シンガポールでのフェスティバルは、この小さな都市国家の信じられないほどの多様性を反映しています。シンガポールの人々は複数の民族、文化、宗教的背景で構成されており、島中のフェスティバルは皆が楽しめるものになっています。広大な中国人コミュニティは 2 月に新年を祝います。5 月のウェーサーカ祭りはシンガポールの仏教徒のための、活気に満ちたカラフルなお祭りです。そして、10 月のディーワーリーはヒンズー教の暦で最も重要な日です。

    シンガポールでは伝統的なフェスティバルだけでなく、国全体が参加する多数の現代的なイベントも開催されます。フード フェスティバル、シンガポール ナショナルデー (8 月 9 日)、マラソンなど多岐にわたります。フォーミュラ 1 グランプリでは、シンガポールの市の中心が 3 日間レーシング トラックに変身します。シンガポールで毎年開催される最高のフェスティバルを、日付順にご覧ください。

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    タイプーサム

    この有名なヒンズー教のお祭りは、実際に見るまでは想像できないことでしょう。男性のヒンズー教徒が懺悔と神からの赦しを求めて、スリ スリニヴァサ ペルマル寺院からスリ タンダユタパニ寺院まで 3 km の距離を、巨大な移動式の神社 カバディを担いで行進します。

    カバディは針や串を信者の体に突き刺さして固定され、多くの場合は担いで運ばれますが、馬車のように引きずられる場合もあります。カバディを担ぐ人の周りでは、人々が祈りを唱え、手を叩き、叫びながら応援します。この魅力的で奇妙なお祭りは一日中続き、だれでも見物できます。

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    リバーホンバオ

    リバーホンバオ フェスティバルは、マリーナプロムナード近くの、風が心地よいウォーターフロントエリアで行われる毎年恒例のフェアです。新年の干支をテーマに構成され、中国の干支の動物をモチーフにした巨大なフロートや、幸運と知恵の神々の巨大な像、色とりどりの寺院や橋、「桜」の木を見ることができます。工芸品、中国の書道、手相など、台湾や中国からの屋台も出店します。毎晩、文化公演が開催されます。

    写真提供 Marcin Konsek (CC BY-SA 4.0) 修正済

    中国太陰暦の最も重要なお祭りです。春節とも呼ばれるこの祝祭は、通常 1 月~ 2 月の間に 15 日間にわたって行われます。この期間は、島全体の店やサービスはほとんど休業になりますが、チャイナタウンでは活気のあるイベントを見ることができます。

    旧正月初日の前夜は、シンガポール中の中国人は急いで家路につきます。年に 1 度、親族が夕食に集まり、その後旧正月中の期間中ごちそうを食べます。ラブレターやパイナップルタルト (シンガポールとマレーシアによる考案) などの中国の旧正月用のクッキー、BBQ ポーク、豪華な中華ディナーが並びます。そのほか、シンガポールとマレーシアの旧正月のごちそうには、色とりどりのサラダの上に魚の刺身が乗ったユーシェンなどがあります。魚は繁栄を象徴し、野菜の色にはそれぞれ特別な意味があります。この料理は、静かにつついて食べたりしません。大勢の人が箸で野菜をできるだけ高く投げ上げながら食べます。このにぎやかな儀式はローヘイと呼ばれ、新たな 1 年の健康と幸運を祈願して行います。

    この時期に中国人の家を訪れる場合は、幸運のしるしとしてみかんを 2 つ持っていきましょう。お返しに紅包をもらえるかもしれません。この赤い袋にはお金が入っており、旧正月の子供たちの楽しみとなっています。また、「ゴンシー ファツァイ」と言ってみましょう。これは伝統的な挨拶で、「多くの繁栄と幸運をお祈りします」という意味です。

    旧正月までの数週間、チャイナタウンは賑わいます。カラフルな屋台が通りに並び、赤や金のグリーティングカード、ラブレタークッキー、ネコヤナギ (長寿のシンボル) など、あらゆるものが売られています。中国人が神様に捧げ物をする小さな祭壇があちこちにあり、お香の匂いが漂います。

    シンガポールでは、旧正月に関連した 2 大イベント、リバーホンバオ フェスティバルとチンゲイパレードが開催されます。

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    チンゲイパレード

    チンゲイパレードは、シンガポール最大規模のパレードです。チャイニーズ ニューイヤーの祭りに由来するこのパレードは、台湾のアクロバットからサルサダンサーまでが参加する国際的なイベントへと発展しました。

