ウィーンの人気ストリートには、すばらしい建築や有名な観光スポット、ショッピングや食事といった楽しみが盛りだくさん。オーストリアの首都ウィーンは、散策にぴったりの都市と言えます。広い大通りを歩きながら壮大な宮殿を鑑賞したり、石畳の通りに建つ趣のあるレストランで食事をしたり、ヨーロッパが誇る高級ブランドでショッピングを楽しんだりしましょう。
ローマ時代からの歴史を誇るウィーンでは、街のいたるところに芸術と文化が浸透しています。公園、美術館、ギャラリーは数えきれないほど。また、モーツァルトやベートーヴェンなどの人物の足跡をたどることもできます。公共交通機関が利用しやすいので、お目当てのストリートに問題なくたどり着けるはずです。
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グラーベン
歴史的建造物に囲まれてウィンドウショッピングを楽しむ
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グラーベン通りは第 1 区の中心にある、ウィーン屈指の人気ショッピング街です。グラーベン通りはコールマルクトから始まり、U バーン (地下鉄) シュテファンスプラッツ駅を過ぎたところまで伸びています。
グラーベンには、陶磁器店、王室御用達の宝石店、香水店などの伝統的なウィーンの製品から、H&M などの衣料品チェーン店まで、あらゆる種類の店がそろっています。まさに買い物好きにとっての天国。1970 年代から歩行者専用になっているため、散歩にも最適です。中世の噴水や、大疫病の犠牲者追悼のために 1679 年に建てられた有名な大理石のペスト記念柱など、ウィーンが誇る観光名所を見ることができます。
地図写真提供 Bwag (CC BY-SA 4.0) 修正済
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ケルントナー ストラッセ
モーツァルトにちなむデザートを片手にウィーンのショッピング センターを散策
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ケルントナー ストラッセは、ウィーン中心部のシュテファン広場からカールス広場まで続く有名なショッピング街です。第二次世界大戦後に大部分が再建された近代的なショッピング街ですが、今も昔の面影が残っています。
HUGO BOSS やグッチ、プラダなどの高級ブランドの直営店や、オーストリアが誇るスワロフスキーの旗艦店などが並んでいるうえ、歩行者天国であるため、どの観光客も夢中になって買い物をしています。モーツァルトの終の棲家の跡地に建っているシュテッフル百貨店に行けば、彼をテーマにした土産物店がたくさん見つかるでしょう。プラリネをベースにし、この作曲家にちなんで名付けられたデザート、モーツァルトクーゲルをぜひお試しください。
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リンクシュトラーセ
ウィーンの中心街を囲む環状道路、リング通りを一周する
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リンクシュトラーセ (リング通り) は、古い城壁の跡地に建設された、ウィーン旧市街を囲む主要環状道路です。ウィーンの中心部を観光する際は、必ずと言っていいほどリンクシュトラーセを通ることになります。じっくり眺めて楽しみたい壮麗な大通りです。
全長 5.2 km のリンクシュトラーセはのんびり散歩するのにちょうどよい長さで、フロイトは 1 周することを日課にしていたそうです。道路沿いに立ち並ぶ歴史的な建物に、ウィーンの建築の粋を見ることができます。中でも、オーストリア国会議事堂、ウィーン国立歌劇場、ウィーン市庁舎などは見逃せない存在で、他にも数多くの壮大な宮殿もあります。
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コールマルクト
ウィーンのジュエリーショップ通りでショッピング
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コールマルクトは、ウィーンの中心部にある高級専門店が集まる歩行者天国です。ここは、グラーベンを経てケルントナー ストラッセまで続く、ウィーンの「黄金の U 字ルート」として有名な地域の一部であるため、買い物をしなくても訪れる価値があります。
「黄金の U 字ルート」の「黄金」とは、店で販売されている金だけを指すのではありません。ここでは、金色に輝く街路装飾や金ぴかの店先がいたるところに見られます。ワーグナーやブッヒャラーなどのオーストリアの高級貴金属店の他に、カルティエやティファニーなど、世界的な有名ブランドも並んでいます。ホーフブルク王宮に向かって散歩するだけでも見ごたえは十分です。王宮が姿を現す頃には、王族の気分になっていることでしょう。
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シェーンラーターンガッセ
