釜山ふたり旅 : おすすめ 10 選

山腹に建ち並ぶ家と迷路のような路地が特徴の甘川 (カムチョン) 文化村。にぎやかな釜山とは別の世界にいるような気分になる場所です。果てしなく続くかのような路地を通って山頂に登り、色彩豊かな甘川文化村を一望しましょう。映画のワンシーンのような趣のある景観が、街歩きを特別なものにしてくれます。

太宗台 (テジョンデ) は海岸線が開けた心地よい景勝地で、晴れた日には日本の対馬も見られます。この自然豊かな公園は、日本統治時代に軍事要塞として使われていましたが、今では釜山のロマンチックなデートスポットになっています。展望台はタヌビ循環列車の始発駅となっており、そこから国家地質公園の太宗台の岸壁を見下ろすことができます。

木々に囲まれた影島 (ヨンド) 灯台へ向かえば、密林を歩いているような気分に浸れます。タヌビ鉄道で近くの太宗寺にもアクセスできるので、周辺エリアを見て回りながらゆったりと過ごすのもよいでしょう。

本好きのカップルであれば、宝水洞 (ポスドン) 古本屋街は釜山で必ず訪れたいスポットです。狭い路地を歩きながら読んだことのある本について語り合い、思い出をたどってみてはいかがでしょうか。古書や希少本を積み重ねたレトロな書店が軒を連ねています。軽い気分転換に、近くの写真スタジオでモノクロ写真を撮ってもらったり、昔ながらの軽食を試してみたりするのもよいでしょう。

イバグは慶尚 (キョンサン) 道の方言で「物語」を意味します。釜山にはイバグ通りがたくさんありますが、釜山駅から一番近い草梁 (チョリャン) イバグギルが最も有名です。ここの特徴は、何といっても、歴史書から抜き取ったような史跡が多いことです。

テキサス通りは、チャイナタウン特区文化祭りが開催される多文化通りです。168 段の急な階段を上ると、素晴らしい景色が迎えてくれます。草梁イバグキルにはさまざまな飲食店や隠れた観光スポットがあるので、迷わないようにガイドマップを見ることをおすすめします。

松亭 (ソンジョン) 海水浴場は穏やかな波と美しい砂浜で知られるビーチ。サーフィンや日光浴を目当てに世界中から多くの人が訪れます。床が透明のガラスでできている目が眩むような海上展望台があり、どこまでも続く海と夕日を眺めることができます。近くのカフェやレストランも眺めがよく、人気のデートスポットとなっています。美しい景色の中で、座ってくつろいでいるだけで幸せな気持ちになれるでしょう。サーフィンや日光浴をする人をのんびり眺めて楽しむこともできます。

尾浦 (ミポ) 鉄道は、海雲台 (ヘウンデ) 海水浴場と松亭 (ソンジョン) 海水浴場を結ぶ廃線です。現在は改修され、海沿いを歩けるようになっています。道沿いにテラスや写真スポットも多いので、散歩を楽しみたいカップルには外せない場所です。昼食後、松亭海水浴場から海雲台海水浴場に向かい、ぜひ夜景をご覧ください。

沿岸の散策を楽しめるように設計された二妓台 (イギデ) 公園の、海岸線に沿って整備された複数の散策コースのひとつが、海上に突き出た五六島 (オリュクト) スカイウォーク。床も手すりもすべてガラス張りのため、めまいがするような感覚を味わえます。園内はかなり広いので、必ず歩きやすい靴を履いていきましょう。

田浦 (チョンポ) カフェ通りは、東川 (トンチョン) 路近くの田浦教会周辺のエリアです。名前が示すように、カフェが立ち並び、各店舗が異なる趣と雰囲気を持っています。写真映えする店の前を歩くだけで気分が上がるでしょう。このエリアでは、観光客を引き付ける文化イベントも頻繁に開催されます。春にはコーヒーをテーマにしたフェスティバル、秋にはイチョウ祭りが行われ、鮮やかなイチョウの紅葉を楽しめます。コーヒーの香り漂うロマンチックな田浦カフェ通りをぜひ歩いてみてください。

文化共感水晶 (貞蘭閣) は、1943 年に建てられた高級日本式家屋です。当初非公開だったこの家屋は 2007 年に文化財に指定されました。現在は 1 階が古風なカフェ、2 階が民宿となっています。趣ある建物なので、ここかしこで雰囲気のある写真が撮影でき、映画の主演スターになった気分を味わえます。実際、水晶は 2017 年の韓国のファンタジードラマ『花遊記』でも使用されています。

アナンティ コーブは釜山の複合リゾート施設で、ホテル、広大な温泉、ブックカフェなどが併設されています。内装はスタイリッシュなデザインでまとめられ、海の絶景を眺められる場所としても知られています。また、豊かな自然に囲まれた海沿いの遊歩道やプールもあります。心身をリフレッシュしたい人に特におすすめのスポットです。