地元の人おすすめ ! 台北の必見スポットベスト 10

台北の萬華区にある艋舺龍山寺は、1738 年に建てられました。多くの参拝者が訪れる国定史跡です。龍山寺の宮殿様式の建築は見事で、屋根、梁、柱、装飾物に精巧な彫刻が施されています。寺院の隅々にまで素晴らしいディテールが施されており、思わず見惚れてしまうほど。宗教の違いにかかわらず、龍山寺を訪れた人は、その神聖な雰囲気に感銘を受けるでしょう。お香に囲まれた大広間で教徒たちが観音仏を熱心に拝む姿には、本当に心を奪われます。

龍山寺は、元宵節、浴佛節、中元節などの伝統的なお祭りを体験するのにおすすめの場所です。これらのお祭りには、毎年多くの教徒が集まり、賑やかな雰囲気に包まれます。龍山寺を訪れた後は、華西街観光夜市や剥皮寮歴史街区を散策し、萬華区ならではの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

台北の北投地区は、温泉リゾート地として有名です。19 世紀末に日本人によって温泉が作られたのが始まりです。北投は地熱活動が活発な地域で、冬に温泉を楽しむのにぴったりの場所です。MRT 新北投駅を訪れると、駅を出たとたんに硫黄の香りが漂ってきます。北投の硫黄泉は泉質がよく、冬に湯気が立ち上る湯に浸かれば、心身ともに癒されること請け合いです。

北投には、温泉以外にもユニークな魅力があります。日本式建築の旧新北投駅は、この地域に素晴らしい歴史があることを感じさせてくれます。木造の北投図書館は、台北の有名なグリーンビルディングです。北投温泉博物館では、北投の歴史を詳しく学べます。また、地熱谷では、自然から直接地理について学ぶことができます。北投ならではの和の風情に包まれながら、温泉でゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

華山 1914 文創園区は、古いワイン醸造所を再利用した施設で、台北の文化クリエイティブ産業の拠点として知られています。美術や音楽の展示スペースに加え、文化クリエイティブ関連のショップやレストランが多数あり、多くの若いチームが入居しています。台北の活発な文化クリエイティブ産業の力強さを実感できるスポットです。

華山 1914 文創園区では、大規模な芸術祭が頻繁に開催されています。多くの人気歌手が招待されて出演し、大勢のファンが集まります。そのため、チケットが品薄になることもしばしばです。その他にも、作家による読書会、手工芸品マーケット、ファーマーズマーケットなど、素晴らしい催しが目白押しです。また、この公園には広大な芝生広場があり、週末には多くの台北市民がピクニックに訪れます。ピクニックバスケットを用意して広場に行き、地元の人たちに混じって星空の下でピクニックをするのもよいでしょう。

淡水は台北で夕日を眺めるのに絶好の場所です。多くの台北市民が MRT で淡水へ行き、淡水河に沈む夕日を楽しんでいます。真っ赤な太陽がゆっくりと海に沈み、バラ色の雲が空に広がる様子を見ていると、曇っていた心も穏やかな潮風に吹かれてすっきりと晴れていきます。

今は海辺のリゾート地として人気の淡水には、長い歴史があります。1628 年、スペイン人がここに砦を築きました。主要な要塞であったサント・ドミンゴ要塞は現在も残っており、観光名所となっています。外国人観光客も、週末に家族で MRT に乗って淡水を訪れる台北市民たちに混じり、この地を訪れています。淡水老街、サント・ドミンゴ要塞、漁人埠頭などの美しい景観を楽んだり、淡海 LRT に乗ったり、マングローブの森を訪れたりするのもよいでしょう。淡水は食べ物も魅力的です。「鉄の卵」(鐵蛋) と呼ばれる卵料理、淡水阿給、お魚スナック (魚酥)、魚のつみれスープ (魚丸湯) は、どれも淡水でしか味わえない美味しい郷土料理です。

台北の士林区にある国立故宮博物院には、非常に貴重な中国古代の文化遺産や芸術作品が 70 万点近く収蔵されています。台北を訪れたら見逃せない博物館です。博物館は美しい山々に囲まれ、その建築は中国の宮殿様式の美意識を体現しています。庭園の手入れも見事です。

故宮博物院の豊富なコレクションには、翠玉白菜、肉形石、毛公鼎、富春山居図巻などの有名な作品が収められています。どれも保存状態がよく、人類の芸術や美術の極致です。貴重な展示品を鑑賞した後は、併設の「故宮晶華」で食事を楽しむこともできます。シェフが地元台湾の食材を使い、翠玉白菜や肉形石をかたどった料理を提供してくれます。

