それぞれ文化の異なる何千もの島からなるインドネシア。バリの料理が多様性に満ちているのも納得です。バリを休暇で訪れたら外せない、人気のグルメがいくつもあります。
おすすめのバリ料理は、ラワール (ミンチ肉のサラダ)、ベベックベトゥトゥ (ローストダック)、サテリリット (バリ風のサテー)、島の名物であるバビグリン (豚の丸焼き) など。興味をそそるエキゾチックなものばかり。甘党にうれしい、スナック、ケーキ、デザートの種類も豊富です。
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いろいろなサテ (サテー)
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サテ (サテーとも呼ばれる) は、下味を付けた肉を串焼きにし、スパイシーなソースを添えたもの。さいの目切りや薄切りにした鶏肉、ヤギ肉、マトン、牛肉、豚肉などを使うのが一般的ですが、魚、豆腐、卵、ミンチ状の具材で作ったサテもあります。
バリの変わり種はサテリリット。牛肉、鶏肉、魚、豚肉 (亀の肉を使うことも) をミンチにしたものにココナッツ、ココナッツミルク、たっぷりの野菜とスパイスを混ぜ合わせ、竹、サトウキビ、レモングラスなどのスティックに巻きつけたものを、炭火で焼いて作るサテです。そのままでも十分おいしいサテリリット。ソースはお好みでどうぞ。
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ナシアヤムとナシチャンプル
- 食事
バリ風チキンライス、ナシアヤムとナシチャンプルは、島中にあるワルン (食堂) やレストランの定番料理。白米と一緒にバビグリン (子豚のロースト) やベトゥトゥ (スパイシーなチキンやダック)、色とりどりの野菜、ピリ辛のサンバルマタ (バリ風ソース) など、いろいろなバリ料理を盛り付けるスタイルが主流です。
ナシアヤムとナシチャンプルにはスープが付いていることも。辛いのがあまり得意ではない方は、サンバル抜きにしてもらいましょう。
写真提供 Eny Santiati (CC BY-SA 4.0) 修正済
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ベベックベトゥトゥとアヤムベトゥトゥ
- 食事
ベトゥトゥは、バビグリン (子豚のロースト) と同じく、じっくり時間をかけた料理。豚肉を食べない人も食べられる、鶏 (アヤム) またはアヒル (ベベック) を 1 羽丸ごと使ったバリの名物料理です。伝統的なスパイスを詰め、バナナの葉で包み、さらにバナナの樹皮でしっかりと包んだら、全体を炭火で焼くか炭火の中に埋めて待つこと 6 ~ 7 時間。ホロっと骨から外れるジューシーなお肉の完成です。
写真提供 m4sh.3d (CC BY-SA 2.0) 修正済
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タフとテンペ
- 食事
万能食材のタフ (豆腐) とテンペは、やみつきスナックに、付け合わせに、コースのメイン料理にと用途もさまざま。大豆を固めて作った食材で、揚げたり、詰め物をしたり、ほぐしたりして調理します。いろいろなインドネシア料理 (特にご飯もの) にはテンペクラッカーが入っています。タフで作る人気のスナックは、詰め物をして揚げたもの。中身は春巻きの具に似ています。
写真提供 Ramzy Muliawan (CC BY-SA 3.0) 修正済
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ジンバラン シーフード
- 食事
ジンバラン湾のムアヤ ビーチ沿いにあるカフェでは、エビ、アサリ、カニ、イカ、ロブスター、さまざまな種類の魚など、シーフードのグリル料理を楽しめます。味の決め手は、それぞれのカフェのオーナーが工夫を凝らしたバーベキューソースと調味料のレシピ。自家製サンバルとして出されることが多いため、「ジンバランスタイルのサンバルシーフード」が有名になりました。甘酸っぱいブレンドから典型的な辛くてスパイシーなものまで、一口食べればジンバランシーフードのおいしさがわかるはず。
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ペペスとトゥム
- 食事
ペペスは、バナナの葉で包んで作るインドネシアのスンダ料理。小さな包みの両端を細い竹の棒で留め、蒸したり、茹でたり、焼いたりして作ります。ペペスイカンという魚料理が最もよく知られていますが、鶏肉や他の肉、豆腐、野菜を具材にすることもよくあります。
トゥムはペペスと形が異なり、包んだバナナの葉を折りたたんで上のところで留めて、たいていは蒸して作られます。トゥムの中身は、豚のミンチにスパイスペーストを混ぜたものが一般的。バナナの葉を使うことで、ペペスやトゥムに本格的なバリの風味が加わります。
写真提供 Gunkarta (CC BY-SA 3.0) 修正済
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伝統的なケーキやおやつ
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ジャジャナンパサール (市場伝統のケーキ) と呼ばれる昔ながらのケーキ。もともとは儀式の供え物でしたが、今ではコーヒータイムのお供として気軽に食べられています。ジャジャナンパサールには種類がたくさんありますが、主な材料は米粉、もち米、砂糖、ココナッツ、トロピカルフルーツです。
バリで人気のおやつには、アジク (お餅)、パンチョン (米粉とココナッツミルクのケーキ)、ジャジャ バトゥン ブディル (パームシュガーのスープに入ったもち米団子)、ブブーインジン (黒いもち米のお粥)、ピサンライ (蒸しバナナ)、ケレポン (ココナッツをまぶしたもち米団子で中にパームシュガーシロップが入っている) などがあります。
写真提供 Dietrich Ayala (CC BY 2.0) 修正済
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ナシゴレン
- 食事
ナシゴレンはインドネシア風のチャーハン。国内では定番中の定番料理です。炊いたご飯を肉や野菜 (スクランブルエッグ、さいの目切りの牛肉、細切りの鶏肉、エビ、アンチョビ、ラム肉、カニ、グリーンピース、玉ねぎ、エシャロットなど) 、ケチャップマニス (甘い醤油) や辛いチリソースと一緒に炒めます。スライスしたトマトやキュウリ、揚げたエシャロット、魚やエビのクルプック (クラッカー)、アチャール (ミックスピクルス) などがトッピングされて出てきます。
写真提供 Lord Mountbatten (CC BY-SA 3.0) 修正済
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ラワール
- 食事
ラワールは、細かく刻んだ肉、野菜、すりおろしたココナッツ、スパイスを組み合わせた伝統の味。風味を強めるために、ラワールを作る際に新鮮な血を肉やスパイスに加える地域もあります。日持ちしない料理なので、たいていは作りたてのものが提供されます。ラワールは大きく分けて白と赤の 2 種類。白いものには肉や血が入っていないので、ビーガンやベジタリアンにうれしいメニューです。