ミラノでライブ音楽が聴ける場所 10 選

ブルーノートは、ミラノでも最高のジャズ、ソウル、ラテン、R&B の生演奏が聴けることで評判のスポットです。1981 年の開業以来、ニューヨークを起点に東京やサンパウロなどにチェーン展開してきたブルーノートはジャズの代名詞とも言えます。

食事とカクテルの質の高さでもよく知られ、ステージを中心にテーブルと座席が配置されており、食事と飲み物、そして生演奏を心地よく堪能できます。敷居が高く感じられるかもしれませんが、温かく親しみやすい接客で、誰でも気持ちよく過ごすことができます。

ミラノのライブハウス、ニダバシアターは、バラエティに富んだバンドや演奏者のイベントが開催される魅力的な場所です。ロック、ソウル、ファンク、ブルース、ジャズなど、多彩なジャンルのアーティストがステージに立つニダバは、国内の一流アーティストに留まらず、国際的なミュージシャンも定期的にゲスト出演することでも知られています。

スタッフは親しみやすく、リラックスした雰囲気で、年齢を問わずさまざまな客層の人たちが集まります。演奏される音楽と同様、観客も多様性に溢れています。コンパクトな作りで会場の熱気が上がりやすく、古き良き時代を思わせる内装は懐かしさを感じさせます。

ソーシャル ミュージック シティはミラノにある大規模な音楽ホールで、前衛的なサウンドを集めた音楽フェスができる規模の会場です。国際的な催しも定期的に開催されており、エレクトロニカからロックまでありとあらゆる幅広い音楽ジャンルのバンドやアーティストを迎えています。

ソーシャル ミュージック シティの内部は広々とした未来的な雰囲気で、最先端の音響照明機器を備えており、市内でも随一の現代的なコンサートホールとなっています。会場内にはバーやレストランもあり、規模の大きな会場だけに、著名な演奏者が来ると熱狂的な雰囲気に包まれます。

ミラノのビコクラブ (Biko club) は、ソウル、R&B、ヒップホップ関連のサウンドを中心に扱う魅力的なライブハウスです。簡素な作りの会場で、昔懐かしいものから今どきのものまでさまざまな公演が開催されており、ミラノでも最高に盛り上がるイベントが行われる場所として知られています。

踊るよりも会話を楽しみたい人にはまったりできるエリアも別に設けられていて、内装と同じくドリンクリストも気取らず飾り気のないものとなっています。南アフリカの反アパルトヘイト活動家スティーブ・ビコの名前を冠したこのライブハウスでは、街がひとつになること、多文化の尊重が進むことを目指しています。

スカラ座は、ミラノのエンターテインメントの歴史に名を刻む美しいオペラハウスです。1700 年代後半に開館した贅沢な建物で、世界最高峰のオペラハウスのひとつとされています。イタリアを代表する数々のオペラ歌手がこの舞台を彩り、世界各地からも著名なアーティストが定期的に出演しています。音楽だけでなく、建物自体も一見の価値があるもので、クラシカルな外観も贅沢な観客席も息を呑むようなすばらしさです。

2002 年から 2004 年にかけて改装が行われ、内装と音響の両面で改良が加えられました。設備も刷新されており、座席に備え付けられた翻訳機を通して観客は選択した言語でオペラの物語を楽しむことができます。

アプレ クーはミラノにあるビストロ、カクテルバー、ブティックが一体となった店です。美的センスが光る場所で、ジャズの息吹が感じられるセッションが有名です。厳密には音楽会場ではありませんが、日替わりで一流の演奏者たちが奏でるセレナーデが洗練された空間に彩りをもたらし、訪れる人を魅了しています。演劇の公演が行われることもあり、いつも壁面にはアート作品が展示されています。

絶品の料理、極上のカクテルリスト、美しく飾られた内装。思わず乗ってしまうようなセッションに耳を傾けながら、洗練された食事を楽しみたいなら、おすすめの場所です。

ミラノのカリプロ財団公会堂 (Auditorium Fondazione Cariplo) は、最先端の設計と完璧な音響で知られる見事なコンサートホールです。会場の収容人数は 1,250 人で、印象的なスプーン型の座席配置に、曲線的な手すりの付いた階層型のバルコニー席が特徴で、どの座席でも演奏の細かなニュアンスまで堪能することができます。控えめな外観に騙されてはなりません。音楽ファンだけでなく、設計に関心を持つ人にとっても魅力的な、印象的なホールです。

高い評価を受けているミラノ ジュゼッペ ヴェルディ交響楽団・合唱団の本拠地となっている会場で、クラシック音楽界の著名なアーティストが定期的に招かれ、ミラノでもひときわ重要な文化の中心地とされています。

ダル ヴェルメ劇場は、クラシック音楽の大御所たちの公演が行われる大規模なコンサートホールです。音響に優れた歴史あるホールで、広々とした客席に座り心地のよい座席が並び、ミラノのクラシック音楽界で愛される存在となっています。

この劇場はサンジョヴァンニ スル ムーロ通りにあり、19 世紀半ばに私設劇場ポリテアマ チニセッリの跡地に建てられました。長い年月の中でさまざまな変化を遂げてきた場所で、オペラハウスから映画館へと変わり、現在ではクラシック音楽のコンサートや演劇、展覧会や会議が行われる会場になっています。クラシック音楽界を代表する数々の音楽家がこの劇場でデビューを果たし、ジャコモ・プッチーニをはじめとする作曲家も、この輝かしいダル ヴェルメで名を馳せました。

ミラノのザ ラビットは、力強い生演奏、美味しいお酒、温かなサービスで知られる人気のバーです。ミラノのノーロ地区にあり、地元らしい雰囲気でいつもにぎわっています。訪れる人はだれでも友人のように受け入れられ、ミラノの人たちの日常に直に触れられる絶好の場所です。

家庭料理を出す小さなレストランがあり、バーのスタッフはカクテル作りのうまさで有名です。出演者のラインナップには地元でも力のある演奏者の名前が並び、その日の出演者によってさまざまなスタイルの音楽を楽しめます。

アルカトラズは約 25 年にわたってミラノの音楽界を彩ってきた大型イベントスペースです。コンサートやクラブイベント、ファッションショーなどが定期的に開催されています。アルカトラズにはバイタリティに溢れた若者たちが集い、週末にはダンスフロアに集まった人々が熱気あふれる音の波に包まれます。

会場には 3 つのスペースがあり、ポップスからエレクトロニカ、ロック、ラップまで、あらゆるスタイルやジャンルの音楽を楽しめます。巨大なメインルームのステージは大規模なライブも開催できる設備が整っています。以前は自動車工場だった場所とは信じられないくらいに、現在のアルカトラズは毎晩のように賑やかな光景が広がっています。