冬のウィーンおすすめスポット 7 選

きらめく木々とジンジャーブレッドのスパイシーな香りが、クリスマス前にウィーンで開かれるクリスマスマーケットを彩ります。市庁舎の灯りで黄金色に照らされた市庁舎前広場を丸太でできた屋台が取り囲み、キリストの降誕を描いたオーナメント、キャンドル、砂糖漬けの菓子などを販売します。ポニー乗馬体験やメリーゴーランドは子供たちに大人気です。ビーダーマイヤー地区のシュピッテルベルクでは、石畳の路地で手作りのチョコレートやシープスキンなどのギフトを手に入れましょう。毎週日曜日にはサンタさんが登場します。シェーンブルン宮殿では、焼き栗とグリューワインがクリスマスを祝う人々を迎えます。

1 月から 3 月までの間、地元の人々はネオゴシック様式の市庁舎脇に設営される、面積 5,400 平方メートルの屋外アイススケートリンク、ウィーン アイス ドリームで楽しみます。初心者や子供たちには、のんびりした午後がおすすめ。ここでは回るも転ぶも自由です。夕方には、DJ がサルサとディスコ音楽で場を盛り上げます。8 レーンのカーリング場や屋外スナックバーも楽しめます。

1 月から 2 月にかけてウィーンは活気を帯びます。シュトラウスがワルツで世界を魅了したこの街に、豪奢な舞踏会シーズンが訪れるのです。ステップを磨き、ロングドレスやタキシードを選び、チケットとホテルを予約して、ウィーンで開催される 300 ものきらびやかな舞踏会のひとつに参加してみましょう。中でも特に盛大なのは、金色に輝くウィーン国立歌劇場で開かれるオペラ座舞踏会です。「美しく青きドナウ」が流れると、カーネーションの花びらが降り注ぎます。クラシック音楽愛好家には、楽友協会でのウィーン フィル舞踏会が人気です。

ウィーンでの冬休みの醍醐味は、豪華なカフェでケーキを食べながら午後のひとときをゆったり過ごすことです。旧世界の高貴な雰囲気とピアノ生演奏、そしてチョコレートが濃厚なザッハトルテを味わうなら、シャンデリアに照らされたカフェ ザッハーへどうぞ。大理石が美しいカフェ ツェントラルもおすすめです。朝刊を片手に居心地の良いカフェ ブロイナーホーフへ赴き、エスプレッソとアプフェル シュトゥルーデル (リンゴの焼き菓子) を注文すれば、外の寒さを忘れられます。板張りのカフェ ハヴェルカもオーストリアらしいゲミュートリヒカイト (くつろぎと快適さ) を堪能できる場所です。ジャムが詰まったブフテルンを必ず注文しましょう。

ウィーンっ子は冬の寒さをスパで乗り切ります。オーバーラー スパでは、ジェットバス、水温 32°C のプール、ハーバルサウナで冷えた手足をほぐすことができます。ザッハー スパでは、ほぼ食べられるチョコレートを使ったマッサージやココアスチームバスで体をいたわりましょう。ウィーンにいながらモロッコ気分を味わえるオー ガゼル ハマムでは、湯気の立ちこめる小部屋で、スクラブ、オイルマッサージ、香り豊かなミントティーを堪能できます。

市郊外に位置するウィーンの森にあるホーエ ヴァント ヴィーゼには、全長 400 m のゲレンデとリフトがあります。投光照明が完備されているため、夜間でもスキーができます。雪が積もると、クロスカントリースキーを楽しむ人はドナウ川のほとりに用意されたコースを滑り、家族連れはプラーターのゲレンデをそりで滑り降ります。