サンフランシスコ周辺には美しい島々があり、街から離れて少し遠出するのにぴったりです。サンフランシスコ湾の周辺には自然保護区がいくつもあり、在来種や渡り鳥などの野生生物が保護されています。これらの島々を訪れることも、クルーズに参加して遠くから動物たちを探すこともできます。
さまざまな歴史を持つ島もあり、この街では見られないものが見られます。第二次世界大戦で活躍した空母、有名な (幽霊が出るとも噂される) 刑務所、そしてネイティブアメリカンの壁画が残された地質学的にも興味深い場所などもあります。このガイドを参考にして、街中での観光とはひと味違うサンフランシスコの島々への日帰り旅行を楽しんでください。
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アルカトラズ島
サンフランシスコ湾にある有名な刑務所の島
- 歴史
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もっと読むアルカトラズ島は、かつて悪名高い刑務所があった場所で、米国史上最悪とされる犯罪者らが収監されていました。正式名称はアルカトラズ連邦刑務所ですが、その殺風景な外観から「ザ ロック」というニックネームの方がよく知られています。
現在は博物館となり、サンフランシスコを訪れる人にとって必見の場所となっています。伝説によれば、過去の収容者の幽霊のような姿がホールを歩き回っているとか。アメリカ先住民族は悪霊が取り憑いていると信じています。小さな岩だらけの島はサンフランシスコ北部、ノース ビーチの海岸の沖にあります。ピア 33 アルカトラズ ランディングからフェリーで 20 分で行くことができます。オンラインでチケットを予約すれば、待ち時間を節約できます。
営業時間 : 日月 : 9:00 - 18:30、火 ~ 土 : 9:00 - 21:30
電話番号 : +1 415-561-4900
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エンジェル島
素晴らしい景色とアウトドアを満喫する
- カップル
- 家族
もっと読むエンジェル島では、ハイキングやアウトドアライフを楽しめるほか、サンフランシスコのスカイライン、タマルパイス山、マリン郡側の岬などの素晴らしい風景を眺めることができます。かつてのこの島にあった軍事施設は現在、州立公園となっており、サンフランシスコ湾で最大級であるこの自然島の一部となっています。
エンジェル島には、ボートドック、係留ブイ、トイレ、ハイキングコース、ピクニックエリア、ビジターセンター、キャンプエリアなどが整備されています。ボートに乗ったり、ハイキングをしたり、野生動物や野鳥の観察をしたりと、サンフランシスコの雑踏からしばし逃れるのにぴったりの場所です。かつての入国管理局の収容所であった博物館やビジターセンターを訪ねれば、この島の重要性や歴史について知ることもできます。
営業時間 : 毎日 : 日の出から日没まで
電話番号 : +1 415-435-5390
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トレジャー アイランド
1930 年代にさかのぼる歴史的建造物のある人工島
- 歴史
- ショッピング
もっと読むトレジャー アイランドはサンフランシスコ湾にある人工島。岩の多いビーチ、素敵なレストラン、秘密の庭園のほか、1930 年代に作られた歴史的な観光スポットがあります。トレジャー アイランドにやって来るほとんどの人の目的は、サンフランシスコ北部のウォーターフロント全体の壮大な景色を眺めることです。
ここでは年間を通じてさまざまなイベントが開催されます。トレジャー アイランド フリーマーケット (またはトレジャーフェスト) は、毎月最後の週末の目玉。400 を超える地元の出店者が骨董品や手作りの品々を販売します。フードトラックも集まり、ライブミュージックやスカベンジャーハント (アイテム探しゲーム) なども雰囲気を盛り上げています。
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ブルックス島地域保護区
鳥とゼニガタアザラシの楽園
- アドベンチャー
- 家族
- 写真
ブルックス島地域保護区は、サンフランシスコの北東約 34 km、リッチモンドにある有名な鳥類保護区です。島の面積は約 150 ヘクタール。ほとんど平坦ですが、最高峰のジェファーズ ヒルまでハイキングを楽しめます。標高は約 50 m ほどですが、島と周辺のベイエリアの素晴らしい景色を眺めることができます。
島を訪れるには、イースト ベイ リージョナル パーク ディストリクトによるレンジャーが案内するガイド付きツアーに参加する必要があります。島には 18 種類以上の鳥が生息しており、特にオニアジサシはサンフランシスコ湾で最大の営巣コロニーを作ります。カリフォルニアカモメ、ゴイサギ、クロミヤコドリの姿もよく見られます。
地図写真提供 Dreamyshade (CC BY-SA 4.0) 修正済
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アラメダ島
何キロメートルも続くビーチと海沿いの公園
- 家族
- 歴史
- 写真
アラメダ島はサンフランシスコの東、23 km ほどのところにある島です。19 世紀から 20 世紀にかけて建てられた魅力的なビクトリア様式の家々、さまざまな飲食店、ヴィンテージショップ、家族向けの観光スポットなど、見どころが豊富にあります。島の南岸には 4 km にわたって続くクラウン メモリアル ステート ビーチがあり、海水浴、日光浴、サンフランシスコ湾の景色を楽しむのにぴったりの場所です。
