カタールのベスト観光スポット 10 選

ドーハの砂漠サファリツアーでは、荒涼とした美しい砂漠の中で冒険の一日を過ごすことができます。南側のメサイード砂漠には高い砂山が点在しており、四輪バギーや 4WD で砂丘を駆け抜けるのはスリリングな体験になるでしょう。

さらに南の内海、ホール アル アダイドまで足を伸ばせば、海と砂漠が出会う別世界のような風景が広がります。ラクダに乗って伝統的な移動手段を体験することも可能です。砂漠に出かけるときは、ツアーを予約して砂丘に詳しいガイドの案内を受けるのがベストでしょう。

アル ズバラ考古遺跡は、カタールの歴史探訪をするなら欠かせないスポットです。遺跡の中心となる砦は 1938 年に建てられたものですが、この海岸沿いの町アル シャマルの歴史は 1760 年代にまでさかのぼります。ここでは、歴史の初期に真珠貿易が盛んだったカタールの豊かな歴史を見ることができます。

ドーハから北に 100 km 以上離れた場所にあり、車で 1 時間かかるこの場所は、ユネスコの世界遺産に登録されています。しかし、砂漠を横断する風光明媚なルートを通れば、昔日に引き戻されるであろうことは間違いありません。歴史探訪の旅の締めくくりには、アル ズバラ考古遺跡のすぐ隣にあるアル ジュマイルの廃村を散策しましょう。

ドーハからわずか 20 分の場所に位置するバナナ アイランドは、街の中心部の活気とはまったく別世界です。ターコイズブルーの海を渡る豪華ヨットフェリーでのんびりした後は、靴を脱いでプライベートビーチの至福の世界を探検しましょう。このプライベート島はアナンタラ ホテルチェーンが所有していますが、宿泊客以外でも有料で 1 日券を買うことができます。

おいしいアラビア料理から気の利くスタッフまで、トップクラスのサービスがこの平和な島のテーマです。足こぎボートに乗ったり、ジェットスキーを楽しんだり、子どもたちがウォータースライダーで遊ぶ様子を見たりと、海の中でも陸上でも楽しめるさまざまなアクティビティが用意されています。

サッカーやクリケットから、競馬、ハンドボール、さらにラクダレースまで、カタールでは年間を通じて世界クラスのスポーツイベントが豊富に開催されています。2006 年のアジア競技大会がきっかけとなり、毎年、より大規模で豪華な大会が開催されるようになりました。

ハリーファ国際スタジアムでサッカーの試合を観戦するもよし、ドーハ コーニッシュでアスリートの水中での激闘を応援するもよし。カタールには世界クラスのスタジアムがいくつもあり、スポーツ競技場としては絶好の海沿いの壮大なロケーションを誇っています。主な大会としては、2019 年ワールド ビーチ ゲームズや 2022 年 FIFA ワールドカップなどがあります。

シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ美術館は、中東全体を見ても特にユニークな美術館の 1 つです。ここでは、歴史上のさまざまな時代の膨大な芸術品のコレクションを鑑賞することができます。ヴィンテージの自動車や、エキゾチックな手織りの絨毯など、世界中から集められた宝物は必見です。

このエンターテインメント スポットで少なくとも 2 時間は過ごせます。カリグラフィーや、蒸気自動車、絨毯、民族衣装など、シェイク ファイサルが個人で集めたコレクションをじっくりとご覧ください。

都会の暑さが少し辛くなってきたら、雄大なマングローブ湾にあるアル タヒラ マングローブ林へ向かいましょう。このアラブのジャングルを探検するには、カヤックに乗るのが一番です。

北東の海岸沿いを漕ぎながら、クロサギや、アジサシ、サギなど、地元の野生動物を見逃さないようにしましょう。運が良ければ、活きの良い魚が 1 匹か 2 匹釣れるかもしれません。アル タヒラは人気の釣りスポットでもありますが、暑さを避けるために午前中か午後の遅い時間に行くのが良いでしょう。

カタールでも特に美しいビーチの 1 つであるフワイリット ビーチは、ドーハからほぼ 100 km 北に位置しています。この人気スポットに直接行ける道はないため、ちょっとしたオフロードドライブを覚悟する必要があります。水深が浅く、波も穏やかに岸に打ち寄せているため、フワイリット ビーチは水泳初心者にも適しています。

ビーチの岩場を移動する必要があるかもしれませんが、そのぶん至福のくつろぎと日光浴ができる場所がたくさんあります。このビーチはタイマイの産卵場所となっているため、通常 4 月から 8 月まで閉鎖されることにご注意ください。

アル ワクラ スークの石畳の路地やきらびやかな中庭を抜ける準備はよろしいですか。伝統的なアラビア建築、きらびやかなモスク、スパイスやお土産物を販売している露店があり、それらの傍らに伝統的な飲食店が並んでいるのでお好きな店に座りましょう。

アル ワクラ スークの幻想的な雰囲気にのまれる体験は目眩がしそうなほど。静かな場所で考え事をしたくなったら、すぐ近くのビーチフロントでくつろぎながら、何を買おうか考えを巡らせるとよいでしょう。また、そこでは海岸に引き上げられた伝統的な船も見ることができます。

冒険が好きな人なら、日帰りでホール アル アダイドを訪れれば楽しく過ごせます。カタール砂漠の壮大な風景の只中に位置するこの場所には、ビーチ沿いを歩く伝統的なラクダ乗りからアラビア湾での忘れられないパドルボード遊びまで、試してみたいアクティビティがたくさんあります。

「内海」とも呼ばれる風光明媚な景色は、人が羨む写真を撮って帰るのに理想的なロケーションです。ビーチサイドのドライブで美しい海を眺めながら、黄金色の砂丘を横切る体験を満喫し終えるまで、ぜひ滞在したいところです。ホール アル アダイドはユネスコの自然保護区に指定されているので、現地の動植物にも注意を払ってみてください。

カタール北部にあるアル ジャサシヤ岩絵遺跡では、魚や足跡、船のマークなど、非常に独特なペトログリフを見ることができます。かつては石灰岩の採石場であったアル ジャサシヤの岩の絵は、多くのモスクや、博物館、スークと同様に、カタールの遺産として重要なものです。

ドーハの北 60 km、カタールの砂漠の向こう側に位置するこの印象的な場所は、ほとんど手つかずのまま残されています。しかし、現地のツアーガイドと一緒に計画すれば、そう時間をかけなくても、カタールの伝統的な生活の様子を描いた約 900 もの岩絵を見ることができるでしょう。