
低予算でシンガポールを楽しむための究極のガイド
シンガポールでお金を節約するための 10 のヒント
低予算でシンガポールを楽しむためのヒントをご紹介するこのガイドを、ぜひお読みください。地元に詳しい人のちょっとしたアドバイスに従いさえすれば、この魅力的な国をリーズナブルに満喫できるのだと、納得していただけるでしょう。確かにシンガポールは、どこに行くか、何をするかによっては、非常にお金のかかる旅行先になりかねませんが、賢く計画し、行動すれば、アジアの他の多くの都市よりも低予算で、食事やショッピング、街歩きを楽しめます。
このガイドには、食事やショッピングだけでなく、低料金の宿泊先やお得な観光スポット (その多くは完全に無料です) に関する情報など、シンガポールでお金を節約するためのヒントが満載です。シンガポールは裕福な人だけのための旅行先ではありません。予算にかかわらず誰もが楽しめる、シンガポールの魅力をぜひご覧ください。
泊まる

厳しい予算でシンガポールを旅するバックパッカーには、ドミトリータイプの宿泊施設が唯一の選択肢と言えるでしょう。だからと言って、質素な部屋で不自由な思いをする必要はありません。
ここ数年、おしゃれなデザイナーズ カプセルホテルがシンガポールで台頭しているほか、低予算でシンガポールに滞在するなら、リトル インディアに格安かつ好条件の宿泊施設が集まっています。快適で清潔なドミトリータイプの部屋なら、S$20 ~ 60 で宿泊できます。個室のシングルルームは S$60 から、手頃なダブルルームは S$100 からとなっています。
食べる

シンガポールで安く旅行するなら、食事はホーカーセンターで決まりでしょう。シンガポール観光局のライオネル イェオ氏は「$3 払えばかなり美味しい食事を楽しめます。一方、世界トップクラスのレストランで $300 の料理を堪能することもできます」と述べています。格安旅行中であっても、ヌードルスープとチキンライスしか食べられないとは限りません。シンガポールの良質なホーカーセンターの中には、世界各国の多種多様な料理を提供しているところもあります。
CBD のラウパサでは、シンガポールの伝統料理から、タイ料理、中華料理、ベトナム料理、韓国料理、そして西洋料理までそろっており、しかもそのほとんどが S$3 ~ 10 です。ほかにも格安グルメスポットとして、チャイナタウンの有名なマクスウェル ホーカーセンター、近代的なチャイナタウン フードストリート、リトルインディアのテッカセンターなどがあります。
写真提供 Marcin Konsek (CC BY-SA 4.0) 修正済
飲む

シンガポールはお酒が高いことで知られていますが、お得に楽しむ方法もあります。まず、ファイブ居酒屋バー (ビール (小) が終日 S$5) や、シンガポールマネジメント大学 (SMU) のアイスコールド ビーズ (ビール 1 パイントが S$10) など、格安のバーは確かに存在します。
夜早めに出発してクラークキーに繰り出す、という手もあります。クラークキー周辺はバーがひしめいており、その多くが 1 杯注文するともう 1 杯無料になるサービスを、午後 5 時から 7 時頃まで提供しています。また、このエリアの多くの店では、ハッピーアワーを終日実施しており、たとえばフリーマントル シーフード マーケットでは、$5 でビールやワインを注文できます。リトルサイゴンは、アルコール類を半額で提供。バンジーバーでは、ビール 1 パイントあたり $9 です。バーブピザバーでは、アルコールを $15 以上注文するとピザが無料でついてきます。
日中の無料観光スポット

シンガポールを低予算で観光するには、見ごたえがあるだけでなく、無料で楽しめるスポットを活用することも大切です。国立公園のガーデンズバイザベイでは、巨大な人工ツリーが並ぶ壮観な景色を満喫できます。その後は、近くのマリーナバラージ (同じ公園内) に立ち寄って、シンガポールの美しい街並みを背景に凧揚げ見物に興じてはいかがでしょう。また、入場料無料の素敵な公園で自然を散策することもできます。フォートカニング パーク、シンガポール植物園、マクリッチ貯水池のツリートップ ウォーク、サザンリッジズがおすすめです。
お金をかけずに観光するなら、リトルインディア、チャイナタウン、アラブクォーターなど、シンガポールの外国人居留地を散策してもよいでしょう。シンガポールの有名な観光スポットであるマーライオンも、無料で見物できます。
買う

写真提供 Dion Hinchcliffe (CC BY-SA 2.0) 修正済
入出国

周辺の東南アジア諸国からシンガポールに入出国しようとする格安旅行者の多くは、バス、電車、さらには船など、より安価な移動手段を延々と探しがちです。確かに、陸路の長旅を経て入国することもできますが、実際にはチケットを事前予約して格安航空会社を利用すれば、陸路と変わらず安く済ませられます。もちろん、移動時間に余裕があり、近隣諸国も見て回りたいなら、バスや電車でバンコクからマレーシアを経由し、シンガポールに出る、という選択肢を検討してみてもよいでしょう。
移動する

チャンギ空港で飛行機を降りたら、まずは MRT に乗車できる EZ Link カードを購入しましょう。賢く節約しながら、シンガポールを観光できます。S$12 (うち、S$5 が返金可能なデポジット、S$7 が使用可能なクレジット) でカードを購入し、街中を見て回りましょう。残金がなくなったら簡単にチャージできます。シンガポールの MRT ネットワークは広範囲に及び利便性が高く、1 回の乗車でわずか S$1 強と、たいへん手頃です。
一方、特に夜の外出時には、気兼ねなくタクシーを利用しましょう。シンガポールのタクシー料金は驚くほど安く、市内中心部で短い距離を移動するだけなら S$10 ほどで済みます。
写真提供 Simon_sees (CC BY 2.0) 修正済