空母ホーネット博物館の展示物は実に豊富。アラメダ ポイントの最南端の埠頭にある博物館は、米海軍の航空母艦ホーネットにちなんで名付けられました。飛行甲板と格納庫甲板には、第二次世界大戦で使用されたさまざまな航空機のほか、NASA のアポロ計画に関するものが展示されています。
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ベルヴェディア アイランド
サンフランシスコでも指折りの富裕層が集まる島
- アドベンチャー
- 家族
- 高級ホテル
- 写真
ベルヴェディア アイランドはマリン郡にある裕福なコミュニティの一部。岩の多い島で、2 本の土手道がベルヴェディアの街とティブロン半島をつないでいます。島の周辺にはビクトリア様式と地中海様式の美しい家々が多数あり、中にはサンフランシスコ湾に面したボートドックを持つ家もあります。ベルヴェディアには、サンフランシスコ ヨット クラブとコリンシアン ヨット クラブもあります。
必見の場所はリング マウンテンです。元々は先住民の海岸ミーウォク族が住んでいた場所で、地質学的にも興味深い場所です。岩壁にペトログリフ (岩面彫刻) が描かれており、頂上に登るとベイエリア北部の素晴らしい風景を眺めることができます。ベルヴェディア アイランドはサンフランシスコの北、約 27 km のところにあります。
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イェルバ ブエナ島
サンフランシスコの海軍訓練基地
- 格安
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イェルバ ブエナ島の軍事史は、1870 年代にアーミー ポスト キャンプ イェルバ ブエナ アイランドが設置されたときまで遡ります。この軍事基地には、霧信号所と八角形の灯台も設置されました。約 20 年後、米国陸軍工兵隊はここに機雷敷設のための基地を置き、敵の船の接近を防ぐ機雷を設置しました。現在は廃墟となっています。
島の北端に位置するのは、ポート オブ トレード ウィンズ ビーチ。家族で出かけるのにぴったりで、飼い犬にも配慮されたビーチです。クリッパー湾で海水浴やボート漕ぎを楽しみましょう。イェルバ ブエナ島はサンフランシスコの北東約 10 km のところにあり、サンフランシスコ オークランド ベイ ブリッジ経由で行くことができます。
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ファラロン諸島
サンフランシスコの沖にある野生生物保護区
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ファラロン諸島には、さまざまな種類の鳥、クジラ、アザラシが生息しています。この保護区は一般公開されていませんが、5 月から 11 月にかけては野生生物観察ツアーで訪れることができます。サンフランシスコにあるオセアニック ソサエティでは、1 日がかりのクルーズを開催しており、経験豊富なナチュラリストが島の解説をしてくれます。
ツアーの最中にイルカ、シャチ、ザトウクジラが泳ぐ様子や、ファラロン諸島の近くの岩の上でアシカやアザラシが休んでいるのを目にすることができるかもしれません。この保護区には、エトピリカ、ウトウ、ウミバトも生息しています。
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ベア島
アウトドアライフを満喫できる約 1,200 ヘクタールにも及ぶ湿地帯
- アドベンチャー
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ベア島はサンフランシスコ湾内にある 3 つの島から成り、総面積は約 1,200 ヘクタールにもなります。ドン エドワーズ国立野生生物保護区の一部であり、干潟、植物が生えた塩性湿地、湿地帯が混在しているため、さまざまな渡り鳥や海岸で生息する鳥類が見られます。たとえばシャクシギ、ハヤブサ、ペリカン、シラサギなどがよく見られる種類です。またこの島は、絶滅の危機に瀕しているカリフォルニアの固有種であるオニクイナやソルト マーシュ ハーベスト マウス (カヤネズミの一種) の自然生息地でもあります。
サンフランシスコ湾の素晴らしい風景を楽しむなら、ミドル ベア島の展望台まで続く約 2.7 km のハイキングコースを歩いてみましょう。
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マリン アイランド国立野生動物保護区
サン ラファエル湾に浮かぶ多数の野生生物が生息する 2 つの島
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- 格安
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マリン アイランド国立野生動物保護区は、サン ラファエル湾にある 2 つの島、イースト マリン島とウェスト マリン島で構成されています。約 130 ヘクタールの広さの保護区はバードウォッチャーにとても人気があり、ウェスト マリン島にはゴイサギ、ユキコサギ、オオアオサギの大きなコロニーがあります。イースト マリン島には在来植物や巣材を求めて鳥が飛来し、隣の島での営巣を支えています。
そしてどちらの島にも、アラナミキンクロ、スズガモ、クロミヤコドリが生息しています。マリン アイランド国立野生動物保護区は、サンフランシスコから北へ約 34 km のところにあるサン ラファエルの沖合にあります。
地図写真提供 Conn, Kit (CC BY-SA 3.0) 修正済