カタールでおすすめの美術館と博物館ベスト 11

ムシェレブ博物館は、つましい小さな漁村として始まったドーハの歴史を紹介しています。この博物館では、ビン ジェルムード ハウス、カンパニー ハウス、ムハンマド ビン ジャーシム ハウス、ラドワニ ハウスという首都ドーハの最古のエリアにあった 4 つの歴史的建造物が展示場として使われています。

建物ごとにテーマが異なり、それぞれで古代奴隷制、石油とガスの発見、伝統、アラビア湾岸諸国の発展など、カタールの歴史を学ぶことができます。見学を終えたら、美術館のギフトショップやレストランにも立ち寄ってみましょう。アル ファイ レストランやエンパイア カフェでモダンなカタール料理を楽しめます。

カタール国立博物館では、カタールの歴史を臨場感あふれる形で詳しく紹介しています。この博物館は建築としても素晴らしく、ドーハのコーニッシュ沿岸という抜群のロケーションから美しい湾を一望できます。

館内は、カタールの歴史や文化を紹介する 3 つのテーマ、「始まり」、「カタールでの生活」、「カタールの現代史」に分けられています。最も注目すべき展示は、手刺繍された 150 万個の真珠、サファイア、ダイヤモンドが特徴の「バローダの真珠カーペット」です。美しく整備されている公園では、カタール原産の植物を観賞できます。見学後は、ぜひ博物館のカフェへ。ここではカタールの伝統料理を味わうことができます。

カタールのイスラム美術館 (MIA) は、伝統と現代が融合した空間です。石灰岩で覆われた建物が特徴のイスラム美術館は、ドーハの海岸沿いにあります。イスラムと芸術のつながりをテーマにしていますが、宗教関連の展示にこだわっているわけではありません。

MIA のコレクションには、1,400 年にわたって 3 つの大陸で活躍したイスラム職人の工芸品も含まれており、中東やアジアの伝統的なスタイルと技法を取り入れて生まれた作品 1 つ 1 つの起源を見ながら、何世紀にも及ぶカタールの歴史をうかがい知ることができます。博物館には、7 世紀のコーランなど、世界中の 15,000 点以上の珍しい写本や書物を所蔵する図書館も併設されています。

マトハフ : アラブ現代美術館は、ドーハのエデュケーションシティにある校舎を改装して建てられました。この地域で最大のアラブ美術コレクションを所蔵する美術館です。過去 25 年間に収集した 9,000 点の作品を展示し、カタール社会の変遷について紹介しています。

この博物館で注目すべき展示の 1 つが、ホロウフィヤ (アラビア文字の書道) です。無料のガイドツアーに参加すると、コレクションの各作品が持つストーリーを聞くことができます。博物館へのアクセスには、マトハフ バス (無料シャトルバス) を利用できます。

伝統的な型にはまらない芸術を探求する文化拠点として知られる、カタラ アート センター。開発が進むカタラ文化村のアートスペース内にあり、現代的で独創的な作品を展示しています。各アートに使用される媒体はさまざまですが、作品の多くは学際的なアプローチを用いたアートとなっています。

カタラ アート センターでは、アートイベントの企画やコンセプトの考案も行い、アラブ地域の新鋭アーティストが国内外でネットワークを構築できるよう支援しています。また、定期的にトークショー、レッスン、ワークショップも開催しており、基本的なアラビア書道、リサイクルアート、似顔絵の粘土彫刻など、さまざまなテーマで行われています。

シェイク ファイサル ビン カッシム アル タニ美術館 (別名 FBQ 美術館) は、カタールで最も著名なビジネスマンのプライベート アート コレクションを所蔵しています。アル サムリヤ ファームにあるこの美術館は、地元の石で造られた建物と伝統的な小塔を特徴とする文化的建築物でもあります。

各ギャラリーには 4 つの大陸から 50 年以上かけて集められた作品が並び、ジュラ紀から現代までのイスラムとカタールの風習を紹介しています。15 のホールに 15,000 点もの展示品があります。館内は、イスラム美術、乗り物、コインと通貨、カタールの遺産という 4 つのテーマに分かれています。ぜひこれら財宝、化石、珍しいコイン、手稿、織物をご覧ください。

バージニア コモンウェルス (VCUarts カタール) は、米国バージニア州にある名門芸術大学の中東支部です。複数の教育機関を擁する 12 平方キロメートルのキャンパス、エデュケーションシティに位置しています。展覧会はキャンパスで行われますが、すべて一般公開されています。

研究と教育の拠点である VCUarts は、カタールで最高のグラフィックデザイン、インテリアデザイン、美術史の拠点でもあります。国際的なアーティストのほか、VCU の学生や教員の作品も展示されます。その作品の多くは、学術的な観点からアートにアプローチしています。VCUarts の場所は少しわかりにくいので、確実な交通手段を事前に確認または手配しておくことをおすすめします。