サンフランシスコのベスト観光スポット 11 選

サンフランシスコのシンボルであるアールデコスタイルの吊橋。サンフランシスコに旅するなら、この橋の写真は撮りたいものです。ゴールデン ゲート ブリッジは、サンフランシスコ湾が太平洋と出会う、橋の名前の由来ともなった幅 1.6 km のゴールデン ゲート海峡の上に架けられています。橋を眺めて撮影するのにぴったりな場所の 1 つが、マリン ヘッドランズにあるホーク ヒルの上。もう 1 つの場所はスペンサー砲台。コンクリート製の歴史ある砲台です。夕暮れ時や朝方には霧がかかることもあり、実に幻想的です。夜には街の光を背景に橋がライトアップされ、これも素晴らしい眺めになります。

サンフランシスコのショッピングの中心地であるユニオン スクエアには、有名な高級ファッションブランドが軒を連ねています。メイシーズ、ティファニー、グッチ、ブルガリはほんの一例です。ほとんどの店舗は、ポスト ストリートとギアリー ストリート沿いの、広場を取り囲む建物の中にあります。メイシーズはユニオン スクエアの南側のほとんどを占めています。ここではショッピングとともに都心部の観光も楽しめます。美しいビクトリア朝様式の建物もあり、パレードが行われることも。またパウエル ストリートには、ケーブルカーの方向転換が行われる有名な場所もあります。

長い歴史を持ち、いつの時代にも人気を集めているサンフランシスコのケーブルカー。「トロリー」とも呼ばれ、観光気分を十分に味わうことができます。3 本の路線があり、有名な 2 本の路線はユニオン スクエアとフィッシャーマンズ ワーフの間を結んでいます。人気の秘訣は、途中にある急坂から美しい市街地の風景が眺められること。したがって座席は外側を向いています。最高の景色を楽しみたいなら、サンフランシスコ湾に向かって東側の座席を選ぶとよいでしょう。

サンフランシスコのチャイナタウンは、米国内でも最も歴史のある中華街の 1 つ。グラント アベニューとストックトン ストリート沿いにあり、ユニオン スクエアの近くに南側の入口があります。この入口はドラゴン ゲート (龍の門) と呼ばれ、ここだけでも絵になります。龍を描いた街柱や、達筆な筆文字の看板を掲げたショップやレストランなどが並び、このエリアの雰囲気を盛り上げています。中国風の通りや狭い路地を歩いて行くと、銀行、海鮮料理店、漢方薬店、菓子店などが密集し、ほとんどの建物の屋根は独特の塔のような形をしているのがわかります。

チャイナタウンのすぐ北にあるサンフランシスコのノース ビーチ地区では、サンフランシスコに根付いたイタリアの文化を見ることができます。この地区の愛称は「リトル イタリー」。イタリア北部リグーリア州出身の家族が経営するデリやベーカリーでは、フォカッチャやピザがおすすめ。また格子柄のテーブルクロスがかけられた昔ながらのスタイルのカフェやトラットリア、イタリアの装飾品がたくさん飾られたレトロなバーなど、あらゆるタイプの店があります。コロンブスアベニュー沿い、またはグラント アベニューのリトル イタリーの一角には、素敵なバーが集まっています。フィルバート ストリートの急坂を上ると、コイト タワーから美しい街並みを一望できます。

シーフード好きには見逃せない、サンフランシスコのフィッシャーマンズ ワーフ。リトル イタリーのすぐ北側のウォーターフロントにあります。桟橋につながる通りにはさまざまなシーフードを売る屋台が並んでいます。エビのサラダ、クラムチャウダー、シーフードカクテルを買ってみたり、湾の景色を眺めながら家族そろってランチをしたりと、楽しみ方はさまざま。景色を眺めるためだけに訪れる人も多くいます。海の向こうにはゴールデン ゲート ブリッジとアルカトラズ島が見え、湾内には数々の戦歴を誇る海軍の艦艇やマストを備えた古い船舶が停泊しています。近くには海洋博物館や水族館もあります。

サンフランシスコの広大な緑のオアシスであるゴールデン ゲート パーク。園内はセグウェイに乗って巡ることができます。静かなジャパニーズ ティー ガーデンには、鳥居、仏塔、円月橋、茶室があります。カリフォルニア科学アカデミーでは、水族館、プラネタリウム、自然史博物館を巡ってみましょう。デ ヤング美術館には、アメリカの芸術と歴史が展示されています。子供連れならコレット チルドレンズ クォーターへ。アメリカ最古の公共の遊び場で、丘の斜面を利用した滑り台や、100 年の歴史を持つ回転木馬があります。

「スカーフェイス」と呼ばれた有名なギャングのボス、アル カポネが収監されたことで有名な刑務所があるアルカトラズ島。サンフランシスコからフェリーで 15 分で行くことができます。「ザ ロック」とも呼ばれるこの島は、今では多くの見どころがある博物館になっています。島の周囲を巡る歩道には急勾配の場所もあり、見どころのいくつかは遠く離れていて広いため、歩行に支障がある人には適していません。島内は息を呑むような美しい景色が見られる場所もあります。アルカトラズ島への船を出している会社はいくつかあり、10 言語に対応している音声ガイドもあります。

ペインテッド レディは、サンフランシスコのアラモ スクエアの近く、ステイナー ストリートとヘイズ ストリート沿いにあり、19 世紀から 20 世紀にかけて建てられたビクトリア様式やエドワード様式の家々が並んでいます。今ではこの街のシンボル的存在。絵葉書のように美しい地区で、趣のある街並みのシーンとしてテレビ、映画、広告に頻繁に登場します。サンフランシスコからドライブに出かける人たちや、ゴールデン ゲート パークに向かう途中の人たちがよくここに立ち寄り、素敵な風景を眺めながら公園を散歩しています。

ワシントン スクエアはノース ビーチ地区の緑豊かな都市公園で、歩道沿いにはカフェやレストランが並んでいます。建設されたのは 1847 年と、サンフランシスコでも最も古い公園の 1 つです。広々とした芝生と緑の木々は、サンフランシスコの通りの喧噪をしばし忘れさせてくれます。食べ物を持って行って芝生でのんびりとピクニックを楽しむのも、近くのレストランでゆっくり過ごすのもよいでしょう。

ノース ビーチはサンフランシスコのリトル イタリーとも呼ばれ、周辺には評判のよいイタリアンレストランが何軒もあります。人気があるのは、トニーズ、ジ イタリアン ホームメイド カンパニーなど。公園ではフェスティバルが行われたり、夜に無料の映画鑑賞会が開催されたりすることもあります。

サンフランシスコのベイエリアには、醸造所直営のバー、海賊をテーマにしたティキバー、高級なカクテルラウンジ、ダンスクラブなど、お酒やパーティーを楽しめるホットスポットがたくさんあります。中でも素敵な店が多いのは、チャイナタウンの南側からローワー ハイト エリアにかけて。人気店の例を挙げるとすれば、まずはスマグラーズ コーブ。海賊をテーマにしたバーで、ティキカクテルを楽しめるほか、ラム酒の品ぞろえは 200 種類以上に及びます。6 番街 101 番地にあるモナークはカクテルバーで、地下にはおしゃれなダンスクラブもあります。クールな DJ のラインナップ、ライブバンド、さらには夜を通してのドラァグショーに興味があれば、11 番街 375 番地にある DNA ラウンジを覗いてみてください。