はじめに:この夏、私たちは各地の旅行エキスパート達とタッグを組み、旅行の役に立つ #行こうリアル旅ガイドをお届けします!久しぶりの旅行が素晴らしいものになるように、旅先の裏側を知り尽くした地元の専門家によるヒントやおすすめ情報が満載のガイドです。その土地ならではのグルメから文化体験、アクティビティ、パフォーマンス、ショッピングスポットまで、旅行者に一風変わった旅と一生に一度の体験を提供します。また、新型コロナウイルス収束後に安全で充実した休暇を過ごすためのヒントも紹介しています。ザ・観光地とはおさらばしよう、今こそ#行こうリアル旅!

    珊瑚が息づくきらめく海に、鬱蒼としたジャングルに覆われた山々。ハワイの魅力的な自然は観光客を引き付けてやみませんが、残念なことに、増え続ける観光客が自然に大きな負担をかけていることも事実です。ハワイには毎年約 1,000 万人の観光客が押し寄せ、様々な環境問題を引き起こしています。ハイシーズンが来るたびに島全域で水不足が発生したり、そこかしこの海岸にプラスチックごみが積み上がったりしているだけでなく、問題自体も年々深刻化しているのです。

    ハワイの環境保護のために旅行をキャンセルする必要はありませんが、ハワイで過ごすにあたっては環境保護に配慮しているホテルを予約したり、地域のコミュニティを支援している商品をお土産に選んだりするなどの行動を取ることが大切だと言えるでしょう。

    ここでは、ハワイ在住で TPG Hawai’i のディレクターを務めるケビン サハラから 6 つのヒントをご紹介します。アロハアイナ (ハワイ語で「土地への愛」)を持って、ハワイ旅行を楽しみましょう!

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    サステナビリティを重視したホテルに泊まる

    ハワイ旅行では、ホテルやコンドミニアムなどの宿泊施設で過ごす時間が長くなることが多いでしょう。環境やサステナビリティに配慮した宿泊施設を選ぶことで、ハワイの自然への環境負荷を大幅に減らすことができます。ハワイはサステナビリティやエコな宿泊の実現に前向きなホテル関係者が多く、環境に配慮しながらも、快適さを犠牲にすることなく滞在できる宿泊施設が多くあります。

    たとえば、ザ・カハラ・ホテル&リゾートを見てみましょう。ホノルルのカハラ ビーチにあるこの広大なリゾートでは、余った食べ物や食用油などのあらゆるものを飼料やバイオディーゼルなどにリサイクルし、環境負荷を最低限に抑えています。また、スマートエネルギー効率計画と水保全の取り組みにより、天然資源への依存度も減らしています。さらに同ホテル内の 4 か所のレストランでは、メニューの紙に再生紙と大豆由来のインクを使うなど、オーガニック素材の活用と、ゴミの徹底的な削減に取り組んでいます。

    ワイキキ ビーチのアロヒラニ リゾート ワイキキ ビーチは、ハワイでは初となる、温室効果ガスをゼロにする「カーボンニュートラル」なホテルを目指しています。すでにガソリンやディーゼルから排出されるCO2排出の削減を実現しており、現在はサプライチェーン全体で、CO2排出量および電力消費量の最小化に取り組んでいます。また、このホテルでは、CO2を排出した量に応じて、アロヒラニのレガシーフォレストにハワイ在来種の木を植樹するプロジェクトも実施しています。

    ハワイ島の東海岸にあるヤシの木に囲まれたリゾート、SCP ヒロ ホテル (ヒロ シーサイド ホテル) は、 ハワイで初めて EatchCheck認定を受けた実績を持ちます。EarchCheckは、主にホテル・観光産業を対象とした国際環境保護基準です。プラスチックストローや、使い捨てのアメニティ廃止するなど、環境負荷を最小限に抑えています。ほかにも、太陽光発電を採用したり、環境に配慮した建築資材を使用するなど、エコな取り組みを推進しています。 

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    環境に配慮した「グリーン」でローカルなお土産を購入する

    ハワイ土産の定番の、カラフルなマグネットやフラダンス人形はとても可愛らしいですが、環境にとっては決して好ましいものではありません。それらの代わりに、天然素材や再生素材で作られたお土産を探してみましょう。ハワイ以外の海外の工場で生産された量産品を避け、地域の職人が小規模な工房で作り上げた商品はいかがでしょうか。

