平日に3泊しました。今回は特に立地条件とコスパで選びました。出雲大社と一畑バスのターミナル駅からほど近くて便利です。他にも夕日の見事な稲佐の浜や裏通りの昔ながらの出雲風の住宅街、小さな神社、お蕎麦屋さん、スーパーへも散歩にのようにいける距離です。徒歩3-4分ほどのバスターミナルはJR出雲市駅や日御碕灯台へのバスの始発が出るのも便利です。
全体的な建物は古めかしいのですが、宿泊して1階のお部屋の内部は、近年リニューアルされていて部屋付きのトイレと浴槽付きのお風呂も付いていて別世界です。アメニティも一式揃っています。毎日同じ新品になるのが恐縮でした。シャンプーや化粧水は、品質の良いポーラ製品です。朝食付きにしましたが、毎朝焼魚や小鉢の中身の幾つかは変えられていて飽きないし、何より身がギュッと詰まったシジミのお味噌汁の美味しいこと!2日目の部屋に用意してくださった「ふうき茶」は美味しかったです。地元の珈琲店が焙煎したコーヒーもですが。
もちろん、モダンなビジネスホテル風やちょっとお値段の張る新しい宿泊施設に慣れている人からすると、古いかな、とか、大浴場のお風呂の窓の外の目隠しのヨシズが風でめくれていたりとか、年季の入ったタイルや鏡のお手入れなど、特に女性ならあれこれ気になるとは思いますが、私的にはお値段に見合う滞在でした。
大浴場のお湯はたぶん温泉を引いているのでしょうが、効能とかの説明書きがあると良いと思いました。また脱衣場に、風呂場から見えるアナログ時計があると便利です。大浴場ににいく時に通るビリヤード台のある大きな部屋は、青白っぽいLEDライトだとますます古さと侘しさが際立つので、ちょっと工夫が必要かも知れません。廊下の照明もそうでした。大掛かりな改装をしなくても、その古さと落ち着き感がもう少し上手く演出出来るかなあと、余計なお世話なんですが、思いました。