    ダンサー、アクロバットのパフォーマー、ビューティークイーン、子供たちがシティホールからサンテック シティまで行進し、カーニバルの活気に溢れます。パレードは行進のどこでも見ることができますが、指定された場所ではダンサーやアクロバットがパフォーマンスのステージを披露します。獅子舞などの伝統的な中国のパフォーマンスのほかにも、デンマークやパプアニューギニアなど海外からの文化ショーもお楽しみください。

    写真提供 Greg Hume (CC BY-SA 3.0) 修正済

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    清明節

    清明節の期間、寺院は夜明けとともに訪れる信心深い中国人で賑わいます。1 日を通して、線香をたいて家族で祈り、先祖のために中国のお菓子やさまざまな食べ物、香を供えます。また、墓参りに出かけて先祖の墓を掃除し、参拝する人たちもいます。この儀式を観察するのに最適な場所は、シンミングロードにある光明山普覚禅寺です。

    写真提供 Jacklee (CC BY-SA 3.0) 修正済

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    聖金曜日

    多くのクリスチャンにとって重要な意味を持つ聖金曜日は、イエス キリストの受難と死を記念する日。シンガポール各地の教会では、特別な礼拝が行われます。ビクトリア通りのセントジョセフ カトリック教会では、はりつけにされたキリストの人形を掲げた行列に、白いろうそくを手に握りしめたカトリック教徒が続いて歩きます。

    写真提供 Iloilo Wanderer (CC BY-SA 4.0) 修正済

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    ベサクデー

    世界中の仏教徒にとって、ベサクデーは釈迦の誕生日。シンガポールでは、多くの仏教徒が島に点在するさまざまな仏教寺院を訪れ、礼拝と祈りの日を過ごします。

    オレンジ色のまっさらな袈裟をまとった僧侶たちは、祝福を唱え、敬虔な仏教徒に聖水を振りかけます。多くの仏教徒にとって、これこそ釈迦の中心的な教えである、摂生と煩悩からの解脱に再び精進する時なのです。多くの寺院で僧侶たちは、鳩の群れを籠から放ち、人類がこの世の束縛から解放されたことを示します。

    オレンジ色のまっさらな袈裟をまとった僧侶たちは、祝福を唱え、敬虔な仏教徒に聖水を振りかけます。多くの仏教徒にとって、これこそ釈迦の中心的な教えである、摂生と煩悩からの解脱に再び精進する時なのです。多くの寺院で僧侶たちは、鳩の群れを籠から放ち、人類がこの世の束縛から解放されたことを示します。

    写真提供 Dorje tenzin (CC BY-SA 4.0) 修正済

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    ドラゴンボート フェスティバル (ちまき祭り)

    太陰暦の 5 月 5 日は、葉に包まれたちまきを味わったり、ドラゴンボートレースを観戦したりするだけの日ではありません。この日に古代中国の政治家であった屈原は、腐敗と不公正に抗議して汨羅江に身を投げた、という言い伝えがあります。漁師たちが屈原の自殺について聞いたとき、彼を探すためにすぐに船に乗って行ったと言われており、それにちなんで、ドラゴンボートレースの慣習が始まりました。また、魚が彼の体に食いつくのを防ぐため、漁師が川に米を投げたことから、ちまきを食べるという、楽しい伝統も始まったのです。

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    シンガポール トライアスロン

    • アドベンチャー

    シンガポール トライアスロンは、シンガポール トライアスロン協会 (TAS) が主催する毎年恒例のイベント。トライアスロンは、外海で 1.5km 泳いだ後に 40km 自転車で走り、その後 10km 走るという、過酷なレース。上記に加えて、距離が異なる他のさまざまなレースカテゴリー (学生、コーポレート、ミニトライアスロン) があります。このイベントはアジアカップシリーズの一部であり、トップ選手はアジアのトライアスロン選手のランキングにポイントが加算されます。

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    ハングリーゴースト フェスティバル

    中華圏の人々にとって、お腹を空かせた幽霊や霊があらわれるとされる月 (通常は 8 月) は、一年で最も不吉な時期。道教の信徒たちは、この時期に地獄の門が開き、死者の霊が世を自由にさまようと信じています。

    子供たちは夜遅くに外に出ない方がよいでしょう。不動産を購入したり、取引を成立させたりするのは不吉だと考えられています。株の専門家によると、この時期は株式市場も普段にはなく落ち着いているとのこと。幽霊は地獄であえいだ後に「空腹」になっています。

