観光客が知らないパリのおすすめ 10 か所

カタコンブ ドゥ パリは地下納骨堂であり、街の下で 600 万人を超える遺骨を納めています。現在では博物館となったカタコンブ ドゥ パリは、中心街からたった 9 分の場所にあります。この場所は、墓地を増やし、市の地上墓地の利用を減らすために設けられました。

カタコンブは旅行者の好奇心をそそり、1787 年に公開されるようになりました。この場所をより独特なものにしているのは、壁にパターンになって配置されている人間の頭蓋骨と大腿骨。このおかげで、霊廟は視覚的により印象的なものとなっています。博物館の建設中に発見された変形骨格とパリで見つかった鉱物の展示も見ることができます。

プティ パレは、中世から現代におよぶ芸術作品を数々所蔵する、見ごたえたっぷりの美術館。建物は見事なボザール様式で、広大な庭園を併設しています。パリ 8 区中心部の西に位置し、壮観な建築物、落ち着いた雰囲気の中庭、そしてファサードに施された現代彫刻が特徴的です。

美術館のコレクションは、中世からルネッサンス期の作品、18 世紀の調度品、そしてパリ市のコレクションに分かれています。ルーベンス、レンブラント、アングル、モネ、ピサロ、カルポー、ロダン、フラゴナールなどの作品を含め、幅広い芸術家の傑作が展示されています。

ペール ラシェーズ墓地は、パリで最大のネクロポリスであり、第一次世界大戦の 3 つの記念碑があります。1804 年にオープンして以来、この 44 ヘクタールの墓地で 100 万人もの人々が埋葬されました。その 3 倍を超える人々が毎年このネクロポリスを訪れています。

亡くなった親族に敬意を表するために訪れる人もいれば、エディット ピアフ、小説家のオノレ ド バルザック、喜劇作家のモリエールなど、フランスの最も著名な人々の墓参りに訪れる人もいます。劇作家のオスカー ワイルド、ドアーズのボーカリストであるジム モリソン、作曲家のフレデリック ショパンなども、パリで亡くなりました。

パリの蚤の市 (サントゥアン) は大規模な骨董品市場です。出品者はヴィンテージ家具から鏡や庭の飾りまで、あらゆるものを販売しています。中心街から 23 分ほどの場所にあるこの市場は、週末には住人や旅行者でにぎわいます。

自分自身でこの市場を訪れてもよいでしょうし、ガイド付きツアーを予約して最良の出品者の商品を見て回るのもよいでしょう。この市場の広さは 7 ヘクタールに及ぶため、事前に出品者を確認して、どのように見て回るか計画しておくことをおすすめします。ヴィンテージファッション、本物のアフリカの芸術作品、アールデコ調の家具、アンティークの鏡、装飾画、リネン類製品、シルバー製品、考古学的に意義のある工芸品など、あらゆるものを目にすることでしょう。

クリエイティブな空間、リノベーションされたアートスタジオ、そしてストリートアートで知られるベルヴィル地区。19 区および 20 区の中心部から約 1 分の場所にあり、コミューンだった時代の古き良きたたずまいを今も残す、歴史ある地域です。

ベルヴィルでの一番の楽しみと言えば、路上に描かれた後も常に変化し続けるストリートアートを見つけること。中でもドノイエ通りとフレエル広場がおすすめですが、地域全体で素晴らしいストリートアートに出会えるでしょう。またベルヴィルは、工場を改装して造ったアートコレクティブの施設があることでも知られています。

街中にあるアンネ フランク庭園では、野菜が育てられ、花が咲き誇り、座る場所や子供のための遊び場があります。3 区の中心街の東にあるこの庭園は、ユダヤ人に対するホロコーストの犠牲者となったアンネ フランクに捧げるものです。

この平和な庭園には座るための場所が設けられており、世間から切り離されたこの空間の静けさの中でくつろげます。この庭園にあるマロニエの木も特徴的です。この接ぎ木された樹齢 150 年の木に、アンネは窓から憧れの眼差しを注いでいました。主要な都市には、この少女を記念するために、元の木の種から育てられたいくつかの木があり、この木はそのうちの 1 本です。

パリ下水道博物館は、魅力的かつ歴史的な場所であり、長年にわたる下水道施設の内部構造を知ることができる博物館でもあります。7 区の中心街から 10 分ほどの場所にあるパリ下水道博物館では、街中にいながら真にユニークな体験ができます。

訪問時には、ボートやワゴンに乗って下水道設備のツアーに繰り出します。ツアーは 14 世紀のユーグ オーブリオによる下水道設備の初期開発から始まり、現在に至るまでの開発の歴史を見ていきます。下水道に関する仕事をする人や水処理の方法についても学びます。

歴史的な墓地であるモンパルナス墓地には、多くの作家、俳優、芸術家、政治家が眠っています。14 区の中心部から 4 分ほどのこの墓地は、パリ最大の墓地の 1 つであり、35,000 を超える墓があります。

フランスの重要人物が多く眠っており、著名な作家や芸術家も含まれます。たとえばシモーヌ ド ボーヴォワール、ポール デシャネル、ジャック リスフラン、シャルル ボードレールなど。さらには、殉死したフランスの警察官や消防士の記念碑もあります。

ビュトーカイユは丘の上にある閑静な地区です。トレンディで華やいだ雰囲気と、多くのバーやレストランで有名です。13 区の中心街から 17 分ほどの場所にあるこの地域には、石畳の道や、奇抜なレストラン、静かなカフェ、そして独立系ブティックがあります。

かつては取引が盛んに行われていた川沿いのこの地域は、今や芸術家やクリエイターが集まる場所となっています。グルメショップ、緑豊かなルーフトップスペース、そしてストリートアートを地域全体で目にすることでしょう。天然温泉水があるポール ヴェルレーヌ広場やアルザスのヴィラ​ (居心地の良い中庭を備えた労働者の伝統的なヴィラ) は、この場所の特徴のほんの一例です。

グランド モスケ ド パリは、フランス最大のモスクの 1 つです。祈禱室や図書館、屋外の庭やレストランがあります。5 区の中心街から 14 分ほどの場所にあるこのモスクは、フランスのイスラム人口の増加に重要な役割を果たしました。

人々は、祈祷をしたり、その壮観な建築を見たりするために、このモスクを訪れます。説教室やイマーム室、祈祷室の外を訪問できます。モスクツアーの後は、レストランで伝統的なマグレブ料理を味わったり、トルコ風呂に立ち寄ったり、土産屋で伝統的なアラビア工芸品を購入したりできます。