台北 101 は、高さ 509.2 m を誇る台北市で最も高いビルで、節のある竹のような形をしています。台北の信義区で一番の観光名所です。台北 101 は、ショッピングセンター、オフィスビル、レストランからなる複合施設です。高速エレベーターで最上階の展望台に上がれば、賑やかな台北の街を見下ろすパノラマビューを楽しめます。

展望台では、超高層ビルの揺れを抑えるダンパーを見学し、このビルのユニークな工学技術について学ぶこともできます。世界中の有名ブランドがひしめくショッピングセンターもあり、ウィンドウには現代的なファッションが並んでいます。また、台北のセレブが集まる場所でもあります。台北 101 を出た後は、ぜひ振り返ってみてください。夜空に光る虹色のライトアップを楽しめます。

台北の大同区にある大稲埕は、以前は台北の物資流通の中心地で、布地やお茶を商う商人が多く住んでいました。その昔、農民がこの地域の広大な空地を利用して米を天日干ししていたため、「大稲埕 (大きな稲の庭)」と呼ばれるようになったといいます。しかし、淡水河が泥で埋まり、港としての重要性が失われると、大稲埕も次第に衰退していきました。その後、大稲埕は古い下町から非常にファッショナブルな地域へと変貌を遂げました。今では多くのカフェ、レストラン、アートギャラリー、劇場があり、多くの若いクリエイターが集まってきています。

現在の大稲埕は魅力的な市街地であり、散歩におすすめです。大稲埕に行くなら、徒歩で散策するのが最も楽です。MRT で到着したら、周辺の古い通りや迪化街を散策するもよし、大稲埕碼頭や台北霞海城隍廟を見学するもよし。PIER5 コンテナマーケットで夕日を眺めながら一杯飲むのもよいでしょう。大稲埕を訪れれば、古い時代の魅力と新しい時代の活力が見事に融合している様子を目の当たりにできます。

台北の文山区にある猫空は、茶畑で有名な場所です。台北の夜の街並みを一望できる絶好の観光スポットでもあります。猫空を訪れるには、猫空ロープウェイを利用するのが最も便利です。猫空ロープウェイの全長は 4.03 km で、動物園駅、動物園南駅、指南宮駅、猫空駅の 4 つの駅があります。ほとんどの旅行者は動物園駅からロープウェイに乗ります。猫空駅までは 30 分もかかりません。ゴンドラの中では、台北市街や周囲の山々が作る壮大な景色を見渡せます。

猫空に到着したら、気軽に入れる茶館で地元産の文山包種茶を味わってはいかがでしょうか。猫空には地元の食材を使った居心地の良い屋外レストランがいくつもあり、台北の夜景を眺めながら美味しい料理を味わうことができます。茶畑の他にも、あんず林、樟樹歩道、樟山寺など、猫空にはたくさんの見どころがあります。独特の山岳風景が一年を通して美しい場所です。

台北の山間にある小さな町、平渓は、以前は石炭の採掘で栄えていましたが、今では魅力的な観光スポットとなっています。平渓では毎年、天燈節が開催され、多くの人がランタンに願い事を書き、ゆっくりと空に放ちます。空に浮かぶ何千ものランタンは壮観です。この重要なイベントは、台南市塩水のロケット花火祭と同じくらい有名で、「北は天灯、南はロケット花火」という言葉もあるほどです。

ランタンを空に飛ばしてみたいなら、天燈節まで待たなくても、普通の日に平渓に来れば、ランタン上げを体験できます。独特の地形を持つ平渓には、素晴らしい自然景観がたくさんあります。たとえば、台湾北部では珍しい、壮観な滝の十分瀑布があります。平渓老街に入ると、まるでタイムスリップしたかのような気分になり、石炭が主役だった時代の全盛期の平渓を見ることができます。また、静安吊橋も必見のスポットです。渓谷を一望し、美しい川と山を楽しめます。

陽明山国家公園は、台北市に最も近い国立公園です。大屯火山群の火山地形で有名な場所です。特殊な火山地形を間近で観察できるほか、美しい山々や森林の中をハイキングすれば、心配事も忘れて無心になれるでしょう。陽明山には、陽明山公園、陽明山花時計、陽明書屋、二子坪歩道と二子坪遊憩区、冷水坑、小油坑、夢幻湖生態保護区、擎天崗、七星公園などの観光スポットがあります。

それぞれのスポットが、ユニークで素晴らしい地形を備えています。たとえば、希少種のタイワンミズニラが自生する夢幻湖は、非常に貴重な生態保護区となっています。冬に陽明山を訪れるのであれば、温泉ホテルに宿泊し、陽明山の癒しの湯を楽しむこともできます。陽明山の美しい景色を眺めながらの温泉浴は、忘れられない思い出になるはずです。