    道教の信者は、巨大な線香やろうそくを燃やすだけでなく、ケーキやフルーツをお供えしたり、時には宴会を催したりして、お腹を空かせた霊をなだめます。死んだ霊は死後の世界で同じものを持てると考えられているため、お金を模した紙銭のほか、時には車、家、携帯電話を模した紙製のお供えものを燃やします。霊を楽しめるために、ストリートショーが開催されることも。

    伝統と迷信にどっぷりと浸った雰囲気を味わえる時期なので、ぜひチャイナタウンを訪れてみては。

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    ハリラヤハジ

    イスラム教徒が聖地メッカへの巡礼を祝う、ハリラヤハジ。この宗教的な行事では、夜明けに動物を犠牲にし、モスクで祈りを捧げて祝います。

    イスラム教徒の家庭ではお互いの家族を訪問し、最も重要な巡礼を終えた人々は大きな注目を浴びます。

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    月餅祭り

    ランタンフェスティバルまたは中秋節としても知られ、通常 9 月に開催される月餅祭り。月が最も明るくなる時期であり、中国の太陰暦で 8 月 15 日にあたります。元々は古代中国で、秋の半ばに豊かな収穫を祝うものでした。

    そして、たくさんのロマンチックな伝説にまつわる祭りでもあります。ある言い伝えでは、中国人が小麦粉や油、蓮の実で作られた、丸いお菓子の中にメッセージを隠して連絡を取り、元王朝を倒したとのこと。別の言い伝えによると、月は伝説の嫦娥と彼女が飼っていたウサギの終の住処になったそう。だからこそ、晴れた夜にその姿が見えるかもしれません。

    現在でも、こうした伝説は月餅を食べる習慣に息づいてします。今では、その種類もさまざまで、モカクリームもあります。さらにこの祭りで有名なのは、ランタン。祭りの夜、子供たちは魚やリス、蝶の形をした (ハローキティも !) 色鮮やかなランタンに明かりを灯し、郊外の街角が光あふれるおとぎの国になります。

    チャイナタウンの通りでは、屋台で月餅やその他のひと口サイズの美味しい食べ物が販売され、盆栽の展覧会やお茶の実演などのイベントが開催されます。この時期は、夕方にジュロンのチャイニーズガーデンを散歩するのにも最適。数百個もの中国のランタンが公園に飾られるので、とてもきれいな光景になります。

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    シンガポール グランプリ

    シンガポール グランプリは夜間に開催される唯一の F1 レース。最高の音楽パフォーマンスとコース上の見事な走行が 1 つに融合します。今年のシンガポール グランプリは、昨年よりも規模が拡大し、モータースポーツや音楽で世界的に有名な顔ぶれを揃えているため、マリーナ ベイストリート サーキットが興奮の渦に包まれること間違いなし。F1 ファンにとってのエンターテインメントの価値を最大限に引き出しているシンガポール グランプリは、忘れられないイベントになるでしょう。単なるレースイベントでは決してありません。

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    九皇帝祭

    9 日間にわたる中華圏のお祭り。中国の太陰暦に基づいて、通常 9 月または 10 月に開催されます。アッパー セラングーン ロードにある九皇大皇廟あたりが一番の見どころ。イオチューカンロードの近くに、この寺院があります。

    中国系の信者たちが、太鼓とシンバルの音に合わせて、幸運や長寿、健康をもたらすとされる、9 人の皇帝神の再来を歓迎するため、騒々しいお祝いとなります。僧侶たちは自身の血で厄除けの字を書き、9 人の神のパレードで祭りは最高潮を迎え、それぞれが精巧な装飾の大きな御輿で運ばれます。

    写真提供 Basile Morin (CC BY-SA 4.0) 修正済

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    ナブラトリ

    10 月に 1 か月間続くヒンズー教の祭りですが、そのうちの 9 日間にわたって盛大な祝祭が催されます。タミル語で「9 つの光」を意味するナブラトリは、ヒンズー教の女神ドゥルガー、ラクシュミ、サラスワティを祭るためのもの。このイベントはシンガポール各地のさまざまなインドの寺院で祝われ、夜には特別な祈りのほか、伝統的なインドの音楽や踊りが捧げられます。

    祭りの中心である、タンクロードのスリタンダユタパニ寺院では、9 夜にわたって、礼拝や踊り、祝いの音が響きわたります。きらびやかな飾りを付けた馬の後ろをヒンズー教徒が練り歩く、賑やかな行進は 10 日目の夜に開催されるので、お見逃しなく。

