低予算で長崎を楽しむ 10 のアイデア

長崎新地中華街は国内最古の中華街です。バラエティ豊かなショップとレストランが軒を連ねており、買い物や食事の選択肢も豊富でリーズナブルに楽しむことができます。特にちゃんぽんや皿うどんが人気で、これらの料理に使用する特別な食材や、特注の手工芸品が販売されています。

食事やショッピングが目的でなくても、歩いているだけで楽しいのが中華街です。入り口にある中国風の門は中華街を象徴しています。通りにある建物の多くは、細道を間に挟んでいるのがまさに中国式です。新地中華街は、市の中心から少し南の新地橋を渡ったところにあります。

長崎電気軌道とは、いわゆる路面電車で、予算に大きな負担をかけずに市内を効率的に回れる公共交通機関です。5 つの路線を運行し、市内全域を包括的なネットワークで結んでいます。

運賃は比較的安いうえに IC カードを利用すると割引があります。また、有効期間中は自由に路面電車に乗り降りできる 1 日乗車券も販売されています。路面電車の停留場は、赤迫、築町、蛍茶屋など、市内のいたるところにあります。

1945 年に長崎に投下されて多大な被害をもたらした原爆。その犠牲者を追悼するために作られたのが、2 つの公園地区と 1 つの資料館地区を擁する長崎平和公園です。平和公園内には、街を焼き尽くした原爆の落下中心地標柱として、黒い石柱が立てられています。その近くには浦上天主堂の遺構があります。これは、天主堂を象徴する建造物が爆風に耐えて残った部分です。

資料館地区には、戦争の恐ろしさと核兵器について学ぶことができる長崎原爆資料館、そして国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館があります。平和公園は松山町の北部に位置し、入場料は無料です。

稲佐山山頂展望台は、山上から街を一望できる有名な観光スポット。特に夜景が素晴らしいことで知られています。標高 333 m の展望台からは長崎とベイエリア全体を見渡すことができ、夜には海上の光がきらめく絶景が広がります。

展望台には、ロープウェイ、タクシー、スロープカー、または遊歩道で登ることができるので、ぜひお好きな方法で行ってみてください。市内中心部から 5.5 km 西にあり、入場は無料です。

稲佐山公園は、同名の山の頂上にある風光明媚な公園です。色とりどりの花や、頻繁に開催されるイベントで有名です。特に人気なのは桜の季節で、花びらが辺り一面をピンクに染めます。

また、毎年 4 月下旬から 5 月上旬にかけて 80,000 本のツツジが咲き乱れる景色も圧巻で、絵のように鮮やかな色彩に公園が包まれます。稲佐山公園には野外音楽堂もあり、音楽イベントが頻繁に開催されています。市の中心部から西に約 5.5 km とほど近いので、ぜひ足を運んでみてください。

端島は、長崎港から 17.5 km ほど離れた海に浮かぶ、特異な歴史を持つ島です。かつての島民は 1 人残らず去り、古い建築物が自然に侵食された姿を見ることができます。かつてここは炭坑の島でしたが、1970 年代に日本が主要エネルギーを石油へと切り替えたことから閉山となりました。

島のツアーに参加すれば、草木が生い茂る廃墟となったコンクリート建造物を見学できます。その姿は、まるでポストアポカリプス映画のワンシーンのようだと言われます。ツアーには手ごろな価格で参加できるので、打ち捨てられたインフラが自然に覆いつくされるさまを気軽に見ることができます。端島へのアクセスは、港からフェリーを利用します。

長崎水辺の森公園は、街外れにある、遊歩道、芝生、ベンチが設置された緑鮮やかな臨海公園です。ここでは、長崎市内を離れることなく都会の喧騒から逃れることできます。

この公園は入場無料のため、遊歩道を散歩したり、靴を脱いで芝生の上でリラックスしたりして、予算の心配をせずに過ごすことができるのがメリットです。場所は長崎の中心地に近く、常盤町にあります。

長崎孔子廟は、19 世紀後半に清国政府と在日華僑によって建てられた、著名な哲学者孔子を祀る霊廟です。博物館も併設しています。池にかかった橋を渡れば、彩り豊かで趣深い中国建築様式の霊廟が、訪問者を迎え入れます。

日本での孔子の知名度は中国ほどではないため、長崎孔子廟のように本格的な孔子廟は国内でも非常に珍しい存在となっています。場所は新地中華街のすぐ南、大浦東町の北側です。

浦上天主堂は有名なカトリック教会です。建築当初の建物は 1945 年に破壊の憂き目を見ましたが、その後再建が行われ、天主堂には原爆遺物が収められています。元の天主堂は原爆の爆心地からわずか 500 m の場所にあったため、少しの堂壁を残して事実上壊滅しました。

現在の天主堂は 1959 年に完成し、堂内には複数の原爆遺物が収容されています。天主堂の遺壁は松山町の平和公園に残されており、原子爆弾落下中心地碑から少し東に歩いたところにあります。