
京都の人気観光スポット トップ 10
地元の人おすすめの京都で必ず訪れたい見どころガイド
歴史と伝統あふれる街並みが魅力の京都。日本の社寺建築を代表する金閣寺や清水寺、大政奉還が行われた二条城など世界遺産も数多く、春夏秋冬それぞれの季節に見どころがあることから、国内だけではなく、近年は世界各地からのリピーターも非常に多い、日本を代表する観光地です。嵐山や嵯峨野、鞍馬や貴船、宇治、大原など、郊外の豊かな自然に佇む社寺のコントラストの美しさもまた格別。色とりどりの京都の見どころをご紹介します。
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正式名称は鹿苑寺ですが、鏡湖池に映る金色の舎利殿があまりにも有名なことから、一般的には「金閣寺」と呼ばれています。室町幕府の 3 代目将軍・足利義満がここに山荘をつくったことが始まりです。1994 年には、「古都京都の文化財」のひとつとして、ユネスコから世界遺産の指定を受けました。絢爛豪華な北山文化を代表する建築物として、国内外にその名を知られる名刹です。金色に輝く 3 層の伽藍も見事ですが、金閣寺の美しさを高めているのは鏡湖池を取り囲むようにつくられた庭園でしょう。この庭園は「池泉廻遊式庭園」と呼ばれる禅宗の様式で、国の特別史跡及び特別名勝に指定された名庭です。新緑や紅葉、雪景色など、訪れる季節を問わず、四季折々の彩りを楽しむことができるでしょう。JR 京都駅や阪急河原町駅などからバスを利用してアクセスします。
もっと読む所在地 : 京都市北区金閣寺町 1
営業時間 : 9:00 ~ 17:00。(無休)
写真提供 Ray in Manila (CC BY 2.0) 修正済
銀閣寺

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銀閣寺は、室町幕府の 8 代目将軍・足利義政が、祖父である足利義満にならって建築した別荘がその始まりです。義政の死後は臨済宗相国寺派の禅宗となり、慈照寺と名付けられました。優美であでやかな金閣寺と比較される銀閣寺は、禅宗の影響を濃く受け継いだ簡素な「侘び寂び (わびさび)」の美が特徴で、東山文化を代表する建築物として世界遺産「古都京都の文化財」の一部を構成します。舎利殿が金箔で覆われた金閣寺とは異なり、通称「銀閣」と呼ばれる観音殿には銀は使用されていません。観音殿、そして日本最古の書院造りの東求堂は国宝指定。白砂で波を表現した銀沙灘 (ぎんしゃだん) や、円錐形の向月台 (こうげつだい)、それに錦鏡池 (きんきょうち) を中心とした池泉回遊式庭園など見どころは多く、何度訪れても飽きることのない完成された美しさです。JR 京都駅からバスが便利です。
所在地 : 京都市左京区銀閣寺町
営業時間 : 8:30 〜 17:00 (12 〜 2 月は9:00 〜 16:30)。(無休)
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後白河上皇の勅命を受けた平清盛が、1164 年に上皇の離宮の一角に建築した仏堂で、正式名称を蓮華王院本堂 (れんげおういんほんどう) といいます。その後焼失し、1266 年に再建されました。全長 120 メートルの本堂に柱が 33 本あることから、「三十三間堂」と呼ばれています。33 という数字は、観音菩薩の変化身の数に由来するものです。高さ 3 メートル以上ある本尊の千手観音坐像に加え、1000 体にもおよぶ千体千手観音立像が一堂に並ぶ様子は圧巻です。千体観音像の前には、それを守護する観音二十八部衆と風神・雷神像が立っています (すべて国宝)。平安時代につくられた 124 体の仏像を除き、湛慶が手掛けた本尊を筆頭に、いずれも鎌倉彫刻の傑作として名高いものばかりです。京阪七条駅から徒歩で 7 分、または JR 京都駅からバスを利用します。
もっと読む所在地 : 京都府京都市東山区三十三間堂廻町 657
営業時間 : 8:00 ~17:00 (11 月 16 日 ~ 3 月は 9:00 ~ 16:00)。年中無休。
伏見稲荷大社

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全国各地に約 3 万社あるとされる稲荷神社の総本山。赤い鳥居が続く千本鳥居は、世界的に有名な撮影スポットでもあり、海外から観光客が詰めかけます。夜になるとライトアップされる伏見稲荷大社は、時間を問わず参拝が可能。その歴史は古く、奈良時代の 711 年まで遡り、古くから五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就などのご利益を求める庶民の信仰を集めてきました。実は伏見稲荷大社は、広大な稲荷山全体が信仰の対象となっており、千本鳥居を抜けた場所にある「奥社奉拝所」からスタートし、約 4 キロの距離を 2 時間ほどかけて一周する「お山めぐり」で巡拝することができます。「熊鷹社 (くまたかしゃ)」、「上之社」、「長者社 (御劔社・みつるぎしゃ)」、「一ノ峰上社 (いちのみねかみしゃ)」、「眼力社」、「薬力社」など、数多くあるパワースポットめぐりも楽しみですね。
所在地 : 京都府京都市伏見区深草藪之内町 68
営業時間 : 境内の参拝は自由。(無休)
祗園

