バルセロナの人気エリアは、歴史ある地区から、徒歩で美しいビーチに行ける沿岸地区まで、本当にさまざまです。それぞれが、旅行のハイライトとして思い出に残るでしょう。カタルーニャの首都は、古い歴史とモダンな文化の両方に溢れており、数々の人気観光スポットの背景をガウディの建築が飾っています。
古代ローマの石柱が立ち並ぶ静かな隠れ家。息をのむようなカンプ ノウ サッカー スタジアムや、その近くに広がるモダンな観光地。このガイドを読めば、バルセロナで楽しむべき目的地をきっと見つけられるはずです。
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ゴシック地区
歴史ある地区で地元のレストラン、ショップ、カフェを楽しむ
バルセロナのゴシック地区 (バリ ゴティック) は、バルセロナでも最古級のエリアです。旧市街 (シウタ ベリャ) の中心地であり、ランブラス通りからライエタナ通りまでの広いエリアに該当するので、比較的簡単に見つけることができます。ゴシック地区には曲がりくねった石畳の歩行者天国があり、高度な技術を誇る職人の店やタパスレストランが網の目のように立ち並んでいます。
この地区にはバルセロナの大聖堂や、古代ローマ市街の壁の遺構もあります。王の広場は活気ある公共広場です。この場所を照らす街灯は、ガウディの最初の公共事業プロジェクトの一部でした。カタルーニャで最も古いレストラン、カン クジェレタスがあるのもこの地区です。
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ランブラス通り
バルセロナの旅行者が集う場所
バルセロナを訪れた観光客が数多く集うランブラス通りは、カタルーニャ広場から、古い港のポート ベルまで続く美しい並木道です。街を訪れる訪問者の多くがここを最初の目的地に設定して、カタルーニャ料理や、飲み物、この場所ならではの雰囲気、エンターテインメントを初めて体験することになります。
通りを縦横に散策したり、ボケリア市場で地元の果物を試食したり、大道芸人のアクロバットを見たりするだけで、何時間も過ごせるでしょう。舗装の一部はジョアン ミロが手掛けたモザイク模様になっているので、足元でも芸術を楽しめます。蝋人形館の近くには有名なリセウ大劇場のオペラハウスがあります。これらの施設を行き来する道中、ぜひカフェやレストランを楽しんでください。
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バルセロネータ
バルセロナのビーチエリア
バルセロネータはバルセロナの古い漁業地区で、ポート ベルの近くに位置します。また、同じ名前のビーチは街で最も有名な観光スポットの 1 つです。ラ ランブラの南東にあるこの地区では、地元のタパスレストランで地中海から採れたばかりの新鮮なシーフード料理を堪能できます。
ビーチは市内中心部に最も近く、バルセロナで最も活気のあるビーチの 1 つです。バレーボールのようなビーチスポーツが人気で、終日飲み物やマッサージも提供されています。地中海の海洋生物についてよく知りたい方は、ヨーロッパ最大級の水族館が近くにあるので、ぜひ訪れてみてください。
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エル ボルン
バルセロナの地元感あふれる旧市街の魅力
エル ボルンは、バルセロナの旧市街にあるゴシック地区の近くにあるエリアです。しかも、ゴシック地区よりもっとボヘミアンな雰囲気を残しています。エル ボルンはゴシック地区よりも観光客向けではありませんが、職人や工芸品店などのユニークな特徴で知られています。
ここは地元の生活を身近に感じることができる場所です。サンタ カテリーナ マーケットでスペイン産の美味しい食材を入手したり、カフェ エル マグニフィコなどの家族経営のカフェでスペイン随一のコーヒーを飲んだりできます。日中に何か楽しみたいなら、かの有名なスペインの近代画家、ピカソの絵が 4,000 点以上も収蔵されているピカソ美術館をチェックしましょう。
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エル ラバル
昔からの多文化コミュニティに息づく現代カタルーニャ芸術
エル ラバルはバルセロナの旧市街にある地区であり、バルセロナの多文化が集う場所です。この地域にはさまざまな文化圏の人々が住んできた歴史があり、アラブ人、インド人、フィリピン人の大規模なコミュニティが存在するなど、多様性に富んだ魅力を発揮しています。
地元の人々が経営するさまざまなレストランの横には、バルセロナ現代美術館 (MACBA) があります。この美術館には 1940 年代から現在までの著名な現代カタロニア芸術家の作品が収蔵されており、バルセロナの芸術家の長い歴史を学ぶことができます。1 日の終わりに、エル ラバルのヴィンテージショップや多国籍風バーで我を忘れるひとときを過ごしてみては ?
