ニューヨークのおすすめシアター 13 選

セント ジェームス劇場はニューヨークでも最大級の劇場で、ミッドタウンのシアター ディストリクトの中心部にあります。元々は 1927 年にアーランガー劇場としてオープンしましたが、わずか 3 年後には持ち主が変わり、現在の名前になりました。客席数は 1,710 席。ブロードウェイでも指折りの規模を誇りますが、他のほとんどのブロードウェイ劇場と同様、この劇場もブロードウェイの通りそのものからは少し離れたところにあります。

王様と私、プロデューサーズ、ハロードーリー、そしてオクラホマなどの初演はすべてこの劇場で行われています。最近では 2017 年に、ディズニーのアナと雪の女王の劇場版を上演するために、劇場の拡張工事を行いました。またこの劇場は映画のバードマン (2014) やウディ アレンのマンハッタン (1979) にも登場します。

ブロードウェイ シアターにはブロードウェイの平均を超える 1,761 席の客席があります。他の「ブロードウェイ」と呼ばれる劇場と異なるのは、その住所が本当に「Broadway」にあるたった 5 つの劇場の 1 つであるということ。1924 年にオープンしたときには、ボードビル ショーの上演や、映画の上映を行っていました。4 年後には史上初のアニメ映画、ミッキー マウスの蒸気船ウィリーがここで封切り上映されています。

現在では、ブロードウェイ シアターはステージが広く、大勢のキャストが出演できるとして、ミュージカルに最適な劇場と言われています。ここで上演された作品には、ウエスト サイド物語、天使にラブ・ソングを、レ ミゼラブル、ミス サイゴン、シュレック ザ ミュージカルなどがあります。

アポロ シアターはニューヨークでも最も歴史があり、この街の象徴とも言われる劇場の 1 つ。現在でもライブ パフォーマンスを上演しています。最初にオープンしたのは 100 年以上前。一時閉館した時期もありましたが、現在のアポロ シアターは年間 100 万人以上の観客を動員しています。この劇場で上演されるジャンルは多岐にわたります。最も一般的なのはミュージカルですが、ダンス、コメディ、また古典劇なども上演されます。劇場があるのはハーレム地区、モーニングサイド パークのすぐ東側です。

ビーコン シアターは、ライブ ミュージックやエンターテインメントを楽しめるニューヨークでも指折りの劇場。さまざまな公演が行われています。この劇場ではオールマン ブラザーズ バンドの伝説的なコンサートが行われました。以来、ライブ ミュージックを楽しむ場所として広く知られています。現在では、アーティストのツアーやスタンドアップ コメディアンの公演も見られます。また映画のプレミア上映会や授賞式などの特別なイベントも開かれます。この劇場はアッパー ウエスト サイドのブロードウェイにあります。

ヴィヴィアン ビューモント劇場は、人気の高いブロードウェイの劇場。他のブロードウェイの劇場が集まっているシアター ディストリクトにない唯一の劇場です。その場所には関係なく、古典的なシェークスピアから現代的な作品まで、ブロードウェイ クラスの公演を数多く上演しています。観客席数は 1,200 席。劇場は建築家のエーロ サーリネンが設計しました。リンカーン センター内のハースト プラザの隣にあります。

3 つの劇場で構成されているニューヨーク シティ センター。インパクトの強いいくつものダンス カンパニーが拠点としており、またフェスティバルやミュージカルも上演されています。この劇場のメイン ステージは最大で 2,257 人の観客を収容可能。他の 2 つのステージは小規模で、舞台をより近く感じることができます。複数のダンス カンパニーがこの劇場を拠点としているためダンスの公演が多く、特に「オータム フォー ダンス フェスティバル」の期間はダンスがメインになります。また「アンコール !」もここで上演されます。劇場はカーネギーホールから南に歩いてすぐのところにあります。

