リスボンでおすすめのアクティビティ ベスト 9

行き交う人々を眺めたいなら、ロシオ広場がおすすめです。ここはリスボンで最も活気のあるスポットの 1 つで、1 日を始めるのに理想的な場所です。この刺激的な広場の正式な名前は昔のポルトガル王ペドロ 4 世に由来しており、中央にはこのペドロ 4 世のモニュメント、そのそばには波状のデザインの舗装、精巧な造りの噴水があり、クラシックなデザインの立派な建物が四方に見られます。広場にテーブル席を設けているカフェでコーヒーを飲みながら雰囲気に浸りましょう。中でも最も有名な Café Nicola は 18 世紀にまで遡る歴史があります。

リベイラ市場は、「7 月 24 日市場」とも呼ばれていて、美しい立派な外観を見るだけでも行く価値があります。市場の外観はムーア様式のドームで覆われ、印象的な時計の文字盤が目を引きますが、内部も同じくらい魅力的です。明るく開放感のある高い天井の下に、新旧が入り混じった屋台が並び、新鮮な食材であふれています。Time Out という雑誌社が現代のひねりを加えてこの市場を運営していて、流行のスタイルのグルメを味わえるフードコートがあるため、ランチや地元の食材を楽しむのにぴったりです。上階にはコンサート会場もあります。

リスボンは丘が多いことで有名で、7 つ以上の丘があります。そのため、比較的コンパクトな街であるにもかかわらず、すべて徒歩で移動するのは難しいでしょう。ありがたいことに、市内の有名なトラムを活用すれば観光の助けになります。このかわいらしい電車が歴史的な通りをガタガタと走っているので、次の丘に歩いて登らなくてすみ、有名な観光スポットや地元の人が暮らす場所から見晴らしの良い景色を眺められます。6 つの路線のうち、アルファマとグラサを通る 28 番と、ベレンまでの 15 番に乗ってみましょう。

サン ロケ教会は比較的質素なこれといった特徴のない外観ですが、それにだまされてはいけません。一度足を踏み入れると、贅を尽くした見事な装飾に驚かされます。世界最古のイエズス会教会の 1 つであるサン ロケ教会は段階的に建設されました。サン ジョアン バプティスタ礼拝堂をはじめとする一部の建物は、実はローマに建てられていたもので、リスボンに移築されています。

フォトジェニックな 28 番のトラム路線が便利なアルファマは、リスボンで最も古い地区として知られていますが、歴史があるだけではありません。この地区には風変わりなショップやカフェがたくさんあり、見晴らしも良く、職人技が光る雰囲気もあります。しかし実を言えば、この地区の本当の魅力を発見する一番の方法は、無数にある歴史の深い路地に迷い込んでみることです。アルファマの他の観光名所の中でも特に見る価値があるのは、Largo da Sé にある 12 世紀に建てられたリスボン大聖堂です。ファド バーやレストランもたくさんあり、ファドの熱心なファンは Largo do Chafariz de Dentro にあるファド博物館に訪れるのもおすすめです。

丘のある街では間違いなく素晴らしい景色が見られますが、リスボンはそのような場所の宝庫です。公式に認定された 16 カ所の展望台に加えて、公式ではない展望台も各地にたくさんあります。日没時でも、他の時間帯でも、リスボンの最も有名な観光スポットなど見どころを一望できます。ポルタス ド ソル展望台 (Largo Portas do Sol) はアルファマを見渡す素晴らしい眺望ポイントです。アルファマ自体の中でも、R. de Santa Cruz do Castelo にある サンジョルジェ城 から、街とテージョ川の素晴らしい景色を楽しむことができます。

リスボンのかつての繊維工場は LX Factory として生まれ変わり、今や街で最も流行の食事処です。アルカンタラの港の近くにある LX Factory は、私たちがおすすめするスポットの中では少し街の中心部から外れたところにありますが、この若々しく創造的な雰囲気とおいしい食事を味わうためにトラムに乗って行くだけの価値があります。ポルトガル料理にしても各国料理にしても、ここにはたくさんの選択肢がありますが、Cantina は LX Factory の初期からあるスポットで、共用のテーブルで心のこもった伝統的な料理を提供しています。その後、Rio Maravilha を訪れて伝説のカクテルを楽しみましょう。

まさにポルトガル的と言える、もの悲しい曲調で有名なファドの演奏を、リスボン、特にアルファマ地区とバイロ アルト地区で鑑賞することができます。歌は絶望感を表すものが多く、街の古い居酒屋で夜のファド セッションを鑑賞すると、本物のビンテージ物の装飾と相まって、繁栄を続けていた昔のポルトガルを垣間見ることができます。演奏者が有名なプロであろうと、アマチュアであろうと、聞くと素晴らしい時間が過ごせるでしょう。確実にファドを楽しめる場所は、A Baiuca (Rua de S.Miguel) や Tasca do Chico (R. do Diário de Notícias) などです。

1 日中あちこちを巡り、ファドに親しんだり、より現代的、国際的な風物を楽しんだりできたことと思います。しかし、ナイトライフの選択肢としてはバイロ アルトにかなうところはありません。リスボンの他の地区と同じように、この丘の上の地区にも、戸外のカフェやレストランが通りにひしめき合っています。店はかなり遅くまで営業しているので、おみやげを買うのに便利です (Rua do Arsenal にある草分けのお店、Loja das Conservas でポルトガルの魚の缶詰を買うのがおすすめです)。そのあと、R. de Santa Catarina のサンタ カタリーナ展望台で席を確保して、ワインを飲みながら川や街行く人々を眺めるのもよいでしょう。