ローマの人々に愛される美味しい店を訪れてみませんか。ローマの伝統料理は、メリハリの利いた力強い味で知られています。政治、宗教、芸術、文化の中心地であるこの街では、その食のルーツが堅実に守られてきました。料理は豚肉、モツ、ペコリーノチーズなど、独特な風味と素朴な食材で構成されています。
ローマを象徴するこれらの料理は、世代を超えてレシピが受け継がれてきた歴史あるレストランでも、オーガニックな天然食材を使って過去と未来が融合された料理を提供するアバンギャルドなレストランでも楽しむことができます。トラットリアでは、昔ながらの下町の素朴な雰囲気に浸ることができます。洗練されたオステリアでも、ルーツとなる素朴な料理がメニューに並びます。どれもローマ訪問中に訪れておきたいものです。ここでは、ローマで最高の地元料理が味わえる飲食店をご紹介します。
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オステリア トラットリア ダ フォルトゥナータ
トラットリアで郷土料理を堪能
- 食事
トラットリア ダ フォルトゥナータの前を通ると、窓越しに手でパスタを作っている女性が見えます。これを見れば誰もが、美味しいフェットチーネに誘われます。ナヴォーナ広場近くにあるこのトラットリアは、歴史地区への訪問中に小腹がすいたときにぴったりの場所にあります。
ツイスト (ストロッツァプレーティ)、細いリボン (タリオリーニ)、ニョッキ、太いリボン (シアヴァテッリ)、ラビオリなど、お好みのパスタとソースの組み合わせが選べます。ソースには、豚肉とトマト (アマトリチャーナ)、オックステール (コーダ アッラ ヴァッチナーラ)、ベーコンとペコリーノなどがあります。おすすめを聞いてみましょう。メニューにはローマの名物料理であるグリシアパスタもあります。これはアマトリチャーナの原型であると考えられており、チーズとコショウにラードとベーコンを加えた羊飼い風レシピに由来しています。
所在地 : Corso del Rinascimento, 17, 00186 Rome, Italy
営業時間 : 毎日 : 12:00 - 翌 1:00
電話番号 : +39 06 6880 2908
地図写真提供 Andy Montgomery (CC BY-SA 2.0) 修正済
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トレッカ - クチーナ ディ メルカート
厳選された食材を使ったシンプルなレストラン
- 食事
トレッカ - クチーナ ディ メルカートは、オスティエンセ地区にある地元のレストランです。生産者から直接仕入れた質の高い食材を使い、季節ごとの料理を提供しています。仕入先は小規模な飼育者や農家を優先的に、生産方法に基づいて選んでいます。食材の味と信頼性を重視したシンプルでカジュアルな飲食店です。
メニューには、鶏の内臓とジャガイモの肉屋風フライパン炒め (パデロット アラ マチェレリーア コン フラッタリエ ディ ポヨ エ パタテ)、豚バラ肉 (パンチャ ディ マイアーレ)、頬肉とサラダ (グワンチャ コン ミスティカンツァ) などがあります。デザートには、リコッタチーズとサワーチェリーのタルトが特におすすめです。トレッカは主に、本格的で素朴なローマ料理が楽しめるレストランです。
所在地 : Via Alessandro Severo, 222, 00145 Rome, Italy
営業時間 : 月 ~ 金 : 20:00 - 23:00、土 : 12:30 - 15:00、20:00 - 23:00 (定休日 : 日)
電話番号 : +39 06 8865 0867
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リストランテ マンマ アンジェリーナ
ローマの昔ながらの雰囲気の中でシーフードを堪能
- 食事
ローマのアフリカ地区にあるマンマ アンジェリーナは、肉よりもシーフードが好きな方におすすめの店です。キッチンで働いているのは、オーナーシェフのアンジェリーナ自身です。マルメロから、リコッタチーズ、チョコレートのタルトまで、デザートもすべて自家製です。注文の声で賑わうカジュアルなレストランで、日曜日にはお祝い料理が提供されます。
ワインリストには厳選されたワインが並んでいます。スタッフが食事におすすめのワイン選びを手伝ってくれます。まずはイカとアスパラガスのサラダ (インサラータ ディ セッピエ エ アスパラギ) から始めて、次にエビとブロッコリーのラグーソースのサフランパスタ (マルタリアーティ アッロ ザッフェラーノ コン ラグー ディ ガンベリ エ ブロッコロ)、メインコースに新鮮な魚のオーブン焼きを頼むのをおすすめします。