シューベルト劇場は、マンハッタンのミッドタウンにある人気の高いブロードウェイ劇場。そのベネチアン ルネッサンス スタイルの外観には目が引きつけられます。隣の劇場との間にシューベルト アリーと呼ばれる狭い路地があるのも珍しいところ。どちらの劇場も同じルネッサンス様式の建築ですが、内装はまったく異なります。

初めての公演である 1913 年のハムレット以来、この劇場ではブロードウェイでも非常に評判の高い演劇やミュージカルを上演してきました。その中にはコーラス ライン、シカゴ、スパマロット、マチルダ ザ ミュージカル、アラバマ物語などがあります。

リチャード ロジャース劇場はブロードウェイでも指折りの有名な劇場。この劇場で上演されてトニー賞を受賞した演劇やミュージカルの数は 11 に上ります。これはブロードウェイの劇場の中でもトップの記録。他の劇場にはないような、質の高い作品が見られます。この劇場の歴史は 1925 年までさかのぼりますが、内部には現代的な設計も施されています。たとえば、この劇場の最もユニークな点は、普通席でも特別席でも正面入口の 1 か所から入場するよう設計になっていることです。この劇場はタイムズ スクエアから歩いてすぐのところにあります。

パレス劇場はかつてはボードビルの公演で有名でしたが、その後、世界各地でも上演されている有名なミュージカルを上演する劇場になりました。「美女と野獣」や「ウエスト サイド物語」などもそのうちの 1 つです。また「リガリー ブロンド」や「スポンジボブ スクエアパンツ」といった、人気作のミュージカル版もここで上演されています。この劇場があるのはタイムズ スクエア。ファーザー ダフィー スクエアの正面というわかりやすい場所にあります。

マジェスティック劇場はブロードウェイでも有数の大劇場。伝説的なミューカルである「オペラ座の怪人」を 1988 年から上演しています。この歴史あるミュージカルは 1988 年からこの劇場でロングランを続けており、年々改良を加え、高い興行成績を挙げています。観客席数は 1,681 席。スペイン風の様式とアダム様式を組み合わせた建築スタイルで、客席は急角度のスタジアム式になっており、バルコニー席は 1 層です。複雑な「ファントム」のセットが組み込めるよう、舞台は広くなっています。劇場はタイムズ スクエアの東側、セント ジェームズ劇場と通りを挟んで向かい合っています。

ライシアム劇場は客席数が 922 席の比較的小規模な劇場ですが、演劇からミュージカルまで素晴らしい公演を上演しています。比較的少ない客席数にもかかわらず、客席は 3 段の階層に別れています。建物は豪華なボザール様式で、大理石の階段も何か所かにあります。この劇場を訪れると、この劇場が開場した 1903 年までタイムスリップした気分になります。事実、この劇場は最初に建てられたブロードウェイ劇場で、市の歴史建造物に指定されています。タイムズスクエアに近い 7 番街と 6 番街の間にあります。

セント アンズ ウェアハウスはブルックリンにある劇場で、ロックンロールに対する愛情と、プロフェッショナルによる演出を組み合わせた演目で有名です。開場以来、さまざまなコンサートの会場となってきましたが、最も出演が多いのはロックンロールのアーティスト。もちろん他のジャンルのアーティストもここでスポットライトを浴びています。現在では、演劇とライブ ミュージックを組み合わせた、充実した舞台を見ることができます。たとえば、代表的な公演の 1つである「A 24-Decade History of Popular Music」では、音楽と演劇を巧みに組み合わせ、その手法は賞も受賞しています。この劇場は、イースト川に面したブルックリン橋の東側にあります。

近年になって修復された歴史あるキングス シアター。現在では、各種のイベント、コンサート、ダンスなどの公演を見ることができます。修復はこの劇場が 1929 年に開業した当時の姿に戻るよう慎重に行われ、2015 年に完了しました。一歩足を踏み入れれば、過去に戻ったような気分になるでしょう。ここではさまざまなジャンルの公演が見られます。ツアー中のミュージカルによく利用されますが、スタンドアップ コメディや特別なイベントにも利用されます。この劇場はプロスペクト パークの南のフラットブッシュにあります。