堪能できます。落ち着いてくつろぎたいなら Ark Land Spa がうってつけです。新感覚の多彩なプールと伝統的な温泉がそろっています。

グラバー園は、長崎市南山手町の木々に囲まれた丘の上にある広々とした緑の庭園です。かつてこの街に住んでいた外国人居留者の邸宅が集まっています。ここでは、国際貿易港として栄えた長崎の歴史を知ることができます。

丘の中腹には手入れの行き届いた花園があり、気持ち良く散歩を楽しむことができ、生い茂る木々の間から港と遠くの丘の景色を一望できます。数々の大邸宅のなかに、スコットランド出身の商人であるトーマス B グラバーが建てたグラバー邸があります。この建物は日本国内に現存する最も古い西洋家屋と考えられています。

長崎孔子廟は歴史と儒教思想が入り交じる場所で、その歴史は 1893 年まで遡ることができます。1945 年の原爆で被害を受け、1982 年に完全に再建されました。豊かな色彩の中に落ち着いた静けさがあり、長崎のもつ多文化性の一端を垣間見ることができます。

日によっては厳かな太鼓などの楽器の演奏を耳にすることもできます。運が良ければ、メインの中庭で伝統的な踊りを練習している地元の人々に会えるかもしれません。大成殿の奥には中国歴代博物館があり、古いシルクロードの写真や宗教的な巻物、中国の発明品、さまざまな骨董品などの工芸品が展示されています。

長崎のオランダ坂は絵のように美しい坂道です。東山手地区の急勾配に沿う石畳の歩道には、緑豊かな生け垣と趣のあるオランダ風の家々が建ち並び、角を曲がるごとにインスタ映えする景色が目に飛び込んできます。

歩みを進めると、19 世紀には外国の外交官や商人が所有していた、保存状態のよい邸宅が見えてきます。それぞれの邸宅が洋風と和風の入り交じる洗練された建築となっています。オランダ坂沿いのレトロでおしゃれな喫茶店に立ち寄って、紅茶と焼き菓子でくつろぎましょう。