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ラ リベラ
旧市街のストリートを散策
ラ リベラはバルセロナの旧市街にあるエリアで、観光客向けのゴシック地区よりも静かな雰囲気で来訪者を迎えます。ラ リベラは、ラ リベラの北部にあるエル ボルンとセットで扱われることの多いエリアです。
この歴史的な地区は、近くのゴシック地区よりも静かで本格派な雰囲気があります。この地域ではウォーキングツアーが豊富に用意されているので、そのうちの 1 つに参加して歩いてみるとよいでしょう。趣のあるカフェや、その横で手工芸品を売る店が、階段状のストリートに立ち並び、魅力を振りまいています。
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グラシア
バルセロナの中でも静かなエリア
グラシアはバルセロナ市内中心部のすぐ北に位置し、1897 年までは別の町であったため、ボヘミアンな雰囲気が色濃く残っています。市内中心部から車でわずか 20 分の村ですが、独特な雰囲気が保たれており、自分が地元の人かのような気持ちでカタルーニャの生活を体験できます。
ガウディが制作したシュールなグエル公園はグラシアの一大名所。独立系映画館のシネ ヴェルディ、音楽ライブが聞けるバー、数々の劇場を回れば、忘れられない一夜になるはずです。よりどりみどりのレストランで、ランチやディナーをお楽しみください。カタルーニャの本格的なワイン醸造所 (ボデガ) をお探しの場合は、1919 年から営業しているワインセラー、ボデガ カル ペップに立ち寄りましょう。
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ポート ベル
バルセロナの古い港
ポート ベル (「古い港」の意味) は、この街の主要な港であり、ランブラス通りの終端に位置するコロンブスの記念碑の、さらに先に位置しています。これら 2 つの地区は、1992 年のバルセロナ オリンピックに備えた再生事業で設置された木道によって連絡されており、歩いて行き来できます。
港には、20 世紀から現在までに建造された巨大な船舶が数多く停泊しています。もちろん、内陸だけでも見どころは豊富です。海洋博物館で現地の歴史を発見したり、カタルーニャ歴史博物館でより広い視野から歴史を学んだりしましょう。冒険心が旺盛な方は、コロンブス像の下に行ってボートツアーを予約してみてください。
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アシャンプラ
たくさんのショップやカフェがあるモダンなエリア
アシャンプラでは、バルセロナの近代的な一面を見ることができます。この街は近代に建設され、高度に区画整理された格子状の街並みが特徴です。ハイストリートの見事なモダン建築の中に、デザイナーショップや活気あるカフェが入っています。
広い道には、ガウディの手による芸術的なランドマークがいくつも存在しており、とても印象的です。1882 年に着工した荘厳な未完成の教会、サグラダ ファミリアがあるのもこの場所です。アシャンプラではショッピングも盛んで、グラシア通り沿いにシャネルやルイ ヴィトンなどの高級ブランド店があります。この通りと平行して走る高級大通り、ランブラ デ カタルーニャには、アートギャラリーや、洗練された味わいのスペイン料理を提供するレストランが立ち並んでいます。
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ラス コルツ
世界的に有名な FC バルセロナのホームを訪ねる
ラス コルツは、世界的に有名なサッカークラブである FC バルセロナの本拠地として非常に有名な、閑静なエリアです。アシャンプラの西に位置するラス コルツは、地下鉄プラサ デル セントロ駅とラス コルツ駅のどちらからも簡単にアクセスできます。
「ラス コルツ」という名前は、1957 年にカンプ ノウ スタジアムに移転するまでクラブが使用していた元のスタジアムに由来しています。サッカーファンでなくても、ペドラルベス修道院で歴史を感じたり、セルバンテス公園でのんびりしたりできますが、このエリアの本当の魅力はサッカースタジアムとその博物館にあります。クライフ、ロナウジーニョ、メッシがプレーした場所でかつての試合を想像しましょう。
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