所在地 : Viale Arrigo Boito, 65, 00199 Rome, Italy
営業時間 : 木 ~ 火 : 12:45 - 14:45、19:45 - 22:45 (定休日 : 水)
電話番号 : +39 06 860 8928
地図 - 4
ヌオーヴォ モンド
素朴でにぎやかな雰囲気の中で味わうピザとスップリ
- 食事
ヌオーヴォ モンドのピザは、ローマで指折りの美味しいピザとして知られており、ローマの伝統に忠実な薄くカリカリなベースが特徴です。ソーセージやパキーノ産トマトなど、具材もシンプルで本格的で、コストパフォーマンスも満点です。ピザはすべて薪窯で焼き上げられています。ヌオーヴォ モンドはスタイリッシュで豪華なレストランではなく、地元っ子のように、気取らない気楽な雰囲気が楽しめる場所です。
ピザではなくローマの名物料理を堪能したい場合は、アンチョビとモッツァレラチーズを詰めたズッキーニの花など、フライド ハウス スペシャル (フリッティ デラ カーサ) から始めて、オックステールソースのチューブパスタ (リガトーニ アル スーゴ ディ コーダ) や美味しいカルボナーラを頼むのをおすすめします。締めにはリコッタチーズ、洋ナシ、チョコレートのタルトをどうぞ。プロフィットロールを含むすべてのデザートも自家製です。
所在地 : Via Amerigo Vespucci, 9/12/15, 00153 Rome, Italy
営業時間 : 毎日 : 19:00 - 翌 0:30
電話番号 : +39 06 574 6004
地図 - 5
イル クアリアロ
1958 年から続く美味しい郷土料理
- 食事
イル クアリアロは、ローマのクアルティチョロ地区にあるウズラ専門のレストランです。市の郊外東部にあるこのレストランには、ウズラと密接な関係のある歴史があります。1960 年代のオープン時、訪れる客たちは周辺の田園地帯で狩ったウズラをワインと交換していたのです。現在、ウズラは白酢でマリネされて焼かれ、オリーブ、シャンピニオン マッシュルーム、ローマのパンのチリオーラ ブルスケッタを添えて提供されています。
食欲に応じて、ウズラの分量を 1、2、3 羽から選べます。 定番料理がお好みなら、豚肉とトマト (アマトリチャーナ) から豆とポークラインズ (ファジョーリ コン レ コーティケ) まで、さまざまな郷土料理のメニューも揃っています。本格的にエクストラ バージン オリーブ オイルで揚げた自家製のスップリは、前菜にぴったりです。
所在地 : Largo Mola di Bari, 17, 00171 Rome, Italy
営業時間 : 月 ~ 木 : 19:30 - 24:00、金 : 12:30 - 14:30、19:30 - 24:00 (定休日 : 日)
電話番号 : +39 06 2521 0875
地図 - 6
カティナリ
家庭的な雰囲気の中で本場の味を堪能
- 食事
カティナリは、ローマ ゲットーの中心部にあるレストランで、郷土料理を堪能しながらリフレッシュするのにおすすめです。ここはプロの腕前と温かい家庭的な雰囲気が調和するレストランです。おすすめは、この店特製のチーズと胡椒の太麺スパゲティ(トンナレッリ カチョ エ ペペ) です。ローマの定番料理として、濃くしっかりとした風味のトリッパのチューブパスタ (リガトーニ コン パヤータ) も用意されています。内臓はローマ料理で一般的に使われる食材です。
ボリュームもたっぷりで、有名ワインセラーで提供されるワインに匹敵する素晴らしいハウスワインも楽しめます。メニューには、特に葉がパリパリに風味豊かになるようスライスして揚げたローマのアーティチョーク料理 (カルチョーフィ アッラ ジュディア) など、ゲットーの定番料理も見られます。
所在地 : Via di S. Maria del Pianto, 16, 00186 Rome, Italy
営業時間 : 火 ~ 日 : 12:00 - 15:30、19:00 - 23:00、月 : 19:00 - 23:00
電話番号 : +39 06 687 1540
地図 - 7
ダ ブカティーノ
シンプルさと伝統が融合したテスタッチョのレストラン
- 食事
ダ ブカティーノはローマにあるシンプルな内装のレストランで、壁には古き良き時代の写真が飾られています。多彩なメニューには、テスタッチョ地区の中心部で食べたくなるようなローマの定番料理が揃っています。一品目としては、パスタとひよこ豆のスープ (ミネストラ ディ パスタ エ チェーチ) またはクリーミーなエビのリゾット (リゾット アッラ クレマ ディ スカンピ) などがあります。
