チェックイン時に、「大きな問題」が起こったので別のホテルへ行けと言われました。三〇〇メートルぐらい先の Hotel Des Artistes というホテルです。そのホテルのスタッフがスーツケースを運ぶから、来るまで待っていろと。移動はもちろん徒歩です(移動中にスーツケースのコマが壊れたら誰が責任を取るのでしょう)。五泊予約したうち、最初の二泊がこの別のホテルになりました。
同様の口コミが複数あるのでおそらく常習です。意図的にオーバーブッキングして、あぶれた客を空きのある提携ホテルに斡旋してるのだと思います。日本人はあまり文句を言わないので真っ先にターゲットになるのでしょう。ちなみに、予約したのは二ヶ月前、ホテルを変わることの連絡は事前にはありませんでした。また、提示された見返りは、Hotel Des Artistes ではダブルルームになること、そこでの二泊分の宿泊税は Yes Hotel 側がもつことです。
Yes Hotel の設備自体は悪くありません。シングルルームは日本の標準的なビジネスホテルとだいたい同じです。朝食は標準より少し上ぐらい。テルミニ駅に近く、すぐ近くにスーパーの CONAD CITY があるので立地はたいへん良いです。オーバーブッキングがなければ高く評価できるホテルでしょう。
他の方の口コミを読んでいたのでオーバーブッキングがあることは知っていましたが、自分はだいじょうぶだろうと高をくくって予約してしまいました。甘かったです。本人たちは合理的なビジネスだと思っているのでしょうが(怒っても取り合わないという態度。謝罪なし)、別のホテルに飛ばされる方はたまったものではありません。たとえば、Yes Hotel に移る日はいったんホテルに戻って休憩することができなくなりましたし、貴重品ボックスが使えないので日中貴重品を持ち歩かなければならなくなりました。
別のホテルに飛ばされるのがいやな人は避けるのが無難でしょう。