映画のロケ地で登場人物になりきりたい映画ファンのために、パリでおすすめの映画ロケ地をご紹介します。世界有数の美しさを誇る都市、パリ。その美しさに魅了されて、これまで多くの映画監督がパリの通りや建物、橋を背景に映画を撮影しています。保存状態の良い史跡は時代物のドラマに最適で、幅の広い道路はドラマチックなカーチェイスのシーンにもってこいです。

    パリでは、映画のロケ地巡りも人気の楽しみ方の 1 つ。街を歩きながら、ハリウッドのアクション大作やミニシアター系の映画、またはクラシック映画で見た場所を見つけましょう。ここに挙げるおすすめの映画ロケ地を訪れれば、有名な映画監督が選んだ「光の都」の撮影スポットを実際に見ることができます。

    1

    シャンゼリゼ通り

    「シャレード」(1963) および「96 時間」(2008)

    シャンゼリゼ通りは幅が広く、並木が美しいパリの中心となる大通りで、17 世紀に整備されました。凱旋門、エリゼ宮 (大統領官邸)、コンコルド広場などのパリの有名な見どころが集まっており、パレード、パーティ、大きな祝典なども催されます。そしてあらゆる映画でパリの象徴として登場します。

    魅力あふれるスリラー映画である「96 時間」(2008) では、リーアム ニーソンが CIA のエージェントとシャンゼリゼ通りで秘密裏に接触します。また「シャレード」(1963) では、通り沿いにあるシャンゼリゼ庭園で人形劇が上演されているところでオードリー ヘップバーンとケーリー グラントが出会います。人形劇は今もこの公園のギニョール劇場で上演されており、1818 年から続く伝統を守り続けています。

    所在地 : Av. des Champs-Élysées, 75008 Paris, France

    地図
    2

    カフェ デ ドゥ ムーラン

    「アメリ」(2001)

    カフェ デ ドゥ ムーランは、いつの時代も人気のあるフランス料理のビストロ。石畳が素敵なモンマルトルの通りにあります。ここは「アメリ」(2001) でタイトル名にもなっている主人公が働いていたカフェでもあります。一風変わった若い女性のパリでの生活を描いた愛らしさがあふれる映画です。カフェは今も映画に登場したときの雰囲気のままで、このビストロがパリで人気を博している理由が感じられます。

    ここではクレーム ブリュレ ド アメリを注文してみましょう。バニラビーンズで風味を付けたクラシックなスタイルのクレーム ブリュレで、映画の中でアメリの好物として登場しました。アメリはフォアグラとオニオンがトッピングされたバーガーの名前にもなっています。また、メニューにはブルゴーニュ風牛肉煮込みと鴨のコンフィもあります。

    所在地 : 15 Rue Lepic, 75018 Paris, France

    営業時間 : 月 ~ 金 : 7am - 2am、土日 : 8am - 2am

    電話番号 : +33 (0) 1 42 54 90 50

    地図

    写真提供 Mig Gilbert (CC BY-SA 2.0) 修正済

    3

    サンテティエンヌ デュ モン教会

    「ミッドナイト イン パリ」(2011)

    ウディ アレンによる一風変わったファンタジー映画である「ミッドナイト イン パリ」(2011) には、美しいパリの風景がいくつも登場しますが、もし 1 か所だけ訪れるとしたらサンテティエンヌ デュ モン教会で決まりです。オーウェン ウィルソンの演じる主人公は、この 16 世紀に建てられた教会の正面にある広い階段から、ジャズ エイジと呼ばれる 1920 年代のパリにタイプスリップ。ヘミングウェイ、ダリ、ガートルード スタインといった人物に出会います。

    この教会には 17 世紀に作られたステンドグラスの窓、高度な装飾が施された年代物のオルガン、パリで唯一現存する内陣仕切りがあります。またパリの守護聖人であるサン ジュヌビエーブの墓があり、装飾が施された石棺の中で永遠の眠りについています。日が沈む頃に外の階段に腰かけて、映画で見たパリの風景を頭の中で再現してみましょう。

    所在地 : Place Sainte-Geneviève, 75005 Paris, France

    電話番号 : +33 (0) 1 43 54 11 79

    地図
    4

    ラ グランド カスカード レストラン

    「昼顔」(1967) および「パリで一緒に」(1964)

    ラ グランド カスカードの建物は、かつては王室の狩猟のためのロッジだったもので、パリで最も豪華なレストランと言われています。そのため、フランスを舞台とする数々の古典映画で使用されています。 物議を醸した映画「昼顔」(1967) では、カトリーヌ ドヌーヴが演じるセヴリーヌが恋人と待ち合わせるレストランとして登場。

    さらにロマンチックな作品としては、ロマンチック コメディの「パリで一緒に」(1964) でウィリアム ホールデンとオードリー ヘップバーンがパリで食事をする場面に登場します。豪華なインテリア、そして壁一面の窓を縁取る鉄製の窓枠は優雅なアールヌーボー様式と、ロマンスを楽しむにはぴったりの場所。テラスに座って、レストランを取り囲む美しい公園、ブローニュの森の眺めを楽しみましょう。

    所在地 : Carrefour de Longchamp, 75016 Paris, France

    営業時間 : 毎日 : 12:30pm - 1:30 pm、7:30pm - 9:30pm

    電話番号 : +33 (0) 1 45 27 33 51

    地図

    写真提供 Remi Jouan (CC BY 3.0) 修正済

    5

    ビル アケム橋

    「インセプション」(2010) および「ラストタンゴ イン パリ」(1972)

    ビル アケム橋は、流れるようなアールヌーボーのデザインが生かされた優雅な形の鉄橋。その名前は第二次世界大戦の戦闘にちなんだもので、戦死したフランス人兵士に捧げられた記念プレートが多数飾られています。この橋は「インセプション」(2010) の中で、アリアドネが夢の中で作った不気味な鏡の橋として使用されました。