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京都の定番中の定番の観光コースが祇園です。京都を訪れたなら、石畳を舞妓さんが歩く古都の風情をぜひ味わってみたいもの。祇園にアクセスするには、京都駅からバスが便利です。八坂神社を中心に、門前町として発展したのが祇園ですが、それ以外に高台寺、建仁寺、知恩院、清水寺、青蓮院、法観寺など由緒正しい寺社が数多く集まるエリアでもあります。京町家の立ち並ぶ白川南通や花見小路、石塀小路は石畳になっており、とくに夜になるとぐっと雰囲気が高まります。ほかにも、縁切り縁結びで知られる安井金比羅宮、しだれ桜で有名な円山公園、清水寺から高台寺に抜ける「産寧坂伝統的建造物群保存地区」、霊山観音など見どころはたくさん。ぜひたっぷり時間を取って歩きたいですね。
所在地 : 京都府京都市東山区祇園町周辺
八坂神社

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日本三大祭のひとつで、毎年 7 月 1 日から 1 か月間開催される祇園祭は、京都の夏の風物詩ともいえる八坂神社の祭礼です。なかでも、ユネスコ無形文化遺産に登録された 17 日 (前祭) と 24 日 (後祭) の山鉾巡行は祭りのハイライトですが、チケットの入手は容易ではありません。八坂神社は年越しの無病息災を願う「をけら詣り」でも有名で、地元では「祇園さん」として親しまれています。八坂神社の境内には、本殿を取り囲むようにたくさんの社 (やしろ) があります。有名なものは、美のパワースポットとして舞妓さんも参拝する「美御前社 (うつくしごぜんしゃ)」、縁結びの神様である「大國主社」、悪縁を切る「刃物神社」、スサノオノミコトの荒御魂を祀った「悪王子社」など。アクセスは京都駅からバスが便利です。
所在地 : 京都府京都市東山区祇園町北側 625
営業時間 : 境内の参拝は自由。(無休)
京都御所

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1331 年から、明治維新による遷都 (1869 年) までの間、皇居として歴代の天皇がお住まいになっていた場所が京都御所です。かつては予約が必要で、ごく限られた期間のみ見学可能でしたが、2016 年から一般公開されるようになりました。重要な文化財が数多くある京都御所の歴史の重みを実感するには、宮内庁職員による約 1 時間のガイドツアーに参加するのがおすすめです。ガイドだけではなく、拝観料も無料なのが嬉しいですね。清所門 (せいしょもん) から入り、格式の高い紫宸殿 (ししんでん)、日常の暮らしの場だった清涼殿 (せいりょうでん)、さまざまな儀式が行われた小御所など、遠い昔に思いを馳せるひとときを過ごしてみるのはいかがでしょう。地下鉄今出川駅からバスに乗るのがおすすめです。
所在地 : 京都府京都市上京区京都御苑 3
営業時間 : 9:00 ~ 17:00。(入場は 16:20 まで)。月曜日定休。(祝日の場合は翌日)
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古くから平安貴族に愛され、さまざまな古典文学の舞台となった嵐山と嵯峨野。風光明媚な絶景の散策は、かつて貴族が川遊びを楽しんだ大堰川にかかる「渡月橋」からスタートです。世界遺産にも指定された天龍寺は、京都五山の 1 位を占めた格式の高い禅宗の名刹です。夢窓疎石が作庭した「曹源池庭園」は、約 700 年前の面影を今に残しています。撮影スポットとして名高い「竹林の道」では、人力車に乗るのもおすすめ。また、「キモノフォレスト」も人気の撮影スポットです。源氏物語の舞台となった野宮神社 (ののみやじんじゃ)、平家物語に登場する白拍子が暮らした祇王寺、多宝塔のある常寂光寺など、一日では回りきれない魅力あふれるエリアです。乗り物好きなら、「嵯峨野トロッコ列車」で渓谷美を楽しむのもいいですね。
もっと読む所在地 : 京都府京都市右京区嵯峨周辺および渡月橋周辺
宇治

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京都市の南部に位置する宇治は、京都駅から電車で約 30 分程度と簡単にアクセスできます。平等院や宇治上神社 (ともに世界遺産)、源氏物語にゆかりの深い宇治橋をはじめ、豊かな自然を舞台にさまざまな歴史が繰り広げられた場所です。水面に写った平等院鳳凰堂は、紅葉の時期がとくに人気。期間限定で夜間の特別拝観も行われます。平等院の鎮守社である宇治上神社の本殿と拝殿は、現存する最古の神社建築です。中国の明出身の隠元禅師が 1661 年に開山した黄檗山萬福寺は、創建当時と変わらない明朝様式の伽藍配置を今に伝えます。ここでは珍しい中国風の精進料理「普茶料理」をいただくことができます (要予約)。また、有名な宇治茶の里でもある宇治では、抹茶を使ったさまざまなスイーツを食べ歩くのも楽しみですね。
所在地 : 京都府宇治市
天橋立

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京都府北部の宮津湾にある天橋立は、宮城県の松島や広島県の厳島 (宮島) に並び、日本三景のひとつとして数えられる景勝地です。宮津湾に流れ込む野田川と、宮津湾に外海から流れ込む海流がぶつかり合い、海の中に砂礫が堆積することにより独特の地形が形成されました。天橋立のいわれは古く、イザナギノミコトとイザナミノミコトによる国つくりの神話までさかのぼります。松が生い茂る白い砂州が 3.6 キロメートルも続く天橋立には、「日本の道 100 選」にも選定された「橋立線」が走っており、歩いて渡ることも可能です。リフトに乗って標高 130 メートルの高さから一望できる「天橋立ビューランド」は人気のスポット。「股のぞき」で見る天橋立は、まるで龍が天に舞い上るような姿から「飛龍観」と呼ばれる絶景です。国定公園に指定された自然豊かなエリアなので、レンタサイクルで回るのもいいでしょう。京都駅から天橋立駅まで「はしだて号」が出ています。
所在地 : 京都府宮津市