ロンドンの街はとにかく広大で規模も大きく、どのエリアを訪れるかを決めるのもひと苦労です。実際、世界最大の都市の 1 つであり、旅行者には手ごわい場所だと言えるでしょう。ロンドンのほとんどの地域では交通機関の接続が良好ですが、地下鉄を利用するつもりであれば、路線が広範にわたって充実していることを考えて、テムズ川北部に位置するホテルを予約することをおすすめします。

    ロンドンの各エリアには、それぞれ独自の特徴があります。活気があり、ショッピングやナイトライフに最適なエリアもあれば、多くの美術館や有名な観光スポットが集まるエリアもあります。たまには都会の喧騒から逃れたいと願っている人におすすめの場所も、ちゃんとあります。ここでご紹介するロンドンで最も人気のエリアをチェックして、滞在先を決める際の参考にしてください。

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    グリニッジ

    海洋国家イギリスの原点

    テムズ川の南岸にあるグリニッジ。DLR が開通し、ジュビリー線が延伸するまでは、ここは旅行者にとって魅力的ではない場所でした。しかし現在では見逃せない観光地であるだけでなく、従来は孤立した場所であったことから村やコミュニティの雰囲気が色濃く感じられる場所となっています。

    この地域には興味深い見どころがたくさんあります。まずはカティーサーク号へ。世界で唯一現存しているティークリッパーです。また国立海洋博物館もおすすめです。ここはサー クリストファー レンが設計した旧王立海軍大学の中にあります。レンはセントポール大聖堂を設計したことでも有名です。グリニッジ パークにあるグリニッジ天文台では、グリニッジ子午線をまたぎましょう。グリニッジ マーケットを訪れれば、魅力的なアートや工芸品に出会えます。観光の締めくくりには O2 へ。レストランもあり、コンサートも楽しめる素敵な場所です。

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    ノッティング ヒル

    ロンドンで最も有名なカーニバルが行われる場所

    ノッティング ヒルはロンドンでも最も魅力的な地区の 1 つ。映画のロケ地としても有名です。ノッティング ヒルの名を最も有名にしているのは、年に 1 度のカーニバル。西インド諸島出身の人々によって、8 月最終週の祝日に開かれます。ヨーロッパ最大規模のストリート パーティーとされており、必見です。

    ここは 1 年中いつでもにぎやかな場所。昼間は、パステルカラーで彩られたエレガントな豪邸を眺めたり、人気のあるポートベロー マーケットでアンティーク品を探したりしてみましょう。ブランド博物館を訪れて懐かしい思い出に浸ったり、1910 年に建てられたエドワード朝様式の歴史ある映画館であるエレクトリック シネマで映画を見たりするのもおすすめです。

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    ショーディッチ

    ロンドンの東部にあるトレンディな地区

    シティ オブ ロンドンの高層ビル群から歩いて行くことができるショーディッチ。金融街とはまったく異なる雰囲気を持つ地区です。同様にトレンディなホクストンと合わせて、流行の先端を行くヒップなバー、個性的なレストラン、スタイリッシュなホテルなどが実にたくさんあります。

    ショーディッチの通りを散策すれば、目に飛び込んでくるのがストリートアート。特にナイトクラブのカーゴにあるバンクシーのプードルは必見です。この地区はスピタルフィールズを訪れるのにも便利です。かつてはロンドン最大の青果市場がありましたが、現在では古着やモダンなインテリア雑貨などが手に入るとして人気の場所です。充実したナイトライフを楽しめるのもショーディッチの魅力。ブリックレーン沿いにトレンディなバーやクラブがあります。

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    写真提供 Fred Romero (CC BY 2.0) 修正済

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    カムデン

    ノース ロンドンのかつては寂れた街がオルタナティブな地区に

    高級住宅地化が進む一方で、カウンターカルチャーのメッカとされるカムデン。1970 年代にはこの地でパンクが誕生し、ラモーンズ、セックス ピストルズ、ザ クラッシュなどのバンドがラウンドハウスのステージに上がりました。彼らの活躍が後のエイミー ワインハウスやアデルへとつながります。

    カムデン マーケットで売られているオルタナティブな商品は尽きることがありませんが、このマーケットはロンドンでも指折りの人気を誇るメインストリームの観光地でもあり、特に日曜日は必見です。このマーケットに含まれるカムデン ロック マーケットは主に工芸品が、以前は馬の病院であったステーブルズ マーケットでは衣類が主に販売されています。ヒップなギャラリー、にぎやかなバー、さまざまなスタイルのストリートフードが目当てならば、カムデン地区でホテルを探すのがおすすめです。

