サンフランシスコへの旅行は、いつまでも心に残る素晴らしい思い出になることでしょう。フェリーでアルカトラズ島に行ったり、曲がりくねったロンバード ストリートを車で走ったり...。ユニオン スクエアにはチョコレート専門店が多くあり、フィッシャーマンズ ワーフでは釣りを楽しめるというように、湾岸の街サンフランシスコには見どころとアクティビティがいっぱいです。もちろん、ただ単に街の眺めと雰囲気を満喫するというのも楽しみ方の 1 つです。
でもほんの些細な間違いや失敗で、待ちに待った夢の休暇がトラブルだらけの旅になってしまうことがあります。移動は常に車でと考えたり、人気観光スポットの混み具合をあまく見たりなど、ここでは、サンフランシスコを訪れる人がしがちな間違いをいくつか挙げています。
- 1
移動は常に車でと考えること
必要なときだけレンタカーを借りて、お金を節約
サンフランシスコは大きな都市なので、レンタカーで回るのが一番と考えがちです。確かに、レンタカーがあると自由に移動できて便利ですが、車での移動にはさまざまなコストと手間も伴います。駐車場は数が少なく、料金も高め。ようやく駐車する場所を見つけても、車から目的地までかなりの距離を歩かなければならないことが多く、これではレンタカーを借りた意味がありません。
代わりに、ミュニ (Muni) のバス、ライトレール、路面電車、バスと BART (ベイエリア高速鉄道) を利用しましょう。またタクシーと Uber も活用すると、サンフランシスコを効率よく回ることができます。
- 2
ケーブルカーの選択ミス
街を象徴するケーブルカーの利用は戦略的に
ケーブルカーの利用はサンフランシスコならではの体験です。1873 年に建設された、手動式システムで稼動する世界最後のケーブルカー。2.4 ヘクタールの区域を運行し、チャイナタウン、ユニオン スクエア、フィッシャーマンズ ワーフ、ノブ ヒル、フィナンシャル ディストリクトなど、さまざまな観光スポットに停車します。
ケーブルカーに乗る際は計画的に。駅によっては、遅延や混雑が生じている場合があります。たとえば、パウエル - メイソンとパウエル - ハイドは最も混雑するルートなため、10:00 前のご利用がおすすめです。人混みを完全に避けたいなら、カリフォルニア路面電車をご利用ください。通常はケーブルカーに比べ、はるかに落ち着いています。多くの人は始発駅から終点まで乗って元を取ろうとするため、途中駅で乗車すれば長い行列を避けられます。
- 3
悪天候への準備不足
涼しくて湿ったサンフランシスコの天候は、多くの人にとって予想外
夏の終わりにサンフランシスコを初めて訪れる人の多くは、晴れた暖かい日を期待しています。ところが、予想外の涼しさと雨の多さにびっくりしてしまいます。サンフランシスコは年間を通して涼し目で雨の日も多いので、それに備えた衣服を持っていきましょう。
夏の混雑を避けたい人は、春または初秋にサンフランシスコを訪れることをおすすめします。肌寒く湿気があるとはいえ比較的過ごしやすく、観光客も少ない時期です。街のシンボルである霧は、年間を通して発生します。
- 4
観光客向けレストランでの食事
割高な観光客向けレストランでお金を使いすぎないこと
フィッシャーマンズ ワーフに足を踏み入れると、香り高くおいしそうな食べ物に目を奪われます。しかし、ほとんどのレストランは、財布の紐が緩みがちな観光客を相手にしています。おいしい店だとしても、選択を間違えればあっという間にお金が底をつくでしょう。
代わりに、街の家族向けの飲食店や小さなカフェを探してみてください。ほとんどの通りに飲食店が軒を連ねていますが、節約したいなら観光エリアには近づかないこと。ミッション ディストリクトのバレンシア ストリート、インナー リッチモンド ディストリクト、ユニオン ストリートをまわるのがおすすめです。
- 5
歩きやすい靴がない
疲れた足先をケア
サンフランシスコ観光では驚くほど歩きます。地元のおいしいものを食べに行くにも、公園を散策するにも、この街は徒歩移動が最適です。
めいっぱい観光を楽しみたいなら、履き心地がよくサポート力のある靴を準備しましょう。もちろん、夜の街にはハイヒールも必要ですが、快適なウォーキングシューズは旅行者の強い味方です。
- 6
ロンバード ストリートの混雑を甘くみる
交通量の多さでも有名な曲がりくねった街路
「世界で最も曲がりくねった通り」とされるロンバード ストリートは、印刷物や映画にもよく登場します。この目を引くエリアは、たった 1 ブロックの区間で 8 つのヘアピンカーブを曲がりながら、急な坂を下ります。プレシディオとエンバカデロをつないでいる街路です。
市内有数の観光スポットとなっており、観光シーズンのピーク時には 1 日あたり推定 17,000 人が訪れます。ロンバード ストリートは一見の価値がありますが、夏季に訪れる場合は混雑を考慮しておきましょう。
- 7
典型的なビーチ遊びを計画
想像以上に寒いオーシャン ビーチ
ゴールデン ゲート国立公園保護区域内にあるオーシャン ビーチ。サンフランシスコの人気スポットですが、観光客の多くは面食らいます。ビーチと夏の太陽から想像するホットなレジャーとは程遠く、実際は夏季でも肌寒く感じるでしょう。
とはいえ、海が楽しめないわけではありません。ビキニではなく重ね着でお出かけください。地元のサーファーが波に立ち向かうのを見るだけでも楽しめるでしょう。
- 8
近くの観光スポットを見逃す
街に集中するあまり、ほかの観光スポットを素通り
サンフランシスコでは、記憶に残る一生の体験を味わうことができます。多くの観光客は湾岸の街歩きに夢中になり、近くの観光スポットを見逃しがちです。アルカトラズ島が楽しい (そして混雑している) のはもちろんのこと、ほかの場所でも予想外の楽しみを見つけることができます。
湾を渡ればミューア ウッズ国定公園があり、そびえ立つレッドウッドの木の下を散策できます。一般公開されているバークレー校のキャンパス、ゴールデン ゲート パーク、マウント タマルパイス州立公園などは一見の価値ありです。
- 9
アルカトラズ島の混み具合をあまく見ること
人混みを避けて見学できるように、十分な計画を
サンフランシスコ屈指の人気観光スポット、アルカトラズ島は、サンフランシスコでぜひ訪れたい場所。でも、年間を通して非常に混雑しているため、人混みに流されずに見学するには十分な計画が必要です。
混雑が最も少ないのは 11 月と 12 月の最初の 2 週間です。1 月 ~ 3 月の期間も比較的空いていますが、この数か月は最も寒い時期でもあります。また 4 月と 5 月は天候が良く、夏期よりも観光客が少なめです。
- 10
ゴールデン ゲート ブリッジを車で渡る
象徴的な橋を自分の足で渡ってみよう
ゴールデン ゲート ブリッジはサンフランシスコの代名詞です。観光客の多くは車で渡ってしまいますが、それでは世界有数の長さを誇るこの橋を真に経験したとはいえません。ぜひ歩いて渡り、景色を堪能してください !
ゴールデン ゲート ブリッジは全長 2.7 km。往復 2 ~ 3 時間かかることを覚悟しましょう。ウェルカム センターまたはラウンドハウス カフェから出発できます。レストランのすぐ後ろにある東側の歩道が唯一の徒歩コースです。自転車で渡る場合は、東側または西側の歩道をご利用ください。