マドリードの美術館・博物館 10 選

プラド美術館は、マドリードのプラド通りにある 3 つの美術館のひとつです。毎日 10:00 - 20:00 まで開館しており、ネオクラシック様式の建物を利用して、16 世紀から 19 世紀にかけてのヨーロッパの芸術作品が展示されています。また、エル グレコ、ムリーリョ、スルバラン、ディエゴ ベラスケスなどの名作を含むスペイン王室美術コレクションも展示されています。プラド美術館の入場料は €15 ですが、日曜日の 17:00 - 19:00、月曜日 ～ 土曜日の 18:00 - 20:00 は無料です。

ティッセン美術館は、ダリ、ゴッホ、モネなどのイタリアルネサンスやフランス印象派の名作を常設展示していることで知られています。1920 年代にハンス ハインリヒ ティッセン ボルネミッサ男爵が収集した 750 点以上の絵画が展示されています。常設コレクションは、毎週月曜日の 12:00 - 16:00、火曜日 ～ 日曜日の 10:00 - 19:00 に一般公開されています。ギフトショップでは、美術館のコレクションにインスパイアされたデザインのバッグ、本、サングラスなどが販売されています。

国立ソフィア王妃芸術センター美術館は、ピカソ、ダリ、ミロなどの現代絵画の膨大なコレクションで芸術愛好家を魅了しています。マドリードで最も重要な美術館のひとつとして高く評価されており、プラド美術館から徒歩わずか 10 分です。国立ソフィア王妃芸術センターには 22,400 点以上の作品が展示されており、中でもパブロ ピカソの「ゲルニカ」が有名です。サルバドール ダリの名作も 100 点以上見ることができます。

マドリードにある国立考古学博物館では、考古学を通して国の歴史を紹介しています。常設展では、先史時代から現代までの遺物を展示しています。企画展、コンサート、講演会、モノローグ芝居、書籍の発売などを定期的に行っている注目のミュージアムです。

各展示の詳細については、バーチャルツアーやガイドツアーをご利用ください。また、特定の興味に応じたテーマ別の旅程も提供されています。同じ新古典主義の建物内にあるスペイン国立図書館にも立ち寄ってみてください。

ロマンチシズム美術館には、1833 年から 1868 年にかけての 16,000 点以上の工芸品、絵画、家具が展示されています。サン マテオにある 18 世紀のマタラナ侯爵の宮殿を利用した美術館です。ゴヤ、マドラソ、アレンサ、エスキベルの名画をはじめ、スペインのロマン派時代の磁器人形、ピアノ、豪華な銀食器などが展示されています。入場料はおよそ €3 ですが、毎週土曜日は 14:30 から、日曜日は終日無料で入館できます。

国立自然科学博物館は、18 世紀末に国王カルロス 3 世が王立自然史博物館として設立したのが始まりです。現在では、考古学、生物多様性、進化生態学、火山学、地質学に関する常設展と企画展が行われています。1913 年に国王アルフォンソ 13 世に寄贈されたディプロドクス カルネギーのレプリカは、最も人気のある展示物のひとつです。国立自然科学博物館の入場券はおよそ €7 です。

国立装飾美術館には、紀元前 400 年までさかのぼる 70,000 点を超える調度品、タペストリー、装飾芸術作品が展示されています。アンティークのドールハウス、タラベラとテルエルの陶器、中国明清時代の磁器を展示するオリエンタル アート コレクションが有名です。なかでも、18 世紀の家庭をイメージした 1,600 枚以上のタイルを使った「バレンシアの台所」は、最も人気のある展示のひとつです。入場料はおよそ €3 ですが、毎週木曜日の午後、土曜日の 14:00 - 15:00、日曜日は終日無料で入場できます。

ソローリャ美術館は、「光の画家」として知られる新印象派の画家、ホアキン ソローリャ イ バスティーダの邸宅を使用しています。1932 年に設立され、自然光が差し込む 3 つのアトリエがあり、彼のオリジナルの仕事道具や、庭園、ビーチ、肖像画を描いた 200 点以上の絵画が展示されています。また、館内には本物の調度品や装飾美術品、衣装なども数多く展示されており、画家の生涯を垣間見ることができます。ソローリャ美術館は 3 つの静かな庭園に囲まれており、そのうちの 1 つには訪問者がリラックスできるパーゴラがあります。

ラサロ ガルディアーノ美術館には、著名な収集家ホセ ラサロ ガルディアーノが収集した 12,000 点を超える絵画や工芸品が展示されています。美術館は、マドリードのサラマンカ地区にある彼の旧邸宅を利用しています。ラサロ ガルディアーノ美術館のチケットはおよそ €6 ですが、毎週日曜日の 14:00 - 15:00、火曜日 ～ 土曜日の 15:30 - 16:30 は無料で入場することができます。

アメリカ博物館は 1941 年に設立され、さまざまなテーマにわたるアメリカ考古学の資料を収蔵しています。その膨大なコレクションは 25,000 点以上にも及び、骨董品のほとんどは国立自然科学博物館から提供されたものです。ペルーやグアテマラの先史時代の遺物などが特に目を引きます。

アロンソ ロペス デ エレラ、ホセ デ イバラ、ミゲル カブレラなど、スペインの芸術家の作品も見ることができます。日曜日や年間を通じて特定の日には無料で入館できます。