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    サウスバンク

    活気にあふれたロンドンの文化の中心地

    文化とアートの代名詞とも言われているサウスバンク。テムズ川沿いにロイヤル フェスティバル ホール国立劇場BFI サウスバンクなどが並んでいます。公演を見る前や後には、OXO タワーのようなエレガントなレストランで食事をしたり、ガブリエルズ ワーフにあるブティックを覗いたりしてみましょう。

    サウスバンクにある見どころは敷居の高いものばかりではありません。大観覧車のロンドン アイからはロンドンの素晴らしい眺めを楽しめます。対岸には国会議事堂がそびえ立っています。またシーライフ ロンドン水族館ナムコ ファンスケープは家族で楽しめます。

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    ケンジントン

    世界的に有名な博物館があることでも有名な高級感のある地区

    ケンジントンにある赤レンガの大豪邸。現在では内部は豪華なアパートメントに分けられていますが、裕福な特権階級によって形作られてきた長い歴史を思い起こさせます。それがまさにケンジントン宮殿です。その大広間は訪れる人の目を釘付けにしますが、非公開のアパートメント部分は、ウイリアム王子を始めとするロイヤルファミリーの住まいとなっています。

    この地区には、ロンドンでも指折りの博物館である科学博物館自然史博物館などがあります。ハイドパークと道路を挟んで向かい合うロイヤル アルバート ホールも人気のあるロンドンの観光名所です。

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    リトル ベニス

    ウエスト ロンドンにある静かなスポット

    リージェンツ運河とグランドユニオン運河の合流点にあるリトル ベニス。ロンドンっ子の日々の暮らしを垣間見たいのであれば、リトル ベニスはきっと気に入ることでしょう。ほとんどは住宅地ですが、ユニークな人形芝居の劇場や、美しい庭園などがあります。

    引き船道沿いを歩いたり、何軒もあるカフェでコーヒーを楽しんだり。またリトル ベニスのセールスポイントはパディントンやカムデンに近いこと。伝統的なナローボートに乗り込んで、リージェンツ運河沿いの船旅をのんびり楽しみながら、カムデン ロック マーケットへ向かいましょう。

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    ハムステッド

    素晴らしい眺めを楽しめるノース ロンドン地区

    ハムステッドはロンドンの中心部からは外れていますが、足を運ぶ価値のある場所です。最も有名な場所がハムステッド ヒース。この丘の高いところからは、ハムステッドだけでなくロンドン全体を見渡すことができ、見逃せない眺めの 1 つです。

    また建築学的に見るべき価値のある建物がいくつかあります。ハンガリー人の建築家であるエルノ ゴールドフィンガーは、モダニストのための住宅をこの地に建築。その際、彼は近くに住んでいた 007 シリーズの作者であるイアン フレミングの不評を買い、ボンドの敵役の名前に選ばれてしまったと言われています。その点、セントジョンズ教会は物議を醸さないでしょう。ここの墓地には、偉大な画家であるジョン コンスタブルや、経度測定機を発明したジョン ハリソンの墓があります。

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    コヴェント ガーデン

    日暮れ後に輝き始める活気にあふれた地区

    にぎやかで活気あふれる通りを歩いてみたいなら、コヴェント ガーデン付近に泊まるのがおすすめ。大道芸を見たり、ショッピングや食事をしたりなど、市の中心部にあるこの地区は訪れる人を飽きさせません。中心部にあるコヴェント ガーデン マーケットは元々は青果を売る市場でした。現在では芸術品や工芸品を扱うマーケットとなり、オリジナルの水彩画から手作りの石けんまで、さまざまなものが売られています。

    ドルリー レーン シアターライシアムノヴェッロ、そしてロイヤルオペラハウスなどは、ウェストエンドにある歴史ある劇場のうちのごく一部。劇場を訪れる人々のためにレストランも多数あります。食事をしっかりと楽しむなら公演後に訪れるレストランを予約しておくか、近くのチャイナタウンまでブラブラと歩き、本格的な中華料理を味わいましょう。

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    ナイツブリッジ

    高級住宅街とショッピングの街

    ナイツブリッジは豊かさの代名詞。ハイドパークに隣接する高級住宅地であり、世界各地から訪れる富裕層が散在する場所でもあります。彼らが向かうのは、緑色の日よけとエジプト風の階段で有名なデパートのハロッズ、そして故ダイアナ妃がお気に入りだったハーヴェイ ニコルズ

    数世紀前までは市内でも手つかずの荒れた土地でしたが、現在では大使館や高級ブティックが並ぶ街となっています。そして通りには飾り立てたスーパーカーが並び、不動産業者のウィンドウには数百万ポンドの住宅の広告が貼られているなど、思わず立ち止まって目をこらす場所となっています。いろいろな夢を抱いてみませんか。

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    Julia Hammond | コントリビューティングライター

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