    ハワイのローカルかつユニークなお土産を探すのにぴったりなのが、ワイキキの東、カピオラニ コミュニティ カレッジで開催されるハワイ ファーム ビューローのファーマーズ マーケットです。このマーケットは、毎週土曜日の午前7時から11時まで開催されています。ハワイで生産されたハチミツや、ブレンドスパイス、地域で取れたカカオ豆を使用したチョコレートなど、さまざまなお土産が見つかるでしょう。こうしたファーマーズ マーケットは、このエリアだけでなく、他の場所でも開催されています。開催場所や日時の詳細は、ハワイ ファーム ビューローのウェブサイトでご確認ください。 

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    環境に配慮した食事を楽しむ

    あなたが選ぶ料理は、環境負荷を大きく左右します。フランスのチーズや、はるばる日本から空輸されてきた和牛を出すレストランは数多くありますが、これらの食材は自然環境にダメージを与えています。

    せっかくハワイに来たならば、オーガニック食材や地元の食材を使ったレストランに行ってみましょう。地元の食材を積極的に活用しているレストランの 1 つが、ワイキキのサーフジャック ホテル & スイム クラブのマヒナ&サンズです。サーファーたちの間の隠れ家レストランとして人気のこのレストランでは、洗練されたハワイの家庭料理を楽しめます。地元で捕れたアヒ(キハダマグロ)のタルタルソースがけや、ハワイの伝統料理「ラウラウ」に着想を得たココナッツミルク入りポークシチュー、ハワイアントマトのサラダなどが楽しむことができます。料理以外のところでは、サーフジャック ホテルはワイキキで初めて、使い捨てプラスチック製品を全面的に廃止したホテルでもあります。 

    ワイキキ中央部のショアライン ホテルにある「ヘブンリー アイランド ライフスタイル」も、地元の生産物を大切にしているレストランです。地元の平飼い卵とハワイ産ハチミツを使用したブレックファストボウルから、サステナブルな方法で生産されたビーフやポークを使用したディナーメニューまで、サステナビリティに徹底的にこだわった料理を提供しています。また、セレクトビールの大半もハワイのクラフトブルワリーの銘柄を揃えており、地域に配慮したレストランだと言えます。

    オアフ島北岸のカフク ファームも忘れてはいけません。広大な畑をトラクターツアーで見学した後、ファーム内のカフェのピクニックテーブルで、フルーツの盛られたアサイーボウルやサラダ、チョコレートミルクを楽しみましょう。食材はどれも同ファームまたは周辺地域で取れたものです。

    ※このツアーは現在、新型コロナウイルス感染症の影響で停止中ですが、近く再開される見込みです。(2022/7/22時点)

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    珊瑚礁に優しいリーフセーフの日焼け止めを使う

    ハワイでのビーチアクティビティに欠かせない日焼け止めが、ハワイの美しい珊瑚にダメージを与えてしまうのはご存じでしたか?一般的に使われている日焼け止めに含まれているオキシベンゾンとオクチノキサートという有害物質が海に溶け込むと、珊瑚の白化や死滅を招いてしまいます。

    ハワイ州では、 2021 年にこれらの有害物質を含む日焼け止めの販売が禁止されましたが、観光客が自身でこうした日焼け止めを持ち込むことがあります。ハワイで海に入る場合は、お持ちの日焼け止めの成分ラベルをよくご確認ください。珊瑚にダメージを与えるオキシベンゾンとオクチノキサート、分解されるまでに長い時間がかかるペトロラタム(ワセリン) や大量の酸化チタンが含まれるものは避けましょう。成分が分からない場合は、珊瑚に優しい成分であることを示す「リーフセーフ(Reef safe)」という記載のある日焼け止めを選びましょう。

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    マイ水筒を持参する

    想像してみてください。ハワイは年間 800 万人もの観光客を迎え入れており、その全員がハワイで水分補給をせざるを得ないのです。旅行中、それぞれがペットボトル 1 本分の水しか購入しなかったとしても、それらは膨大な量のプラスチックごみとなって処分されます。最悪の場合、海やジャングルに捨てられることもあります。ぜひ、そのような行為に加担しないよう、使い捨てのペットボトルを買うのではなく、自分の水筒を持ち込んで使ってください。ハワイ本島には高性能な浄水システムがあり、安全な水道水が飲めます。ハイキングや海水浴に出かける前には、水筒に水を入れて持っていきましょう。ごみとして捨てられるペットボトルを減らせるだけでなく、ペットボトルを購入する必要がなくなるので 1~2ドルの節約にもなります。ついでに、ご自身のアメニティやストローなども、繰り返し使えるものを持っていくとよいでしょう。 

    Kevin Sahara | コントリビューティングライター

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