二品目には、豚肉や仔牛のポテト添えなどのロースト肉、またはウサギ肉の煮込み (コニーリョ アラ カチャトーラ) やローマ風チキン (ポッロ アラ ロマーナ) などの煮込み料理があります。グリル料理には、牛肉のヒレ肉やスプリング ラム チョップ (アバッキオ ア スコッタディート) などがあります。ヒラメ、タイ、タラの塩漬けのグリル、スパイシーなタラ (メルルッツォ アラ ディアボラ) などのシーフード料理もおすすめです。
所在地 : Via Luca della Robbia, 84, 00153 Rome, Italy
営業時間 : 火 ~ 日 : 12:00 - 15:00、19:00 - 23:55 (定休日 : 月)
電話番号 : +39 06 574 6886
地図 - 8
オステリア フラテッリ モーリ
ラツィオ料理とローマの詩
- 食事
オステリア フラテッリ モーリは、美味しい料理を味わいながら、オーナーのローマの詩への深い愛情が感じられるレストランです。レストランは今も労働者の精神が息吹くテスタッチョ地区にあり、その通りを歩けば、昔の古き良きローマの精神を感じ取ることができます。レストランの白い壁には、路上詩人たちの未発表の作品が刻まれ、注釈が付けられています。
定番料理には、カルボナーラや茹でたミートボール (ポルペッテ ディ ボッリート) などがあり、生地を 48 時間かけて自然発酵させ、薪窯で焼き上げたピザもおすすめです。別腹のデザートには、マンマ ジュリアーナの自家製ケーキとタルトをどうぞ。砂糖漬けオレンジとピスタチオのキャラメリゼを添えたリコッタチーズは、パパ アンブロージョが担当しています。
所在地 : Via dei Conciatori, 10, 00154 Rome, Italy
営業時間 : 毎日 : 12:30 - 14:30、19:30 - 23:30
電話番号 : +39 331 323 4399
地図 - 9
マトリチャネッラ
1957 年から郷土料理を提供しているローマのレストラン
- 食事
マトリチャネッラは、スペイン広場、アラパチス、モンテチトーリオの間にある、ローマ屈指の美しいエリアにあるレストランです。その名前のとおり、時代を超越したローマの定番料理が楽しめます。火曜と金曜はタラの塩漬け (バッカラ)、土曜は牛の胃袋の煮込み (トリッパ) など、曜日ごとに料理が決まっています。ニョッキを頼むなら木曜日です。
風味を引き立てるワインを料理に添えたい場合は、マトリチャネッラのワインセラーに約 1,000 本あるワインからどうぞ。選びきれない場合は、レストランのソムリエに聞いてみましょう。おすすめのワインを教えてくれます。リストにはラツィオ産のワインが多数揃い、ほかの地域のおすすめワインも用意されています。
所在地 : Via del Leone, 4, 00186 Roma RM, Italy
営業時間 : 毎日 : 12:30 - 15:00、19:30 - 23:00
電話番号 : +39 06 683 2100
地図 - 10
フラヴィオ アル ヴェラヴェヴォデット
カルボナーラ目的で訪れたいローマのレストラン
- 食事
フラヴィオ アル ヴェラヴェヴォデットでは、食事する場所を選ぶことができ、外でランチを楽しむことも、半円筒型の天井と石造りのアーチの下、素敵な雰囲気の中でディナーを楽しむこともできます。メニューには、野菜とトマトソースのオックステールシチュー (コーダ アッラ ヴァッチナーラ) など、ローマの伝統料理もあります。
このレストランのシェフがカルボナーラキングと呼ばれていることから、一品目としてカルボナーラもおすすめですが、ソースとルラードを添えたニョッキ (ニョッキ コン スーゴ ディ インヴォルティーニ) や、ソラマメ、エンドウ豆、アーティチョーク、ベーコン、レタス、ペコリーノのフェットチーネなど、ほかの料理も同じくらい魅力的です。グラス入りティラミス (ティラミス アル ビッキエーレ)、ワインドーナツ (チャンベッリーネ アル ヴィーノ)、チョコレート フォンダン (フォンテンテ アル チョコラート)、タルト (クロスタータ) など、美味しいデザートも豊富に用意されています。
所在地 : Via di Monte Testaccio, 97, 00153 Rome, Italy
営業時間 : 毎日 : 12:30 - 15:00、19:45 - 23:00
電話番号 : +39 06 574 4194
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