    また「ラストタンゴ イン パリ」(1972) でマーロン ブランドが恋人に初めて出会った場所でもあります。この橋の上からはエッフェル塔が見えることもあり、ファッションの撮影や結婚式の写真を撮るスポットとしても大人気。この橋からは、セーヌ川の中央部に作られた美しい公園、アレ デ シーニュ (白鳥の散歩道) へ行くことができます。

    所在地 : Pont de Bir-Hakeim, 75015 Paris, France

    地図
    6

    ヴァンドーム広場

    「おしゃれ泥棒」(1966)

    ヴァンドーム広場はパリの中心にあるエレガントな広場で、17 世紀にルイ 14 世によって造られました。優雅な列柱を配した建物は、高級ホテルや、パリ市内でも最も高級なブティックの店舗となっています。「おしゃれ泥棒」(1966) では、ピーター オトゥールがホテルのバルコニーからブーメランを投げ、その腕を試すシーンがありますが、それがこのヴァンドーム広場です。

    また、「ボーン アイデンティティー」(2002) での高速でのカーチェイスの最中にもヴァンドーム広場が映るほか、「ダ ヴィンチ コード」(2006) でラングドンが泊まるおしゃれなホテルもここにあります。広場の中心に立つ青銅の塔は、敵から奪った数百門の大砲を溶かして造ったもの。最上部にはナポレオン ボナパルトの像が据えられています。

    所在地 : Place Vendôme, 75001 Paris, France

    地図
    7

    オテル ド スービーズ

    「マリー アントワネット」(2006) および「ミッション : インポッシブル / フォールアウト」(2018)

    オテル ド スービーズはパリでも有名な映画のロケ地。さまざまな時代のドラマに利用されています。最も有名な映画は、ソフィア コッポラ監督の豪華な歴史大作「マリー アントワネット」(2006)。ベルサイユ宮殿として利用されました。いくつかのシーンが応接室で撮影されています。パウダーブルーと金で凝った装飾が施され、シャンデリアは驚くほどの美しさです。

    18 世紀に建てられた豪邸と、幾何学的な形の整形式庭園。オテル ド スービーズは「ミッション : インポッシブル / フォールアウト」(2018) でホワイト ウィドウのパリの邸宅として、また「ジャッカルの日」(1973) のオープニング シーンではフランス大統領の公邸として利用されました。現在では国立公文書館としての役割も果たしており、年間を通じて展覧会やミュージカルの公演などが催されています。

    所在地 : 60 Rue des Francs Bourgeois, 75003 Paris, France

    地図
    8

    プロムナード プランテ

    「ビフォア サンセット」(2004)

    • 写真
    • 格安

    プロムナード プランテは約 5km にわたって続く遊歩道で、廃線となった鉄道の高架を利用したものです。パリの中心部を通ってバスティーユからヴァンセンヌの森まで延びており、パリの美しい家並みを眺めることができます。この遊歩道は整形庭園によく似ており、大きな樹木、アーチ型の棚に絡まるバラ、そして日の光を反射する小さな池などが美しく配置されています。

    ビフォア サンセット」(2004) では、イーサン ホークとジュリー デルピーがこの遊歩道沿いにロマンチックな散歩を楽しんでいました。この映画には、他にもパリの名所であるポン ヌフやシェイクスピア アンド カンパニー書店も登場するので、パリ好きならば次の旅行の前に見てみることをおすすめします。

    所在地 : 1 Coulée verte René-Dumont, 75012 Paris, France

    地図
    9

    サン シュルピス教会

    「ダ ヴィンチ コード」(2006)

    17 世紀に建てられた壮大なサン シュルピス教会。有名なフランス人画家、ジェーヌ ドラクロワが描いたフレスコ画があることで有名です。この教会は「ダ ヴィンチ コード」(2006) で聖杯の発見につながる重要なヒントの 1 つを握る場所として登場し、有名になりました。

    映画では登場人物がサン シュルピス教会を訪れて、パリの子午線を表す異教徒の天文記号である「ローズ ライン」を目にします。ローズ ラインはフィクションですが、この教会には床に真ちゅうの直線が埋め込まれており、これは南北に向かって延びています。この線上に、黄金の円盤と大理石の飾り板で春分と夏至が示されています。

    所在地 : 2 Rue Palatine, 75006 Paris, France

    営業時間 : 毎日 : 8am - 7:30pm

    電話番号 : +33 (0) 1 42 34 59 98

    地図
    10

    ポン デ ザール

    「ボーン アイデンティティー」(2002) および「セックス アンド ザ シティ」(2008)

    • 歴史
    • カップル
    • 写真
    • 格安

    ポン デ ザールは、両側の欄干に何千個もの小さな南京錠が取り付けられていることで有名な橋。恋人同士が自分たちの名前を書いた南京錠を取り付け、永遠の愛を誓うということで人気のスポットになっています。ポン デ ザールは「セックス アンド ザ シティ」(2008) で、ミスター ビッグとキャリーがこの橋の上でキスをするというドラマチックなラストシーンに登場します。

    いくつものアクション映画にもこの橋は登場します。たとえば、「ボーン アイデンティティー」(2002) では、ジェイソン ボーンがここからミステリアスに姿を消し、強盗団が活躍する「グランド イリュージョン」(2013) でもドラマチックなラストシーンに使用されています。この橋で写真を撮ったら、北岸にあるルーヴル美術館や凱旋門へと向かいましょう。

    所在地 : Pont des Arts, 75006 Paris, France

    地図
    Victoria Hughes | コントリビューティングライター

    旅行の計画をスタート !

    ページトップに戻る

    Maps