美しいランタンの向かいでバジリスク探し
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「美しいランタンの通り」という意味のシェーンラーターンガッセは、ウィーンの第 1 区の端に位置するこぢんまりした通りです。名前の由来となった美しいランタンのレプリカは、シェーンラーターンガッセ 6 番地の中ほどに設置されています。バロック様式の建物の間を散歩すれば、中世のウィーンにタイムスリップした気分になるでしょう。
ランタンの向かい側には、井戸の底で発見され鏡を使って退治されたバジリスクの伝説が刻まれています。よく見ると、その上のアルコーブ (壁のくぼみ) には、石に変えられたバジリスクの姿があります。果たして、あれは石像なのでしょうか。真相は、ご自分の目でお確かめください。
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ヘレンガッセ
ウィーン屈指の美しい宮殿を満喫する
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ウィーンのヘレンガッセ、通称「貴族通り」は、壮大な宮殿が立ち並ぶことから観光客に大人気。通りはミヒャエル広場の発掘現場にある考古学博物館から、北にあるジークムント フロイト公園方面へと走っています。
ひとつの通りにこれほど多くの宮殿が並んでいるとは、実際に見るまでなかなか信じられません。最も古い宮殿は 1546 年に建てられたルネサンス期のパレ ポルシアで、それより新しいバロック時代の宮殿もたくさんあります。ミヒャエル広場の発掘現場とジークムント フロイト公園はどちらも一見の価値あり。どちらかを起点に宮殿が並ぶ通りをもう一方まで散策すると、ヘレンガッセを満喫できるでしょう。
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プロブスガッセ
かつてベートーヴェンが暮らしたアパートメントを訪ねる
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プロブスガッセはウィーン郊外の小さな通りで、ハイリゲンシュタット駅から徒歩わずか数分です。ここの人気観光名所は、ベートーヴェン博物館です。偉大なるドイツの作曲家がかつて生活し、交響曲の傑作を複数生み出したアパートメントが今では博物館になっています。
作曲家としてのキャリアのほとんどをウィーンで過ごしたベートーヴェンですが、彼の住まいは 3 部屋だけの小さなアパートメントでした。現在、館内には、ベートーヴェンの遺品の本物またはレプリカが数多く展示されています。どれも魅力的ですが、特に形見のピアノには、彼が補聴器として作成した金属製の装置が付いています。
地図写真提供 Bwag (CC BY-SA 4.0) 修正済
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マリアヒルファー ストラッセ
ウィーンの商業の中枢
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マリアヒルファー ストラッセは、ウィーンのショッピング街の中でも特に人気が高く、規模も最大級です。美術史博物館そばのリンクシュトラーセから郊外のシェーンブルン宮殿まで伸びる 1.6 km のストリート。主要部分は自動車で進入できないため、歩行者に優しい通りです。
流行のファッションからセレクトショップまで、あらゆる種類のショップがあるので飽きることはありません。ショッピングをしていなくても、コーヒーショップやレストランが充実しているため、思い思いの場所でくつろぐことができます。ウィーン技術博物館や、数多くのカトリック教会など、観光できる場所も多々あります。
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トゥーフラウベン
ウィーンで人気のアイスクリームを歴史深い「布のアーチ」で味わう
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トゥーフラウベンはウィーンの第 1 区にある通りで、ボーグナーガッセ通りおよびザイツァーガッセ通りとともに高級商業施設ゴルデネス クヴァルティーアに面しています。「布のアーチ」という意味になるトゥーフラウベンは、中世にこの通りで商いをしていた生地商人らにちなんで名付けられました。ブラントシュテッテの一角を見下ろす布商人の噴水もその歴史を物語っています。
しかし、現在のトゥーフラウベンは高級ブランドのショッピングとアイスクリームで有名です。ゴルデネス クヴァルティーアにはあらゆる高級ファッションブランドがそろっていますが、夏に訪れるなら、ウィーンで最も愛されているアイスクリームパーラーを見逃すことはできません。アイスサロン トゥーフラウベンのアイスクリームは、ウィーンに行ったら必ず味わいたい 1 品です。
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