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    ティミティ

    有名なヒンズー教の火渡りの祭りは、信者だけでなく観光客も注目の行事。チャイナタウンの中心部に位置するスリ マリアマン寺院では、10 月にヒンズー教徒たちが、女神ドラウパディの勇敢さに敬意を表して、4 メートルの真っ赤に燃えた炭の上を歩きます。奇跡的に無傷で歩くことができれば、忍耐力と信仰の試練である火渡りの儀式を無事に終えられた、ということ。

    ティミティ祭りは午後 2 時から、火渡りの儀式は午後 5 時から始まります。

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    ディーパバリ

    ヒンズー教の暦で最も重要な日であるディーパバリは、10 月のある日にあたり、リトルインディアでは、祭りは実質的に 10 月中ずっと続きます。

    ディーパバリは光の祭典であり、クリシュナ神が邪悪なナラカスラを倒したことを称えるもの。世界中のヒンズー教徒は、この日を闇に対する光の勝利、悪に対する善の勝利として祝います。ヒンズー教徒にとっての新年でもあり、喜びと新しいものを手に入れる時期。

    この期間にリトルインディアの夜は、道沿いの屋台や活気に満ちた音楽、そして色とりどりの明かりで賑わいます。自分にぴったりなサリーを探しに、またはインドの食べ物や香辛料の買い出しに来る人で通りはいっぱい。ヒンズー教徒の家にはオイルランプが灯され、甘いお菓子やジャスミンの花輪の供物が家族の祭壇に置かれます。

    リトルインディアの通りや寺院では、のぼりや小さなランプが通りに並び、ナイトバザールのアーチやゲートを彩ります。セラングーンロード全体がまばゆい輝きとともに新年を迎えるため、スリ ヴィーラマカリアマン寺院、スリ ヴァダパティラ カリマナンド寺院、スリ スリニヴァサ ペルマル寺院もライトアップされます。

    キャンベルレーンが 21 日間にわたって醸し出すのは、ストリートカーニバルの雰囲気。ディーパバリ フェスティバル ビレッジには、インドの衣装、宝石類、食品、家具、アート、工芸品を売る露店が並びます。日曜を除く毎晩、ディーパバリの夕べまで、国内外のアーティストが南インドと北インドの歌や踊りを披露します。

    写真提供 yeowatzup (CC BY 2.0) 修正済

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    シンガポールマラソン

    • アドベンチャー

    マラソンランナーが大集合 ! シンガポールで毎年恒例のスポーツイベントであるマラソンには、地元と海外の選手がどちらも参加します。地元の参加者もベテラン選手と走れるので、マラソンのコツを学ぶチャンスになります。シンガポールスポーツ評議会によると、マラソンでは持久力だけでなくメンタルの強さも測れるそう。長距離を走るのが好きな人にとっては、完走することが究極の目標でしょう。

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    クリスマス

    12 月 25 日のクリスマスは、シンガポールでもかなり本格的なイベント。クリスマスキャロル、深夜のミサ、キリスト降誕の再現、きらめくモミの木、そして派手にラッピングされたプレゼントなど、伝統的なクリスマスの魅力がすべてここに揃っています。

    もちろん、熱帯のシンガポールに雪はありませんが、ショッピングモールには「霜」が散りばめられています。また、子供向けに特別な製雪機が設置されるスポットも。この時期、多くのホテルでは、ハイティーとディナーにローストターキー、クリスマスプディング、ブッシュドノエルを提供します。

    クリスマスはオーチャードロードのショッピング街がイルミネーションで輝く時期。11 月中旬から 1 月上旬にかけて通りには、ヒイラギや鐘などの飾り付けが施され、夜には何千個もの電球に灯りがつきます。ショッピングモールでは、特別なクリスマスのパフォーマンスや聖歌隊のイベントが開催されます。数多くのショッピングセンターが「ベストドレッサー ビルディング賞」を目指して競い合うのも見もの。さまざまなテーマの素晴らしいショップエントランスやディスプレイをどうぞご覧ください。

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    大晦日

    シンガポール最大のパーティーナイトをお見逃しなく ! サンテックシティの巨大な「富の泉」で新年を祝いましょう。ライブミュージックやストリートダンスで、朝まで踊りつくせます。または、ビーチの雰囲気がお好みなら、リラックスしたムードのセントーサ島に向かいましょう。ここなら気分よくマルガリータを楽しめます。

    大勢と騒ぐよりも、大切な人と新年を迎えたいなら、特別なイベントを開催しているバーやレストラン、ホテルがたくさんあります。

    Penny Wong | 旅のプロ

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